DVDビデオからMPEG-2をつくる (再エンコードあり)(TMPGEnc)
規格どおりのDVD用MPEG-2ができる。DVD用とはもう一度DVDビデオに戻すときにオーサリングソフトによって再エンコードされないものである。逆にDVDビデオから再エンコードしてMPEG-2をつくるから画質が少し低下する。ビットレートの調整は固定,可変,画質優先などから選択できる。
◆◆0◆◆用意するソフトウエア
1.TMPGEnc(ティー・エムペグ・エンクというらしい)
AVI→MPEG-2,MPEG-1変換ソフト(フリーソフト;MPEG-2は期間限定)
2.TMPGEnc Plus
AVI→MPEG-2,MPEG-1変換ソフト(TMPGEncの有償版)
このMPEG-2エンコーダはプロも使うという話だ
3.DVD2AVI
DVD→AVI変換ソフト(フリーソフト)
4.IfoEdit
IFOファイル解析編集ツール(フリーソフト)
以下,「TMPGEnc Plus」は「TMPGEnc」に表示を統一する。
ただし「TMPGEnc」の期間限定の機能を使うときは「TMPGEnc Plus」と表示する。
◆◆1◆◆ DVDビデオのVOBファイルから映像AVIと音声WAVを分離(Demux)する。
「TMPGEnc」ではAVIファイルしか扱えないのでVOBファイルを変換する。
DVDビデオから映像AVIと音声WAVを分離する(DVD2AVI)を参照のこと。これは短時間でできる。
AVIファイルの実体はなく,できたd2vファイルが元のVOBファイルを参照することにより疑似AVIを構成している。この2つのファイルは移動すると参照関係がくずれるので移動しないでおく。もちろん再エンコードが終わるまでVOBファイルを削除してもいけない。
また,WAVファイルではなくMPAファイルができることもある。これはオリジナルから無変換のMP2である。
◆◆2◆◆ 映像AVIと音声WAVを再エンコードしながら多重化(Remux)する。
TMPGEnc Plusを起動する。
「映像ソース」にAVIの代わりとなるd2vファイルを読み込む。


「音声ソース」にWAVファイルを読み込む。MPAファイルは予め拡張子をmpaからwavに書き換えておいてから読み込む。


必要に応じて「出力ファイル名」を設定する。ディフォルトでは映像ストリームのソースと同じになっている。
エンコードのタイプを設定するため「ロード」をクリックする。

テンプレートのなかからMPEG-2用の「DVD(NTSC)」を選んで「開く」。このテンプレートでエンコードすれば,DVD-Videoをつくるとき再エンコードされないでそのまま使われる。いわゆるDVD用MPEG-2ができる。

(参考)MPEG-1用は「VideoCD(NTSC) 」である。これでVideoCD用MPEG-1ができる。
この例ではビットレートの調整が画質優先モード(Constant Quality)になっている。テンプレートをカスタマイズしない場合はすぐに「圧縮」する。

次の画面でmpgファイルができているのを確認する。

◆◆3◆◆ エンコードの注意
再エンコードの結果,左右に動くシーンで縦に細いものがカクカク震えるように左右にブレて見える場合がある。フレームを2つにフィールドに分けているインターレースにおいてフィールドの順番が逆になっていることから起こる。「ロード」でテンプレートを読み込んだ後に「設定」をクリックして「MPEGの設定」の「ビデオ詳細」タブを選び「フィールドオーダー」の選択を逆にしてから「圧縮」する。


他の解説書にあるようにノンインターレースなどに変換すると規格から外れる可能性が高い。筆者の経験からもほとんどが「フィールドオーダー」(フィールドの順番)が逆になっていることからブレが起こる。
エンコードのタイプをVBRなどにカスタマイズする場合でも,DVD用であることを確実にするために,一旦「DVD(NTSC)」のテンプレートを読み込んでから「設定」を変更したほうがよい。
◆◆4◆◆ 可変ビットレートでエンコードする設定
あとでDVDビデオにするときはエンコード後のファイルサイズを決めなければいけない。このようなときは画質優先モードより固定ビットレートまたは可変ビットレートがよい。固定より可変の方が画質がよい。
ビットレートとファイルサイズの関係は別掲記事を参照のこと。
1.テンプレートを読込むために「ロード」をクリックする。

2.DVD用MPEG-2のテンプレート「DVD(NTSC)」を選択する。

3.カスタマイズするために「設定」をクリックする。

4.レート調整モードは「2パスVBR(VBR)」を選択する。

5.ビットレートの設定のため「設定」をクリックする。

6.ファイルサイズから逆算した平均ビットレートを設定する。

7.フィールドオーダーは毎回設定した方がよい。

8.テンプレートを保存しておく。あとは2章と同じである。


トップページに戻る
|