メニューと特典映像を残して ほぼオリジナルのまま2枚に分割する(IfoEdit)
片面2層DVDをオリジナルの画質をそのままコピーするには2枚に分割するしかない。ただ単に2つに分ければよいという訳にはいかず分割後もDVDビデオの規格を遵守しなければならない。その方法を紹介する。
◆◆0◆◆用意するソフトウエア
1.IfoEdit
IFOファイル解析編集ツール(フリーソフト)
2.DVD2AVI
DVDのVOBファイルをAVIファイルに変換するツール(フリーソフト)
ここではVOBファイルの内容を確認するために使う。
まずこのホームページの具体例を参考にしてほしい。いろいろなタイプが網羅されている。
例 LOR3 LOR2 LOR1
例 HP3 HP2 HP1
例 D社アニメ TY2 FNM
このページではこれらの例の方法の考え方を紹介する。
◆◆1◆◆導入映像と本編映像と特典映像を識別する
本編・特典・メニュー(導入)映像を識別して2枚に分割する方法を決めるを参照
◆◆2◆◆分割後,4.7GB(公称)以下にする見通しをつける
片面1層DVDの容量は4.7GB(公称),片面2層DVDの容量は8.5GB(公称)である。
片面1層DVDの容量は正確には次表のとおり。
| DVD4.7GB |
| 4,706,074,624バイト |
| 4,595,776KB(キロバイト) |
| 約4,488MB(メガバイト) |
| 約4.382GB(ギガバイト) |
【重要な注意事項】本編タイトルだけ2分割し,他のタイトルは前半・後半の両方のディスクに入れるようにすると障害がでない。理由はビデオマネージャもメニューもオリジナルを流用しているので前半・後半ともオリジナルと同じ構造にしなければならない。
下図のように本編を約半分に分割した場合に,4.7GB(公称)以下になるか?

1枚目=導入映像+本編の前半(約半分)+特典映像<4.7GB(公称)
2枚目=導入映像+本編の後半(約半分)+特典映像<4.7GB(公称)
共通部分(導入映像+特典映像)がそれほど大きくなければ入るはずである。
下図のようにごくまれに特典映像が大きくて入りきらない場合がある。そのときは,特典映像を全部1枚目に入れてその分本編の前半を小さめに後半を大きめにする。2枚目の特典映像はIFOファイルだけを残しVOBファイルを削除する。VOBファイルを削除したことで障害がでるときはダミーの小さいVOBファイルに代えてしまう。

1枚目=導入映像+本編の前半(小さめ)+特典映像<4.7GB(公称)
2枚目=導入映像+本編の後半(大きめ)+特典映像(IFOファイルのみ)<4.7GB(公称)
これでも入りきらない場合はごくごくまれである。1枚目も特典映像のいくつかのVOBファイルを諦めて削除するしかない。
◆◆3◆◆「IfoEdit」で本編を分割する
本編タイトルセットをIfoEditで分割するとそのタイトルセットのIFOファイルは新しく作られる。ビデオマネージャの3つのファイルは自動的に流用される。自動流用の設定を忘れたら手動でコピーすればよい。
(具体的な方法は具体例を参照してほしい。)
【重要な注意事項】マルチアングルはIfoEditでは分割できない。IfoEdit0.91でアングルを削除した後に分割する。元々劇場用オリジナルはマルチアングルではないのでオリジナルと考えられる英語アングルだけ残せば問題ないだろう。音声と字幕は英語も日本語も残る。
【重要な注意事項】「IfoEdit」で分割できるのは本編タイトルセットであって本編タイトルではない。本編タイトルセットに本編以外のタイトルが入っているときはそのタイトルは前半または後半の片方にしか入らない。タイトルが入っていない方では再生しようとすると障害がでるので存在しないタイトルをスキップしなければならない。
◆◆4◆◆他のすべてのタイトルセットを流用する。
この操作は簡単であり,手動でコピーするだけでよい。
(具体的な方法は具体例を参照してほしい。)
◆◆5◆◆ファイルサイズを減らしたいなら
ごくまれに特典映像を削除すると1枚に収まるときがある。でも特典映像を削除してはいけない。ビデオマネージャとメニューを流用しているのでオリジナルと同じ構造を保ちたい。それにはごく小さいファイルサイズのVOBファイルをダミーとして流用する。
◆◆6◆◆タイトルセットが揃ったらセクターアドレスを書き換える
セクターアドレスの詳細は次を参照してほしい。
DVDビデオディスクのファイル構造を知る
DVDビデオの規格ではタイトルセットの位置をセクターアドレスで示すようにしている。ビデオマネージャはオリジナルのまま流用しているのでセクターアドレスもオリジナルのままである。これを書き換えておこう。
(具体的な方法は具体例を参照してほしい。)
◆◆7◆◆元のIFOファイルを流用したらチャプター数を書き換える
分割するときにそのタイトルセットのIFOファイルは新しくつくられるが,まれに,障害がでるとき,オリジナルのIFOファイルを流用すると直るときがある。ただし,後半も前半と同じチャプター区切りとなってしまう。
チャプター数がオリジナルのままなので分割後のチャプター数に書き換える。実は書き換えなくても再生にあまり支障はない場合もある。
1.本編を2枚に分割したときに分割点を覚えておく。
この例では,チャプターは36あり前半の最後がチャプター22で後半の最初がチャプター23である。
分割点を確認するには,本編を2つに分割したときに自動で作成された「VTS_06_0.IFO」を「IfoEdit」で開く。Ch22までしかないのが確認できる。元のファイルから流用された「VTS_06_0.IFO」ではここは書き換えられていない。

2.チャプターを書き換えるために「IfoEdit」で「VIDEO_TS.IFO」を開く


3.上欄で「VMG_PTT_SPRT」を選択し,下欄の本編であるタイトル1(タイトルセット6)の「Number of chapters」をダブルクリックしてチャプター数を書き直す。そしてそれをセーブする。
この例では1枚目は22でよいが,本編のIFOファイルを元のファイルから流用したとき2枚目は36-22=14とはならない。オリジナルを流用したため1枚目と同じチャプター区切りとなっているので2枚目の最後のチャプター番号は再生しないと判らない。



◆◆8◆◆ソフトウェアDVDビデオプレーヤーで再生して確認する
ソフトウェアDVDビデオプレーヤーがなければ「IfoEdit」でもかまわない。
「IfoEdit」で再生するには,次を参照すること。
本編・特典・メニュー(導入)映像を識別して2枚に分割する方法を決める
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