「欧州車について」

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MHO ENGINEERING


我が整備工場では、外車も販売しておるので、
外車の整備もよくします。





まぁ多いのがVWだね。

で、外車っていうのは、日本車とおんなじ感覚で乗っては駄目なんです。




まず、ヨーロッパという国々は

四季がない。


日本のように
それこそ

春夏秋冬なんて季節はないのですよ。

だもんで、ヨーロッパのクルマを日本にもってくると、その季節に対応できないから
往々にしてオーバーヒートを起したりする。

特に春や秋などは、朝晩は寒くても日中はまだまだ暑いでしょう?
こういう季節に対応してつくられてないから、クルマがだれてきちゃうんだって。



このあいだ、VWのGOLFを車検したんだけど、
ゴルフっていうくるまは、よくできていて、メインテナンスの時期をインパネで知らせてくる。

それが、走行距離か、年月で判断しているかは忘れたけど、
エンジンをかけてしばらくすると


SERVICE NOW!

って警告音が鳴る。

そろそろ整備工場で点検を受けてくださいよって。

で、その表示は専用のテスターがないと、キャンセルできないから(笑
工場にもっていくまで、エンジンを始動する度にピーコラピーコラなってうるさいのです。

自分でメインテナンスする人にとっては大迷惑だけどね。
でも、そうなれば工場にもっていって、ついでに整備士にいろいろ見てもらえるでしょう?
なかなか画期的ですよ。

それと、取扱説明書をみてもビックリした。

慣らし運転の重要性をマニュアルで扱ってるんだよ。

GOLFのマニュアルには1500kmまでは、きっちり慣らし運転をしてくださいって
表記してありました。

慣らしをしないと、そのあとのエンジン性能を充分に発揮できませんよって。
これもわかるはなしで、今の日本車は精度があがったから慣らし運転は必要ないと言われている。

でも、知り合いがクルマを新車で買ったんだけど、
買った当初、焦げ臭くって仕方なかった。

どういうことだって、ディーラーにもっていったら
各部のシールがなじんでいないため、最初はそういうにおいがするんだって。

だから最初は慣らしをしてくださいって。

確かに2,3日乗っていると焦げ臭さはなくなった。
日本車にも慣らし運転は必要なんだよね。



ヨーロッパ車で、日本車より優れているところは
足回りとブレーキ。



日産がプリメーラをはじめて出した時、ヨーロッパ車と同等の足回りをもったコンパクトFFだって
絶賛をうけたけど、ヨーロッパのクルマは大抵足が硬い。

どのクルマも、日本車のそれよりも硬い。

向こうは、特にドイツなんかアウトバーンって言って、速度制限の無い道路があるから、
高速安定性というものを凄く重視している。

で、180km/hだしたっていい道路だとするでしょ?
そんな道路で何かが飛び出してきたら、急ブレーキを踏む。


日本車なら、速攻でフェードするような車もあるけれど
ヨーロッパ車はブレーキがしっかりつくってあるから、そこそこのスピードでもきっちり止まれる。

でもヨーロッパ車っていうのは、ブレーキ鳴きもする。

あの独特の

キー




って言う音。トモダチのクルマで、ブレーキをチューニングしてるような車があったら聞いてみるといいけど
すごい耳障りな音。

でもあの音は問題じゃない。

今の日本車はその音を嫌がって、ブレーキ鳴きをしないようにしている。
ブレーキパッドを主に減らせて、ローターは削れないような設計だ。

ヨーロッパのクルマはパッド交換2回に1回はローターも交換するようになっている。
それだけローターが減る。


でもそれはブレーキ性能を本気で考えた末の結果なのだ。


あと、日本車はブレーキのバランスがフロントに偏りすぎている。
フロントパッドばっかり減ってくるのだ。

ヨーロッパのクルマはリアパッドも充分に使っているから、平均的にパッドは減ってくる。

この間車検をやったゴルフも3万キロなのにリアのパッドがなくなっていた。

こんな感じ



欧州車について
さすがに交換する時の整備性は日本車のほうがいいかな。

ゴルフは、パッドのボルトを上下とも外さないとキャリパーが外れてこない。
しかもサイドブレーキのワイヤーもフリーにしてやらないと、ブレーキキャリパーのピストンを
戻す時が大変



欧州車について
ほら。これで3万キロしか走ってない車なんだよ?

日本車ならまだまだ使えるよ。パッド。


ローターも削れている。

日本車は、ブレーキを減らさない代わりに、パーツの寿命を延ばしてるってところだね。
でもブレーキの性能は低い。ま、日本でそんなにすっ飛ばすことはないっていえばそれまでだけど、

ブレーキは幾らオーバークオリティでもいいと思う。
ブレーキは命にかかわるからね。ぽんこつの軽でも、GT-R並みの性能を持ったブレーキでも
いいじゃない?

何かあったらおしまいなんだからね。





欧州車について
右がゴルフの新品パッドね。左が3万キロ走ったあとのパッド。


かなり減ってるね。




外車っていうのは、よく壊れる。でもそれは日本が湿気があるからっていうのもあるよね。
配線のとりまわしなんか、あっちの感覚で豪快だけど。
クルマというのは、その土地でつくられたものを乗っているのが一番いい。

でも、ヨーロッパ車に学ぶところは、日本車はいまだ大いにあると思う。

GTRだって、アレだけ速くて重い車なんだから、もっとブレーキを強化したほうがいい。

そう考えるとMAZDAのスポーツカーというのは、ブレーキ性能は長けていたと思うね。

FCなんか、ノーマルでもそこそこの耐久性を持ったブレーキだったし、
トータルバランスが本当に優れていた車だった。


今のアテンザやRX-8なんかもヨーロッパに持っていっても本当に
遜色ない足回り、ブレーキを備えている車だと思う。

本当は世界トップ3入りを果たした、日本の一大メーカーのTOYOTA自動車がもっと
そこんところを力いれていくべきなんだけどね。

売れる車ばっかり作ってないで、クルマの基本に立ち返った、そういうクルマを
どんどん作っていってもらいたいものです。



チームMHOでした。


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