デジタルカメラの画素数はいくらあれば理想なのか? 35ミリカメラと比較してみよう
今では,1千万画素を超えるデジタル一眼レフカメラもあるが,一体,何画素あれば本当に満足できるか。
35ミリフィルムを使う35ミリカメラと比較してみよう。
35ミリフィルムは文字通り幅が35ミリメートルある銀塩写真フィルムである。
画像が記録される面積は,36ミリメートル×24ミリメートルである。

この銀塩写真フィルムの解像度と画素数を求めてみよう。
アナログ画像なので,解像度をどうやって求めるのか。フィルムとしての解像度を求めるには,白黒のチェック模様や縞模様を写してみて,隣どうしが区別できる限界を解像度とするのである。
ここでは,35ミリカメラの性能から画素数を求めてみよう。
レンズを設計するとき,一番重要なのは,すべての光が一点に集まることである。光がレンズを通過する場所によって,また,光の色によって,屈折が微妙に変わり,完全に一箇所に光が集まらないのであるが,その許容範囲が10μm(マイクロメートル)つまり100分の1ミリメートルである。

この10μm(マイクロメートル)つまり100分の1ミリメートルが35ミリフィルムの解像度である。
35ミリフィルムの画素数は,3600×2400=864万画素
デジタルカメラの画素数が864万画素あれば,35ミリフィルムを使う35ミリカメラ並となるのである。これは,デジタルハイビジョン(HD TV)の画素数(1920×1080)の4倍以上である。デジタルハイビジョンが映画に使えない理由がお判りであろう。
ところで,きれいな印刷には,何画素が必要なのか。
デジタル画像をワードに貼り付けると,標準解像度で96画素/インチ(38画素/センチメートル),高精細で300画素/インチ(118画素/センチメートル)となる。
A4用紙にデジタル画像を標準解像度で貼り付けて印刷すると,90万画素になる。意外と少ない画素数でA4まで印刷できるのである。高精細では870万画素になる。
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