お米ができるまで


 





=概要=

お米作りには、みなさんが考えている以上の労力と機械を必要とします。作業内容をできるだけ分かりやすく簡潔にまとめてみましたが、それぞれの作業一つ一つに、長年の経験と知識が必要になります。



春は、一年のうちで最も忙しく、最も人手を要する季節です。田んぼの準備、苗の準備を行い、田植えをします。

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夏は、水の管理が重要な時期です。特に太平洋側の宮城県では、ヤマセ(太平洋から吹く冷たい風)の影響を受けやすいため、常に田んぼに行き、水量をチェックしなければなりません。

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秋は、収穫の季節です。一年間の努力がお米という成果に変わるときで、最も楽しみな時期です。しかし、収穫が終わると同時に次の年へ向けて準備が始まります。

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冬は、田んぼを休ませるときです。この時期に身体も休め、また、作業機械の整備も行います。

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みのり農園 歳時記

作 業 内 容  
3月 種もみ準備 塩水を利用し、芽が出ない種もみを取り除きます。(芽が出ないもみは、軽いので塩水に入れると浮き上がるのです。)その後、いもち病にならないように種もみを消毒し、種まき前に芽出しを行います。
みのり農園では、約400kgの種もみを用意します。
 
田打ち トラクターを使って、田んぼを耕します。浅く掘ると、農機での作業性は良くなりますが、稲の根の張りが良くないため、生産性が落ちます。逆に深く掘りすぎると、ぬかるんで農機が使えなくなり、作業性が悪くなってしまいます。このことを考え、適切な深さに均一に掘るのがポイントになります。
土入れ 2月に作っておいた土にピートモス、石灰、肥料を混ぜ合わせ、これを苗箱に入れ、種まきの準備を行います。
4月 種まき 芽出ししておいた種もみを土を入れておいた苗箱に蒔きます。種まき機械を使用し、ムラにならないように注意しながら作業を行います。種を蒔いた箱は、ビニルハウスに並べ、カビ防止剤をかけたあと、防寒シートをかぶせて芽を伸ばします。一家総出の作業です。
肥料ふり 堆肥だけでは不足する部分を補うため、化成肥料を田んぼに入れます。みのり農園では、有機系の肥料を使用しています。
代かき 田んぼに水を入れ、代かきを行います。トラクターを使用しますが、何度も代をかくと、土中の酸素が不足し、稲の成育が悪くなるため、最低限の回数で、平らにならさなければいけません。
育苗 毎日、ビニルハウス内の苗の状態を確認し、ハウスの温度調節、水やりを行います。田植えまでに、15〜18cmの高さまで育てます。
5月 田植え 田植え機械を使用し、ビニルハウスで育てた苗を田んぼに植え付けます。これも、一家総出の作業になります。
除草剤散布 雑草が生えないように除草剤を散布します。近年、農薬の危険性が問われており、みのり農園でも最小限に抑えています。
草刈り 害虫、病気予防のために、あぜ道や畦畔(けいはん:田んぼと田んぼの区切り)の草刈りを行います。この作業は、8月いっぱいまで続きます。
水管理 毎日、田んぼを巡回し、水量を確認します。気温が低いときには水を多めにし、高いときは少なめにします。この作業は、落水まで続きます。
6月 草刈り 5月の項を参照。
水管理 5月の項を参照。
中干し 下旬に田んぼに溝を切って水路を作り、一旦水を落とします。これは、水を抜くことで、稲の根が水を求めて伸び、その後、より多くの養分を吸収できるようするために行います。また、根がたくさん張ることで、強風や大雨でも倒れないようになります。
7月 草刈り 5月の項を参照。
水管理 5月の項を参照。
追肥 この作業は、稲の成育状態を見て行います。状態によって、適当な量の肥料を与えますが、必要でない場合は、この作業は行いません。
8月 草刈り 5月の項を参照。
水管理 5月の項を参照。初旬から穂が出始め、お盆の頃には、すべて出揃います。写真をクリックすると稲の花がご覧になれます。→ → → 出穂の画像
9月 落水 初旬に田んぼの水を抜き、刈り取りの準備を行います。
刈り取り 下旬、農機(コンバイン)にて刈り取りを行います。稲の状態を確認し、適切な時期に刈り取りを行います。刈り取りが早すぎても、遅すぎてもおいしいお米になりません。 稲の刈り取り作業 
脱穀 以前は、刈り取り→乾燥→脱穀でしたが、現在は、コンバインで刈り取りと脱穀が同時に行えます。
10月 乾燥 農機(コンバイン)にて脱穀を行ったモミを乾燥機に入れ乾燥させます。この時、水分が15.5%になるようにします。以前は、稲を刈り取った後、天日干しにしていましたが、作業効率向上と品質のバラツキを無くすため、現在は機械による乾燥にしています。
モミ摺り 乾燥したモミを玄米へと加工します。ここでも、農機(モミ摺り機械)を使用しますが、乾燥が良くない場合、うまくモミ殻が取れません。モミ殻を取った玄米をさらに選別機にかけ、くず米と良質米に分別し、それを30kg毎に袋詰めします。 モミ摺り
出荷 30kg毎に袋詰めされた玄米(右の写真のバックに写っている山積みされた袋)を農協へ出荷し、等級判定を受けます。玄米の選別が悪かったり、粒が小さすぎる場合などは、3等米になり、価格が安くなってしまいます。
みのり農園では、毎年約50tのお米を出荷しており、等級判定員コンクールで優勝するほどの正確な目を持ったメンバーが、必ず1等米になるように細心の注意をしながら選別しています。
出荷
11月 稲わら処理 刈り取りを行った後の稲わらを片づけます。家畜用に使用するわらは、農機(トラクター)で、圧縮梱包し、保管します。その他は、そのまま(わらごと)田んぼを耕し、堆肥として使用します。
12月 堆肥入れ 家畜用にわらを取った田んぼに堆肥を入れておきます。これで来年もたくさんのお米が収穫できます。
1月 休息 一年の内で最も休める時期です。ここで身体を休め、また、一年の計画を立てます。農業機械(農機)の整備も行います。 機械整備の画像
2月 土作り 種を蒔く箱に入れる土を準備します。田んぼから土を取り、細かく砕いた後、乾燥させておきます。これは、かなりの重労働になります。
みのり農園では、約18tの土を準備します。

 

 

 

 



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