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今夜の番組チェック

2001年10月23日発行
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音楽生活 [YINYUE SHENGHUO]                      No.003
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http://www.hoops.livedoor.com/~frostedglass/
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▼もくじ▼

■ お知らせ:岸野雄一 トーク&ライブ@和光大学 情報提供:うさ@かずみ
■ 特別寄稿:今、このレコードが聴きたい! 文:風街まろん
■ ウツボカズラ日記 第3回 「2001年10月〜18,19日」
■ レポート:ドンツクビートの夜はふけて 文:ウツボカズラ
■ あとがき   

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■お知らせ:岸野雄一 トーク&ライブ@和光大学 

「モンド・ミュージック」の執筆や京浜兄弟社に在籍していたことで
良く知られるスタディスト、ヒゲの未亡人こと岸野雄一のトーク&ライブ!
音楽好きはどなたもこぞってお集まりください。

日時:2001年11月4日(日)
場所:和光大学A棟前ステージ
料金:入場無料

●15:45〜 「ヒゲの未亡人ライブ」
●16:30〜 「岸野雄一(スタディスト)x野々村文宏(音楽評論家)音楽対談」

お問い合わせ charlesbunny@nifty.comまで

和光大学へのアクセス 小田急線鶴川駅徒歩10分
詳細は http://www.wako.ac.jp/acses.htm

▽岸野雄一ホームページ it must be reformed with a hammer
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Guitar/4327

▽京浜兄弟社について(History of Manual of Errors)
http://www.manuera.com/history.html


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■特別寄稿:今、このレコードが聴きたい! 文:風街まろん

かぐや姫『三階建の詩』

趣味の良いものばかりつまみ食いしていてはいけない。
「はっぴいえんど」ではない、恥ずかしい70年代。
忘れようとした過去の中にも、宝は埋っている。

てなわけで、かぐや姫『三階建の詩』。
かの「神田川」大ヒットを受けて発表された代表作。
しかし、ここで勧めたいのは、
「22才の別れ」でも「なごり雪」でも「赤ちょうちん」でもない。
山田パンダの作品「あの日のこと」「君がよければ」なのだ。

かぐや姫という、典型的な四畳半フォークのグループにあって、
山田パンダは一人、 細野晴臣や小坂忠、西岡恭蔵らに通ずる、
カントリー・ロックな音楽性を持った人だった。

この人がかぐや姫のメンバーではなく、
ベルウッドからソロデビューしていれば、歴史的評価は違っていたのでは。
演奏陣も何気に豪華なので、中古盤ででも一聴されることをお勧めする(安いし)。
ああ、ここまで書いて、無性に聴きたくなってきたのだが、
実家に置きっぱなしだよ。ダメじゃん。

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◇セルフ-プロファイル

風街まろん(かぜまちまろん)
謎の暇人。つれづれなるままにDWWW(細野晴臣/デイジーワールドディスク
オフィシャルサイト)等のBBSに長文カキコで居座る。さすがにうしろめたくなった
のか、現在ホームページ開設を画策。武蔵境から中野までを自転車で徘徊。
個人的デフレスパイラルがもりもり進行中。

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■ ウツボカズラ日記  第2回 2001年10月18〜19日 踏み間違えてばかりデイズ

10月18日(木):朝から雨降り。5時半起床。
品川駅から歩いて、M養護学校高等部へ。

近年中学校教員免許取得希望者には介護等体験という
特殊教育学校および社会福祉施設での計7日間の作業が課せられている。
養護学校では基本的に特定の生徒に付いて、担当教諭の指導の元、
生活介助などを行う。

いかに日々ことばを頼って生きているか、ノンバーバルなコミュニケーション、無垢さ。
さまざま感じ、考える一日だった。学校の音楽室は東京港を対面にしていて、雨に煙る
レインボーブリッジが良く見えた。もちろん行く道はそこはかとない潮のにおい。
なんだか哀愁だった。

帰宅してQUIETONE.NETのArchivesで「『牧歌テクノ』で、まったり」拝読。
エレクトロニカ系についてはじつはすごく疎い。はずれるのが恐くてなかなか買えな
いでいたり。彼らの作品はレンタル店に並ぶものももちろんとても数が限られている。
また流通する数が少ないから、これぞと思ったものもすぐに一般店頭から消えてしまう、
やっかいな?いや、細野晴臣のことばを借りるなら「消費されることを拒否した」
アンビエント・テクノ以来の音楽の流れだろう。

午後11時より、総合テレビで「トップランナー」視聴。スガシカオ登場。J-WAVE
深夜での「アクロス・ザ・ビュー」以来のファンとしてはここまできた感あり(ちと
オオゲサか)。名曲「坂の途中」をTHE FAMILY SUGAR(バックバンド)のギタリスト
間宮工のフォローのもと弾き語る。聴きながらさまざま思い出した。この3年ぐらいの
ことを.......。

「坂の途中」はニューアルバム『Sugarless』に収録されたものもいいのだが、
’98年にリリースされたシングル「ストーリー」のカップリングとしてのできが
かなり良かった。興味のある方はシングルCDを探してお聴きになることをおすすめ
します。そういえば「坂の途中」は「アクロス・ザ・ビュー」でのエンディング曲
でもあった。Time Flies, Kabocha Fried.

▽『牧歌テクノ』で、まったり。
http://www.quietone.net/texts01.html
鈴木惣一朗/World Standardオフィシャルサイト、QUIETONE.NET内の記事です。

▽FLIP SIDE of the moon
http://www.ymo.net/~motohiro
「『牧歌テクノ』で、まったり。」を執筆された山下スキルさんのサイトです。

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10月19日(金):昨日とはうってかわって晴天。
養護学校へ。音楽の授業が楽しかった。生徒がみんな快活ですごくよかった。
背筋をまげてPCに向い、ヘッドホンを頭に乗っけてレコード屋をまわり、
CDを買うことばかりに精を出しているのはつくづく不健康だな、と思った。
いろんな場所で音楽を楽しもうと思う。大きな声でぼくも一緒に「うたえバンバン」
をうたう。気持ち良かった。エゴラッピン『満ち汐のロマンス』は相当良いので
聴いてみよ、と某筋より連絡あり。BOX東中野に寄り、帰宅。

夕食後「ふたりのビッグショー」を観る。沢田研二と志村けんの共演。
「東村山音頭2001」が疲れた頭と体に心地よい。全身のねじを外してコントに笑う。
ここのところほんとうにさえない日々なのだが(詳細はもちろん割愛!)音楽のおか
げでなんとか幾分あざやかになっている。自分から音楽を取ってみたら何が残るのか
と思うとぞっとする。音楽に楽しみを見出せるだけでどれだけ日々救われていることか。
キース・ジャレット『AT THE DEER HEAD INN』聴きながら、消灯。

▽BOX東中野
http://www.mmjp.or.jp/BOX/

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■感想レポート:ドンツクビートの夜はふけて 文:ウツボカズラ

去る10月20日、『大元神楽の夕べ』を観てきた。神楽とは神社で神を祭る時に
奏する舞楽をいい、いわゆる御神楽(宮廷神楽)と里神楽がある。大元神楽は
もちろん伝統ある里神楽である。
今回の催しは和光大学表現学部イメージ文化学科の山本ひろ子氏が中心となって、
和光大学表現学部イメージ文化学科主催により同大第1体育館で行われた。
出演は、島根県市山神友会、高知県大栃高等学校郷土芸能同好会。

5時開演の前にオープニング・コンサートとして民族楽器と舞踏による「神遊び 
花の輪籠」が行われていた。有志の大学生と指導教員によるもので、二胡(中国の弦楽器)や、
ティンクリ(バリ島の竹琴)、ジェンベ(アフリカのパーカッション)などを
つかったユニークなものだった。

開演挨拶のあと、市山神友会による「太鼓口(どうのくち)」と呼ばれる神楽が
始まった。大胴(大太鼓)のぶっといビートの上に、ミニマルな笛が遊び、小太鼓の
軽快な乾いた音に、鉦(かね)が細かいリズムを刻む。微妙なタメのある、初めて聴く
にはいやに懐かしいドンツクビートが気持ちいい。

次に印象的だったのは、4番目の出し物の「山の大王」。歌と踊りを挟みつつ、
大王(山の神)と祝詞師の軽妙な会話が(現代語で)交わされ、神楽の中でも
笑いの要素が重視されていることがよく分かる興味深いパートだった。

15分間の休憩の後、大栃高等学校郷土芸能同好会による「いざなぎ流の舞神楽」の
特別公演。休憩の間に日本酒を舐めていたせいもあってか、反復中心の舞楽が
催眠的な感覚を誘い、妙に心地よかった。

最後に鑑賞したのは、「四剣(しけん)」と呼ばれる神楽。4人の戦人による剣舞だが、
勇壮な音楽に比べて、剣舞についてはかなり様式化・洗練化されている印象を受けた。
時間が許さず、中座することになったのはつくづく残念であり、体育館は音響的には
問題があるものの、貴重な体験ができ、たいへん楽しかった。

▽神楽イベント実行委員会(山本ひろ子研究室)
http://www.wako.ac.jp/~hiroko/index.html/

▽市山神友会
http://isweb18.infoseek.co.jp/area/ishizu_h/index.html

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■ あとがき  

第3号です。肌をやさしく刺しぬくような日差しに妙に憂いを感じる
今日この頃ですが、レポートにあるように『大元神楽の夕べ』に
行ってまいりました。会場の体育館入り口ではおいしいおでんや、手作り餅、
各種酒類などもふるまわれ‘静かなお祭り’気分でなかなか楽しかったです。

今回のレポを読まれて神楽について興味を持たれた方は、刊行されたばかりの
別冊太陽「お神楽」(平凡社)をご覧になるのもよろしいかと思われます。
実に充実しています。初心者にもマニアにも(!?)お勧めの1冊です。

それでは、いつも心に音楽を。魂にはロックを。
今号以降、各分野の執筆陣による寄稿が増える予定です。
なにとぞご期待下さい。
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【執筆協力】風街まろん(特別寄稿、含セルフ-プロファイル)
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