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新しい国語の教科書です。表紙に「たんぽぽ」って書いてありますね。
たんぽぽって知ってるよね。道の端っこや石垣のちょっとした隙間にだってしっかり花を咲かせるの。
でも、なんで「教科書の題」が「たんぽぽ」なんだろう。
さっそくちょっと中を見てみよう。
1ページ目。上に絵があります。この黄色い花がタンポポね。きれいな色です。白いチョウチョもかわいいよね。
ところで、タンポポに黄色い線がシュッシュッって何本も描いてあるけど、これはなんだろう。
うーん、なんだろう、下にある文章を読んでみよう。そうしたらわかるかもしれない。
ああ、そうかあ、わかった?。まぶしいんだね。それで黄色い線が描いてあったんだね。
ね、教科書ってなんかいっぱいこういう秘密が隠されてるんだよ。よーく見ればいろんなことがわかるようになってます。
じゃあ、最初の問題、題がどうして「たんぽぽ」なんだろう。それはね、この教科書を作った人たちが、「ああ、子供はタンポポみたいだな、お日様の子供のように元気があるな」と思ったからなのね。
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タンポポは桜と一緒で、春を告げる花の代表みたいなもんだけど、どちらかというと、すっかりあたたかくなってから咲く花なんですね。
そのタンポポよりももっと前に、「もうすぐ春ですよー」って知らせてくれる花があるの。その花の一つが「ふきのとう」です。ふきのとうって知ってる?。お正月のお飾りで見たことがあるかもしれないね。
じゃ、教科書の4ページを開いてください。「ふきのとう」のお話が載っています。
最初に4ページから10ページまで、ざっと絵を見てみましょう。ページをめくりながら、絵の感じ、どういう絵なのか、確かめてみて。
最後の10ページ目、そこに咲いているのがふきのとうです。
ページ全体の色の感じも見てみてね。最初のページはなんだか薄い色、寒そうな色です。ほら、全体が青色だもんね。
次の6ページ・7ページも全体的に青、やっぱりまだ寒い。
ところがもう一枚ページをめくると、お日様がかおを出しています。少しだけ絵があったかな黄色に包まれています。で、最後のページでは緑色になりました。ね、少しずつあったかな色になってるでしょ。
4ページの「青」と8ページの「黄色」を混ぜると何色になるでしょう。答えは「緑」・・・最後のページの色ということになります。ね、うまくできてるでしょ?。
じゃ、いよいよ「ふきのとう」を読んでいくことにしましょう。
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(テープではここで朗読が流れます)
「ふきのとう」、どんな話かわかったかな。もしお話の中身がぴんとこなかったり、意味が分からなかったら、今度は自分で読んでみましょう。
何度も読んでいると、そのうちぽーっと日が差してくるようにわかります。そういえば「ふきのとう」も最後はお日様の光浴びていましたっけ。
ところで、この「ふきのとう」を読んでいて、あれ、なんか変だなあ・・とか、「もっこり」ってなんだ。。とかいろいろ感じなかった?。
たとえば「ふかれて ゆれて とけて ふんばって・・もっこり」っていうところね。なんか笑っちゃうよね。小さな花がぽんと顔を出す様子を「もっこり」って言ったのね。
「ふかれて ゆれて とけて ふんばって・・・もっこり」
本当は「春風に吹かれて 竹藪が揺れて 雪がとけて ふきのとうががんばって もっこり顔を出した」ということなのね。でもそうかくと、よくわかるけどなんだかつまらない。
そこでこのお話を作った人はちょっと考えたの。どうしたら「春がくる感じ」を表すことができるかって。で、竹藪とか雪とか、そういう言葉を取ってしまいました。
それでも意味が分かる。「なにがどうした」の「なにが」の部分が書いてなくても意味が分かっちゃう。ね。なんか日本語って面白いよね。
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それじゃ今度は、この「ふきのとう」を読む練習です。
上手に読むにはどうしたらいいでしょう。はっきりと口を開けて読む、それも大事だけど、それよりもっと大事なことがあります。
それは「ふきのとう」や「おひさま」や「たけやぶ」になったような気分で読むこと・・です。
お日様って大きいよねえ。あったかいよねえ。だから声はどんな調子になるかな?。
竹藪は細くて背が高くて、いつもざわざわ風に揺れているのね。だったら声はどんな調子でしょう。
ふきのとうは小さくて、かわいいんだよね。ほかにも「春風」は「雪」もでてきます。どんな感じだろう。
ちょっと考えてみてね。
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さあ、どうかな。「春」を感じながらできるだけ「あったかくなってきたぞ」って気分。
最初は冬でちぢこまっていて、それからゆっくり背が伸びていく感じ。そうやって読みましょう。
竹藪は揺れる感じ。ふきのとうは小さいけど元気がいい感じ、雪は寝そべっている感じ、お日様は大きくてゆったりした感じ、春風はのんびりやさん。そうやって役を考えて読んでみてください。
最後に必殺技。「こういう話、なんかつまんねえなあ」と思ってる男の子(女の子もいるかな)っているよね。
そこでそういう子に一つ提案。
たとえば「のんびり屋の春風」はとなりの家のお姉さん。竹藪は「ときどきこわいお母さん」、そうやっていろんなものにあてはめてみましょう。
ちいさくって寝坊ばかりしているふきのとうは「お父さん」です。
「今日も寝坊して会社に行きたくない」って言っているお父さんをみんなで心配しながら朝起こす話と思ってください。そうしたらすこーし、この話くすくす笑える話になるでしょ?。
お父さんが「ふかれて ゆれて とけて がんばって・・・もっこり」、ああようやく目がさめた・・・って、そういう話ね。
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