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トップページに戻る Update 2003-06-01

DVDビデオの音声ストリームの比較

 日本やアメリカのテレビ規格NTSC向DVDビデオの音声ストリームには,リニアPCM(LPCM)またはドルビーデジタル(AC3)が使われる。 ヨーロッパのテレビ規格PAL向DVDビデオではこれらに加えて「MPEG-1 Audio Layer-2(エムペグ・ワン・オーディオ・レイヤ・ツー)(MP2/MPA)」も使われている。

 MPEG-2(エムペグ・ツー)とMPEG-1の音声ストリームにもMP2が使われている。ただし,同じMP2でもサンプル周波数もビットレートも違っている。 また映像はMPEG-2であっても音声はMPEG-1であるのでマチガイのないように。 因みにパソコンでよく使われるMP3は,「MPEG-1 Audio Layer-3」である。

 MPEG-2からDVDビデオをつくるとき普通のソフトでは音声はMP2のまま流用される。 NTSC向DVDビデオでは規格外となってしまうがソフトウェアDVDビデオプレーヤーでも据置型DVDビデオプレーヤーでも問題なく再生できるようである。MP2がPS2で再生できるかは検証されていない。

対象 種類 ビットレート サンプル
周波数
ファイル
拡張子
ファイル
サイズ
DVD-Video リニアPCM(LPCM) 1536kbps 48kHZ wav 10.986MB/min
ドルビーデジタル
AC3  3+2.1ch
384kbps
448kbps
48kHZ ac3 2.746MB/min
3.204MB/min
ドルビーAC3   2ch 192kbps 48kHZ ac3 1.373MB/min
DVD-Video用MPEG-2 MPEG Audio 〜384kbps 48kHZ mp2/mpa 2.746MB/min
Video-CD用MPEG-1 MPEG Audio 224kbps 44.1kHz mp2/mpa 1.602MB/min
Audio-CD リニアPCM(LPCM) 1411.2kbps 44.1kHz wav 10.093MB/min

 オーディオCD(音楽CD)はサンプル周波数44.1kHzのリニアPCMである。 これをリッピングするとWAVファイルができる。リニアPCMは無圧縮なのでビットレートは次のようになる。
    44.1kHz×16ビット×2ch = 1411.2kbps(キロビット毎秒)(k = 1000)
 DVDビデオのリニアPCMは周波数48kHzであるのでビットレートは次のようになる。
    48kHz×16ビット×2ch = 1536kbps(キロビット毎秒)(k = 1000)
リニアPCM以外の圧縮されているビットレートは圧縮率で決まる。逆に圧縮ファイルサイズとWAVファイルサイズの比を圧縮率という。

 ファイルサイズはビットレートだけで決まり1分当りのファイルサイズは次のように計算する。
    DVDビデオLPCM;  1536000bps×60秒/8ビット/1024/1024 = 10.986MB/min(メガバイト毎分)
 リニアPCMのファイルサイズは約10MB/min(メガバイト毎分)にもなりかなり大きくなる。

 サンプル周波数は生の音楽を録音するときのアナログーデジタル変換の毎秒の回数である。 毎秒の変換回数すなわちサンプル周波数が高いほど音の高い周波数成分をサンプルすることができる。 パソコンの中でサンプル周波数を再変換するのは規格を合わせること意外にはあまり意味のあることとは言えない。

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