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●「音の数」

1,
言葉はいくつかの音(おん)でできています。「あいうえお」を「50音」なんていうでしょ。あのオンのことね。
たとえば「ことば」という「ことば」は、「こ」と「と」と「ば」、この三つのオンでできている・・といいます。
うーん、うまく説明できないなあ。「せつめい」は「せ」と「つ」と「め」と「い」で4つのオンです。すこしわかった?。

こんなことなんでやるかというと、ずっと先になって、君が詩を書いたり、文を作ったりするときに、とっっても役に立つからです。どう役に立つかは、後のお楽しみです。いまは「オンの数え方」をそのときに備えて練習しておきましょう。

このオンの数え方にはいくつか約束があります。ルールみたいなものね。さっきの「ことば」とか「せつめい」なんかは、そのまま3つだ、4つだでかまいません。だけど困るのは
「ねっこ」なんて言うときです。このちいさな「つ」はどうするの?・・・なんて時ね。
でも心配はいりません。ちいさな「つ」も一つのオンとして数えます。だから「ねっこ」は「ねつこ」といっしょ、オンの数は3っつです。「みっつ」は「みつつ」と数えますからこれもオンの数は三つです。
じゃ、ちいさな「や」はどうするんだ、ちいさな「よ」はどうするの?

「きしゃ」なんかにでてくるちいさな「や」は、「つ」と違って数えません。「しゃ」で一つのオンとします。だから「きしゃ」は「き」と「しゃ」で2つのオンです。
ちいさな「よ」「ゆ」も数えません。前のオンにくっついて一つのオンになります。「あくしゅ」は「あ」と「く」と「しゅ」で三つ。「しょるい」は「しょ」と「る」と「い」で三つです。

このオンの数え方にはもう一つルールがあります。「おとうさん」「ふきのとう」なんかの場合です。この場合は「う」も一つのオンとします。しゃべるときは「おとーさん」になるんだけど、オンを数えるときは「お」と「と」と「う」と「さ」と「ん」で、5つになります。
「おねえさん」「おかあさん」「おにいさん」「おじいさん」なんかも同じね。

そうそう、言い忘れていた。「ん」も一つのオンとして数えます。「リンゴ」は「り」と「ん」と「ご」の三つです。

まあ最初のうちは面倒くさいかもしれないけど、これは今どうしてもおぼえなきゃならないものじゃなくて、そのうち自然に身に付くことだからあまり気にしないでいいです。
そうだなあ、4年生ぐらいになったらきちんと数えられるようになっていると、何かと便利でしょうか。

学校では教科書にでているように「鉛筆でたたいて」みたりするかもしれないけど、まあ、適当でいいんじゃないでしょうか。


じゃ、ここからは「遊び」です。それぞれオンの数を当ててみてください。
お母さんが髪をカットしたりするところ「びよういん」はいくつ?
風邪を引いたときに行ったりする「びょういん」はいくつ?
あ、風邪を引いたときには『びょういん」じゃなくて「やっきょく」にいくかもね。じゃ、その「やっきょく」はいくつ?。

「しゅしゅぽっぽっ」はいくつ?。うーん、これはむずかしい。えーと「しゅ」と「しゅ」と「ぽ」「つ」「ぽ」「つ」で、6つかな?。「しゅっしゅっぽっぽ」になるとまた違ってきます。
「料理酒飲んで、酔っぱらった車掌」。ひえー、なんだこれ。
「切手買って貼って出すキット」。
「とうきょうとっきょきょかきょく」。
ちいさな「つ」や「よ」なんかに気をつけてね。
みんなでこういう言葉を考えてクイズを出し合うのもいいかもね。

もう一回最後に一言、なぜオンなんかをわざわざ数えるかというと、君が歌手になって(たとえば)「歌詞」を書くときになんかに、ははーとわかるはずです。
「歌手」になんかならないもん・・という子、言葉はリズムです・・・ということおぼえておいて。リズムのある言葉を作り出すにはオンが数えられると、とってもいいんだよ。・・・ということでした。