カミソリの刃を作るには、砥石が必要です。種類は「修正研ぎ」・「仕上研ぎ」と各種各様
その必要に応じて使い分けます。最近は使い捨ての替刃がシェービングに使われている
ため、刃を再生する砥石の存在価値がすくなくなってきています。
 しかし、替刃には頼らないぞ…とレーザー・日本カミソリをご愛用の方もたくさんおられま
すし、それぞれのカミソリの切れ味を大切にしたいと言われる方もまだおられます。
 そこで砥石についての考え方をご紹介します。

 良い刃を作るには、第一条件としてその刃を作る砥石の性能が問題になります。すなわ
ち砥面の研削力と均一性・砥面の平面度・砥石の使い方等々、ハードウエアー(物)として
の砥石と云うよりも、ソフトウエアー(砥石を使うテクニック)面が非常に重要です。
 水研ぎよりも緻密な刃がつく…ということで油研ぎをしている人がおられますが、

      油研ぎは  @目つまりしやすい
              A砥面修正が手間で面倒
              B研磨作業が汚れやすい     
                                   などの欠点があります。
 これらの欠点を補うだけのメリット(緻密な刃がつく)が本当に有るならまだしも、決定的な
証明がされませんので一般的にはお勧めできません。
砥面の精度の測定
  砥石を目の高さに掲げて、明るい方を向きます。そして、測定定規を砥面上の各所にあてて、隙間のでき具合を目測します。
 通常、良く使われる砥面の中ほどが凹になっており、砥面修正をこまめにしないでおくと、それはそれはひどく変形しています。砥面が平面から大きく姿を変えているということは、その上で研がれる刃物も大きく元の姿を変えている、いや、変えられている…といっても過言ではありません。
 早めの砥面修正が砥面の精度を高め、それによってより正確な研磨ができることになります。
砥面修正運動

  @の円運動は、「かまぼこ」型の砥面を作りやすく、Aの力を入れての修正は、「片減り」した結果になりやすい。またBの定盤からはみ出ると、長手方向の中央部が削られて凹に狂い、Cの横方向に動かすのは、@とは異なるものの、一つの「かまぼこ」型になりやすい。
 手作業は常に、人間の持つぎこちない動作に秘められる誤さとの戦いですから、その誤差の発生が一番少ないだろうと考えられる方法・工夫が求められています。

 D砥石の重心を親指と中指でかるく持ち(砥石の重みで)、誤差の少ない長手方向に、定盤からはみ出さず、小刻みに右から左・左から右と定盤内を平均に移動させます。この時、磨き砂(クレンザー)を少量の水と共に、時々散布させて砥面修正の促進剤とします。
砥面の観察
 砥面修正中にどの程度まで修正が進んできたかを、時々観察しなければなりません。砥面の水気を拭き取り、目の高さに掲げてみますと、定盤との接触面(修正されつつある面)は鈍い光沢面となっています。この鈍い光沢面が、あと数回で無くなるだろうと思われた時に、そのあと数回をしたときが、一番正確な平面になったときです。
《宿題》 
 砥面が凸になっている砥石は、どのように修正するのでしょうか? 
通常使っていて砥面が凸に変形することはありませんが、人サマザマ、断定は出来ません。
しかし、砥面修正をし過ぎると凸になることは避けられません。
そんな時にはどの様にしてその凸変化した面を平面にもってゆけば良いのでしょう?
すこし、考えてみてください。  解れば、メールでご返事下さい。
 「どうしても、思い付かない」けど知りたい…方もメール下されば、説明メールを差し上げます。

                              
 


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