
☆図書館にでも行きましょうか。☆
☆図書館にでも行きましょうか。☆
万年金欠な小手鞠萌はよく図書館に行く訳ですが、そこでよく借りる本の中でも、面白かったり資料としてなかなか良い物を紹介するコーナーです(安上がり)。
因みに基本は“十九世紀”。本物のメイドさんが生きていた時代っすね。でも読んでいる本、かなり偏りあり過ぎです。しかも実はあんまり小説読まない事、バレバレ。大層なもんでは無いけれど、ある意味“裏ヴィクトリアン・ガイド”かも(^_^;)。
第一回〜第十回/第十一回〜第十五回/第十六回〜第二十回/
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資料をまとめてみました。
→メイドさんに関する資料・一覧表
第八十回(2005.11.13現在)
若尾祐司/編著『近代ヨーロッパの探究A 家族』ミネルヴァ書房
近代の家族とは、どの様な構造と特徴を持ち、変遷していったのか。スペイン、アメリカ、イギリス、フランス、中欧、ロシアを取り上げ、地域的条件と歴史的プロセスに規定される労働と家族の多様な姿を把握する。『西洋的結婚パターン』との偏差、歴史人口的構造の諸特徴、結婚・家族政策、性別分業、家計構造、ライフサイクル、出稼ぎ労働などテーマの重点に応じて取り扱った、研究者、入門者必読の一冊。
近代ヨーロッパの家族の変遷を扱った書籍。主に十九世紀を扱っており、イギリスやドイツに付いても紹介しています。メイドさん情報はほんの少しですが、当時労働者階級の女性の最大多数を占めたメイドさんがどの様なライフサイクルを送っていたのかが分かります。
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つぎに、日常生活史の分野では、女中史のテーマが重要である。女中の家事労働こそ、「近代家族」の存立基盤だったからである。女中史研究では、古典的著作としてドロテー・ヴィーアリング『雑事女中――世紀転換期における都市女中の労働日常と生活史』(Dorothee Wierling, Madchen fur alles, Arbeitsalltag und Lebensgescichte stadtischer Dienstmadhcen um die Jahrhundertwende, Bonn, 1987)があげられる。本書の方法は、一方では同時代のさまざまな文献史料が広く利用される。しかし他方では、オーラル・ヒストリーが試みられ、一九一八年以前に女中労働を経験した二三名の女性(四都市)への聞き取りが、女中の生活世界を描く最も重要な拠り所とされている。かくて、女中自身の声をとりこむ「下からの社会史」という視点において、書き言葉と話し言葉の両者を素材に、客観的構造と主観的実践TNO相互連関のなかで歴史プロセスが描かれる。普通の人びとの伝記的な生活記録を志向する、日常史およびフェミニズム歴史学の研究実践に、本書は大きな影響をおよぼした。
とはいえ、古い歴史にオーラル・ヒストリーをそのまま適用することはできない。レナーテ・デュル『都市の下女――近世シュヴァーベンの都市ハルの事例』(Renate Durr, Magde in der Stadt, Das Beispiel Schwabisch Hall in der Fruhe Neuzeit, Frankfurt a.M./New York, 1995)は、一七世紀南ドイツの都市ハルを対象に、下女の社会的プロフィル、移動性、婚前妊娠といった問題を解明し、「全き家」の内部関係、とりわけその紛争ポテンシャルに光をあてている。それが可能となったのも、この都市では一六三五年に死亡者にかんする経歴の記録が全教区に義務化され、その記録がいくつかの年度にわたり残されていたからである。そうした有利な史料状況によって、下女奉公の時代を生きた女たちの伝記的復元が可能になったのである。(若尾祐司『第5章 中欧の家族 中欧圏の都市化と家族形成――ウィーンとその周辺部を中心に』の『文献解題 ドイツ語圏の家族史研究』の中の『女性史グループ』より)
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メイドさんそのものに焦点を当てた近代女性史・家族史の資料があるとは、ドイツは凄いですね。でもまだ日本語訳のものは出版していないみたいです。何処か邦訳して欲しいものですね。
谷崎潤一郎『台所太平記』中公文庫
お料理上手や姐御肌、器量好しやらハイカラ趣味、鉄火な娘に男嫌い……若さ溢れる女性達が、代わる代わるに引き起こす騒動で千倉家のお台所は何時もてんやわんや。愛情とユーモアに満ちた筆で描く笑いの止まらぬ女中さん列伝。
戦前から戦後に掛けての割と裕福な家庭の女中さんの姿を綴ったエッセイ風の小説。作者がモデルと思しき千倉家の主人・磊吉の愛情と幾ばくかの邪な下心?溢れる視線で見つめた女中さん達の個性的な性格や行動が、様々な騒動を引き起こして面白いです。あくまでも男性の目から見た女中として働く女性という視点なので、女中さん達の生活の方はあまり詳しく書かれていません。
ロンダ・シービンガー/著、小川眞里子+藤岡伸子+家田貴子/訳
『科学史から消された女性たち アカデミー下の知と創造性』工作舎
十七世紀のデカルト主義者プーランは、「知性の性の区別なし」と書いて、女性が男性と同様に社会/文化の世界で活躍する道を開いた。にも関わらず、その後の科学革命の歴史には、女性科学者の名は殆ど登場しない。科学の発展を陰で支えながらも、歴史の表舞台に登場出来なかった女性達――自然哲学者マーガレット・キャベンディシュ、数学者エミリ・デュ・シャトレ、昆虫学者マリア・メリアン、天文学者キャロライン・ハーシェル……彼女らの優れた業績を次々と紹介し、彼女達が科学の表舞台から消されていった社会的背景や当時の性差に付いての価値観を明らかにする。皮肉にも、十七〜十八世紀のジェンダーの位置を明確にし『性の補完性理論』を生み出したのは、科学そのものだった。
近代以降、女性は男性に劣る存在と見なされ抑圧されていった訳ですが、その背景を科学史の方面から論じた書籍です。貴族中心の近世から中流階級中心の近代に移行するに当たって、そのイデオロギーの変化が女性への“知へのアプローチ”を狭めていった様を窺い知る事が出来ます。
第七十九回(2005.11.06現在)
山田勝『イギリス紳士 ダンディたちの美学と生活』創元社
イギリス紳士の美学と生活様式を“ダンディズム”をテーマに紹介した書籍。
メイドさんを雇う側である貴族・紳士に付いて紹介しています。実の所、個人的に貴族とか好きでは無いのですが、その理由が何となく分かったような気がしました。何か著者はこの手の本を書く人々にありがちな『イギリス礼賛者』っぽいです。
メイドさんに関する情報も、カントリー・ハウスを扱っている四章に少しだけ載っています。
安達みち代『近代フェミニズムの誕生 メアリ・ウルストンクラフト』世界思想社
近代フェミニズムの先駆的存在と言える女性の生涯と主要作品を分析し、彼女の人と思想を紹介した書籍。
題名こそ仰々しい感じですが、十八世紀後期を生きた一人の女性を紹介した本です。没落しかけた中流階級の長女として生まれた彼女は、生活費を稼ぐ為にコンパニオンやガヴァネスとして働き、その時に得た経験から女性の生き方や権利などを考える様になっていったそうです。当時の女性がどの様に暮らしていったのかが分かります。
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バースは温泉保養地として、一八世紀末にはその繁栄の絶頂にあった。エレガントな家が建ち並び、街路や広場も美しく整備されていた。メアリはここで、貴族階級の女性たちを初めて見た。ジェイン・アーデンに送った手紙には、ウインザーへの馬車旅行、サザンプトンでは海水浴を楽しんだことが報告されているが、気むずかしく横柄な老婦人のご機嫌をうかがい、命令に服従する毎日は決して楽なものではなかった。コンパニオンの仕事とは、召使いには主人のスパイと思われて侮辱され、主人には絶えず従属した立場を思い知らされ、自由と尊厳を売る仕事であると、メアリは著作の中で述べている。(中略)(『第一部 生涯』の『第一章 反逆者の生い立ち』の中の『コンパニオン』より)
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(中略)ウルストンクラフトが北欧で見聞きしたのは、王族から貧民に至るまでの、あらゆる階層における女性の隷属である。最も厭わしい仕事、重労働が女性に負わされているのである。イェーテボリでは、女中が真冬でも洗濯物を川へ運び、氷のような水で洗うのだという悲しい話を耳にしたのだった。彼女たちの手はひび割れ、血を流す。男としての面目をつぶすという理由で、男の召使いは洗濯だらいを運ぶことさえしないという。彼女はその話を聞いて、男性は女性を抑圧することで、男としての権威を保ちたがるのだと述懐している。(『第二部 作品』の『第五章 文明、自然、エコロジー――『スカンジナビアからの手紙』』の中の『北欧社会の考察』より)
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十八世紀末の頃からメイドさん達は大変だったんですね。
バーバラ・ドゥーデン、田村雲供/訳『胎児へのまなざし 生命イデオロギーを読み解く』阿吽社(パンセ選書)
今日誰もがごく普通に話している子宮の中の胎児が、神の被造物でもなければ『自然』の産物でも無く、近代社会の作り出したものに他ならないという事を、大まかに理解出来る様に論じたエッセイ集。
『胎児』そして『生命』の概念が、近代の産物である事を論じた書籍です。物言いが何か妙に読み難いのですが、近代に於ける女性と胎児を論じています。寧ろ、訳者による注や補論の方が、メイドさん情報に詳しいという珍しい一冊。
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ドイツでは二十世紀初頭まで女中にはランク付けがあり、雑役女中は最下位の女中であった。自分の乳を飲ませて子どもを養育する乳母女中が給金、待遇ともに最高で、ついで料理女中、そして容貌のすぐれた居間つき女中、その他の掃除女中や洗濯女中たちは区別のはっきりしない雑役女中であった。(『訳者注』の『(16)』より)
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他にも嬰児殺しで死刑になった十八世紀の女中ズザンナをモデルに、ゲーテが『ファウスト』のヒロイン、グレートヒェンを描いたなど、メイドさんの小ネタがあります。
第七十八回(2005.10.23現在)
井野瀬久美惠/著『子どもたちの大英帝国』中公新書
副題は『世紀末、フーリガン登場』。十九世紀末のロンドンに現れた『フーリガン』という不良集団。子供という存在を通して、世紀末の大英帝国を語る書籍。
規範外の存在を“不良”とラベリングし、“矯正”の名の下に彼等を支配しようとした中流階級。しかしそれでも尚、彼等はそんな思想に対して反抗していく様が語られています。現代に於いても“問題”とされるこれらは、彼等が何故この様な行動を起こすのかを理解する事が必要だと考えさせられます。
メイドさん関連の情報は、七章の『少女フーリガン』にあります。
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一八七四年に創立された「少女友愛協会」は、もっとも初期の少女クラブといわれる。この協会は、国教会派の慈善的、保守的協会で、上流階級のレディたちが、労働者階級の少女たちに、本来彼女たちを保護すべき場である暖かい家庭と母親の愛情を与え、それによって、労働者階級の女性が陥りがちなさまざまな誘惑から少女たちを救うことを目的としていた。創設者タウンゼント夫人は、孤児であった自らの経験から、田舎から都会に働きに出てくる少女たちにつきまとう危険を強調し、工場労働や家事使用人などの少女労働、とりわけ少女売春につきまとう諸問題の改善を目標に掲げた。さらに夫人は「少女友愛協会」がウィリアム・スミスの「少年部隊」の少女版であることを明言し、国教会の教区牧師たちにリーダーを依頼し、イングランド南部の農村部を中心に、一〇年間に支部を八二一にまで急増させることに成功している。活動の中心は、少女を「堕ちた女」にしないよう、レスペクタブルな職場の確保におかれたが、少女たちを安い労働力として雇用したいと願う工場主からの激しい反発にあい、次第に活動方針を、上流、中産階級家庭の家事使用人の雇用開拓に絞るようになった。(『七、少女フーリガン』の『「少女友愛協会」』より)
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“メイドさんの学校”ならぬ“メイドさんクラブ”って訳ですね。
滝口明子『英国紅茶論争』講談社選書メチエ
十七世紀、イギリスに上陸した東洋の奇妙な熱い飲物。何故か当地の人々の口に合い、たちまち国民的習慣となったティータイム。新しい文化の定着を巡っての医師・宗教家・文化人等のかまびすしい論争を描いた書籍。
『エマ ヴィクトリアンガイド』の参考文献の一つです。紅茶がヨーロッパ、特にイギリスで流行し定着していった際、どの様な意識の変容が起こったのかが分かります。
ケイティ・スチュワート、木村尚三郎/監訳『料理の文化史 各国の代表的111レシピー付』学生社
古今東西の様々な料理法と食事法に付いて論じた書籍。
古代バビロニア、エジプト、ギリシア、ローマ、中世のヨーロッパ、十七〜十九世紀のヨーロッパ、イスラム、インド、中国、日本、開拓時代の北アメリカに於ける料理と食事に付いて論じています。“食べる事”に特化しており、とても参考になります。又、ギリシア・ローマ、中世ヨーロッパ、十七世紀のヨーロッパ、十八〜十九世紀のヨーロッパ、ペルシア・インド、中国、初期アメリカ料理のレシピ111種類も収められています。
第七十七回(2005.10.02現在)
北野佐久子/文・写真『イギリスのお菓子U』ソニー・マガジンズ
第六十九回で紹介した本の続編。
今回も豊富な写真と素敵な解説で読ませてくれます。特に今回は様々なお店を紹介していて、制服的にも非常に素晴らしい一冊となっています。『童話の世界のお菓子』の『トリークルタルト』で紹介されているB&B兼ティールームの“ステアーズ・ファーム・ハウス”、『ティールームをめぐる旅』で紹介されている“ブリッジティールーム”“セトル”“ベティーズ”はメイドさんチックなウェイトレスさんの写真が載っています。特に“ブリッジティールーム”は一見の価値ありです。
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ドアを開けて入ると、まるでビクトリア朝時代にタイムトリップしたかのような気分。黒い梁が低く天井に渡り、暖炉には薪が燃え、写真立てや、カップなどアンティークが細々と飾られた店内を、レースの帽子に真っ白な長いエプロン姿のウェイトレスが、忙しそうに接客しているのです。大きなサイドボードに並べられたケーキがいっそう雰囲気を盛り立てます。チーズケーキ、チョコレートケーキ、キャロットケーキなど、大きさも昔風にどっしりとボリュームたっぷり。注文すると、ウェイトレスが、そのつど切ってくれます。時が止まったようなこのティールームが私は好きなのです。(『ティールームをめぐる旅』の『THE BRIDGE TEA ROOM ブリッジティールーム』より)
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私も大好きです。ああっ、イギリスに行きたいっ。
佐藤よし子『ティーカップからのメッセージ 英国式紅茶への誘い』NHK出版
著者は神戸にフィニッシング・スクールの校長を勤める人物。イギリス風のティー・パーティーを行う為の紹介本。
実際にティー・パーティーを行う方法だけでなく、紅茶関連の蘊蓄などがあって、読み物としても楽しめる一冊。
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この習慣が英国で始まったのは、十九世紀の頃。中産階級以上の人たちはメイドさんに指定した時間にベッドサイドまでお茶を運ばせたという、とても優雅な習慣だったのです。残念ながら、こんな素敵なティータイムは、現在は一般家庭ではほとんど見られなくなってしまいましたが、ホテルやマナーハウスでは、休む前にメイドさんやルームサービスのボーイに頼んでおけば、おいしい朝の紅茶が自分の部屋にモーニングコールとともに届けられます。(『第三章 英国的生活と紅茶』の『アーリーモーニングティー』より)
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未だにマナーハウスでは、メイドさんが朝に紅茶を持ってきてくれるんですか!
ジョージ・セインツベリー、山本博/監修、田川憲二郎/訳『セインツベリー教授のワイン道楽』酒文ライブラリー
イギリスの『酒仙』と言われた『知の巨人』、セインツベリーが書いたワイン・ブック。イギリスで祖父、父、息子の三代に渡って読み継がれた名著としても有名。文学を巡る蘊蓄話、ユーモア溢れるエピソード、酒を美味しく飲む為の実用ヒントなどを満載した、年代物のワインの様な本。
十九世紀後半から二十世紀初頭に掛けて活躍したセインツベリー教授の、お酒に関する書籍。ヴィクトリア・エドワード時代のワインに付いて知るには良い資料となります。
第七十六回(2005.10.02現在)
長谷川恭子/著『イギリス菓子のクラシックレシピから』柴田書店
著者はイギリスでケータリング事業をしていた人物。古書のレシピ集からクラシカルなイギリス料理やお菓子を研究しており、この書籍も古い料理書を元にアレンジしたお菓子のレシピ集である。
メイドさん情報を探して手当たり次第図書館の本を漁った末に、遂に料理本にまで手を出してしまいました。素朴ながらも美味しそうなイギリスの古典的なお菓子の写真とその作り方、そしてちょっとした歴史的エピソードを交えて紹介しています。十九世紀以前に作られたお菓子とそのアレンジが沢山紹介されており、料理系の資料としても参考になります。尚、この本にはかの『ティプシィケーキ』が紹介されています(因みに名前は『ほろ酔いケーキ』という意味だそうな)。
長谷川恭子『イギリス料理のおいしいテクニック』柴田書店
上記の作者が記した料理本の第二段。こちらはイギリス料理、しかも古典的な『クラシックブリティッシュ』の作り方を紹介しています。
ジャムやピクルス、シチューにダンブリング、ポテト料理、ロースト、スタッフィング料理、魚料理、ソーセージ、パイ、スコーン等々……様々なイギリスの伝統的で素朴な料理を紹介しています。今回は残念ながらエピソードは添えられていませんが、有名な料理からあまり知られていない料理まで、数多く記載されています。料理系の資料としても充分に使えます。
『英国の紅茶とお菓子』PARCO出版
1987年に創刊されたアメリカの人気月刊誌『ヴィクトリア』より、紅茶とそれに合うお菓子のレシピを紹介した料理本。
ヴィクトリアン・ティーを楽しむ為の料理本。ちょっと気取った感じがする本です。メイドさん的資料としては若干物足りなさを感じます。純粋に紅茶を楽しむ為なら良いかも知れませんが。
大原照子/著『私の英国料理』柴田書店
“懐かしい素朴さ”をキーワードに、様々なイギリスの料理を紹介したレシピ集。
少し古い本です。その為、本の構成などが如何にも料理本って感じで、若干古臭いのですが、四年程イギリスで暮らしただけあってか、様々な地方の田舎料理なども紹介されています。巻末には素材の解説がされており、料理関係の資料としても充分です。しかし柴田書店ってイギリス料理のレシピ本、結構出してますね。
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