イベント参加風景

(第二十二回) 「岡山旧車会・第49回春のミーティング」より、

ようこそ!「イベント参加風景」では、わたしがS−8で行ったり、
メグロ目的で見に行ったイベントを中心に撮影した写真を紹介します。
メグロ以外の珍しいバイクをどんどん公開しますので、ビンテージファンのみなさまお楽しみに!


◎ 今回は、2009年5月31日に行われた、
  「岡山旧車会・第49回春のミーティング」より、参加風景を紹介します。

◎ 今年で設立24周年を迎えられる岡山旧車会ですが、今回機会を得ての
  初参加です。当日は200台余りが参加されての盛会となりました。

◎ それでは、その中からピックアップして紹介しましょう。

 旧車ミーティング風景(17)
「岡山旧車会・第49回春のミーティング」より、


 ホスク・AB(1957年)

  今回の珍しい一台!
ホスクの250cc・ABです。

メグロ他、陸王、キャブトンなどと並ぶ国産大型バイクメーカーとして名を馳せたホスク。
その割には今まで拝見する機会が無かった程、現存する個体数は少ない様子。
ホスク(HOSK)の製造元で在る日本高速機関工業は、戦前より英国製バイクの輸入販売をして居た 「ヤマリン」の愛称で知られる山田輪盛館が戦後の混乱期において安定したバイクの輸入がままならず、 商品の安定供給の危惧から自社で輸入車レベルの国産バイクを用意して販売することを企て、その開発会社 として起こした山輪研究所が、後に改組されてできた製造会社。

ブランドのホスク(HOSK)は山輪研究所時代に関わった4名の頭文字から採られたイニシャルと云われます。
ホスクのバイクは英アリエルのバイクを非常に良く研究したと云い、国産バイクとは思えない仕上がりと高級感で 輸入車のピンチヒッターとしては申し分のないオートバイで人気を得たそう。
特にロードクイン・DAと改良モデルのDB、ロードキング・GAといった4サイクル500ccクラスはメグロに並ぶ 大型オートバイとして好評で在った由。
中でもロードクインは独自の開発によるOHC二気筒機関を搭載した最上級車で在ったが、 (総じて)非常に高価で在ったことと小型自動車の普及により大型オートバイの需要が減り、更には趣味性の高い 商品ばかりで在ったことから昭和20年代後半には早くも息詰まり。
メーカーとしても弱小であったことから、一番の取引先で在った昌和製作所に吸収されました。
しかしながら更に昌和製作所を吸収したヤマハ発動機により、ヤマハ市販車初の4サイクル車・XS1のフレーム設計に 際しては、ロードクイン・DBがベースとなったと云われて居ます。

この250cc・ABの車体もほぼ同レベルの仕様と診られ、その端正な雰囲気はヤマハXS系に通じるものが在る
ようにも思われるのですが・・・

 プライマリチェーン側

メグロと同じに英国流の仕様ですので左ブレーキに右キック&シフトの構成。
しかしメグロより均整がとれて、
より現代的で軽快な印象です。
当時のラインナップが250cc・
S3や 500cc・Z7で在ったこと
から観ても歴然ですね〜笑
ホスクの印象に一番近似な
メグロ車は多分、500cc・まで待たねばならないのでは!?

高級輸入車に引けを取らない
高品質で上質な仕上げを信条にしたメーカーだけ在って上品。











































 AB型・OHV250cc単気筒エンジン

ホスクの真骨頂はロードクインに搭載されて在ったOHC500ccツインエンジンですが、 このOHV単気筒機関も
意外にコンパクトな形態で好感の持てる印象。
機関と変速機が分離した別体に見えますが、良く観察すればモノブロック(一体式)仕様です。
最高出力:11.0HP/5000rpm 、トルク:1.82kgm/3500rpm
ボアxストロークは68x68のスクエア。 最高速度:95km/h 始動はキック。
変速は前進3段との由。

OHVですがプッシュロッドはシリンダブロックに内包。
ヘッドカバーに「HOSK」ロゴとタイミングカバーにはエンブレム。
クラッチカバーのメッキが良く手入れされて在ります。
ダイナモはクランク軸より後方に配置。 駆動もプライマリ側から・・・
コンタクトポイントの場所が??? タイミングが一体のマグダイノでは無いと思うのですが!?

キャブはモノブロックのAMALでしょうか?
エアクリーナーがショートタイプにされてますが原型は専用箱型。
エキゾーストパイプはアリエル的なシリンダヘッドのポートに差込式。
エンジンデザイン的には秀逸な部類でしょうね!

















 フェルタンク

BMWにも似た白線縁取り飾りの他に装飾の無い簡素
なティアドロップ型の形態。
しかし新車然とした漆黒の艶が上品な雰囲気を印象付けます。
当時としては珍しくニーパッドは無し。

エンブレムは樹脂製で大柄。
色使いとデザインが高貴な印象ですが・・・
何処か似た意匠を見たことが在るような!?
実はドイツ製バイクの名門メーカー・HOREXのエンブレムから引用!?〜笑
親会社の山田輪盛館が輸入代理店で在った縁からのことか。
刻まれたフレーズ「KING OF THE ROAD」に自信の程を感じます!



























 フロント周り

ハンドルは幅710mmとスポーツ車的。
そのエンドには当時のBMWに習ったようなウインカーユニットが付く先進性。
ライトレンズもそれに似た鍔無し球面レンズ。
















ライトケース上面にはメーターと赤・緑のポジション灯(?) それに装飾されたメインキーSW。
この意匠も何かに似て居る!?
 「これもBMWだ〜笑」

サスペンションはテレスコピック。
フェンダーはやや深めな実用車仕様。
その上に付くネームプレート(風切り板)は標準装備。
ブレーキはシンプルに全幅内拡ドラム式。
タイヤサイズは3.00-18in

















 リア周り

リアフェンダーも深めの仕様。 その上には本来は在るべき荷台が紛失。
フェンダーステーのメッキは原型とおり。

マフラーはモナカタイプながら左右合わせでは無く筒合成による仕様。
代わりが無いので稀少な原型状態。

タイヤサイズはフロントに同じく3.00-18in サスペンションにはスイングアームを採用。
ドライブはフルケーシングされた仕様。 或る面、実用仕様から抜け出せて居ないか?
















 シートサイド

本来の鞍型シングルシートなれど原型ではない様子。
クッション支えがソリッドゴムのみですが乗心地は如何ほど!?〜笑

冷却方式は油冷ドライサンプ。 容量3L、由。
オイルタンク、サイドケースカバー共にロゴプリント付き。
ここでもキャッチコピーを主張〜笑
但しこのプリントは本来状態よりやや大きめなので多分ですが別複製ステッカー。

いや〜、貴重なバイクを拝見できました〜
これだけでもわざわざ遠征した甲斐がございました〜笑!


 EXCELSIOR・R1
  "Roadmaster"(1952年?)

 続いても珍しいバイク。
英エキセルシャー製の「ロード
マスター」と思しき1台。

「エキセルシャー」を頂くバイク
メーカーは他にドイツとアメリカに在り、 紛らわしいメーカー名の筆頭格(笑)で在りますがこちらは英国のメーカー。
1896年創業の老舗で二十世紀初頭よりバイクメーカーとして名を馳せた由。
当時の英国他社に同じく他社製機関搭載の中・大型車を得意とし、 英JAPや同ビリヤス製機関搭載の250〜350cc車を多く生産。
1930年代には大型化してJAP製OHV500ccエンジン搭載車などもラインナップ。
後に他社製機関のみならず、
自社製OHC250ccエンジン
"MANXMAN"を開発。
シリンダヘッドにブロンズを採用する特異な仕様で知られ、350〜500cc化も成された ワークスレーサーは戦前期においてマン島TT-GPでも活躍。

「ロードマスター」は大衆向け軽オートバイとして生産された2スト100〜250ccのシリーズ由。

 Villiers製の2stエンジン

「ロードマスター」の機関は社外購入で在った様子。
英ビリヤス社製の2スト単気筒
98cc(?)エンジン。
フライマグネットホイルカバーがアルミ鍋に見えて仕方ない(笑)のが特徴。
日本でも戦後のメーカー乱立期に、同機関を習作したエンジン搭載車が多数在りました!











 フェルタンク

小振りながら好ましい水滴型タンク。
車体色と同じ海老茶色に当時の英国車に良く見られた意匠。
エンブレムは格調在る紋章型(プリンティングか?)
本来在るべきニーパッドラバーは欠品状態。
多分本国に探せば純正部品で見つかるでしょうが・・・ 〜笑







 TRIUMPH・T120 "Bonneville"

トライアンフの"ボンネビル"650cc
世界最速を目指した名車!
1962年モデルはメッキのライトケースに変化
フレームはダブルクレードル
ネームの120とは最速120マイルの意味由


 TRIUMPH・T120R "Bonneville"

同じく"ボンネビル"
セミアップエキゾースト仕様のアメリカモデル
1963年から一体型ユニットエンジンに フレームもシングルダウンチューブに変化



 BMW・R27

BMW軽単気筒の集大成
こちらのはピカピカ♪
タンデムシートにリアキャリア付き






 ホンダ・CB450P

CB450の白バイ仕様
リアのサイドケース以外は赤色灯に
サイレンも残る稀有な状態車
しか〜し、まんまで公道走らせると
お咎めが〜爆


 スズキ・ウルフT90

人気モデルだったウルフ
トリフォーム式と云う珍しいフレーム
前傾してぶら下がる2stツイン90cc
エンジンが特徴


 ヤマハ・スポーツ90HS1

AT90の改良モデル
スズキT90に同じく2stツイン90cc
張り合ってかヤマハの技術が詰まった一台


 ラビット・ジュニアS301

最近の旧車イベントで目立つのが
先に在った小排気量車群とこのようなビンテージスクーター群。
良く見かけるS301系ですがこれでもメグロ程の年式車です!
一体全国に如何ほど大量に生息して居るのやら〜笑


 ラビット・スーパーフロー301
  
こちらも同系301ですが、液体トルクコンバータ搭載のスーパーフロー!
アクセルワークでス〜イスイ♪






 シルバーピジョン・C73?

一方の雄、シルバーピジョン
125ccのスタンダードモデル
リアの荷台には書類キースが付くのが本来姿との由





それでは、次回をお楽しみに!

◎ 「わたしが観てきたメグロ・「岡山旧車会・第49回春のミーティング」より、」
  (第三十回)は、こちらからお楽しみ下さい!

◎ 「イベント参加風景」のバックナンバーは、こちらからお楽しみ下さい!

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