1,
|
最初は物語の朗読です。モンゴルのお話を読んでいきます。
ここでは、主人公の気持ちを考えながら読んでいきます。今までは「文章を読む」、「文章を楽しむ」ということだったんだけど、もうちょっと、書いてある内容を細かく調べてみよう・・ということです。といっても、基本的には今までと同じですから緊張しないでいきましょうね。
「スーホの白い馬」という物語です。スーホは人の名前ね。その人と白い馬のお話なのね。
タイトルからそれだけのことがわかります。じゃ、スーホって誰のこと?、白い馬ってどんな馬?
まあ、読んでいけば、そういうことがどこかに書いてあるはずです。そこで、この長いお話を読んでいくことになるんですが、ちょっと待って。
タイトルのすぐ右横に「ようすや気持ちを思い浮かべて読もう」とあるよね。
これはどういうこと?。「ようすや気持ちを思い浮かべて」と言われてもねえ。
じゃ、具体的に言えば、どういうことか、ちょっと先に調べてしまいましょう。ちょっとページが飛ぶよ。
教科書の42ページです。そこを開けてみて
|
|
|
|
 |
2, |
ほらね、いっぱいいろんなことが書いてあるでしょ?。ちょっと読んでみるよ。
「白馬の様子や動きは、どのように書いてありますか?。その中で白馬がとてもすばらしい馬だとわかるところを、ノートに書き写しましょう」。
ふーん、そうかあ。ということは「この物語のどこかに、そういうことが書いてある」ってことだよね。
もう少し先を読んでみましょう。
「スーホは白馬のことをどう思っていたのでしょう。また殿様は、白馬のことをどう思っていたのでしょう。
それはどんなところでわかりますか。スーホと殿様が言ったことや、したことを比べて話し合いましょう」
そうか、そうか。この物語には殿様もでてきて、白馬に何かするんだな・・・・ということがわかります。
下の段の左端です。
「白馬は、スーホのことをどう思っていたのでしょう。それはどんなところでわかりますか。わかるところに線を引きましょう」
あれ、今度はスーホじゃなくて「白馬の気持ち」はどうだったか。そう言ってますね。
43ページの上の段です。
「楽器の音(ね)は、ますます美しく響き、聞く人の心を揺り動かすのでした」とあります。スーホはどんな気持ちで、馬頭琴を弾いたのでしょう。みんなで話し合いましょう」とあります。
さあ、最初に言った「書いてある内容を細かく調べる」こと、それはどういうことかというと、たとえば今読んだようなことをチェックしながら読む・・・ってことね。
白馬はどんな馬か、スーホはその馬をどう思っていたか、白馬はスーホをどう思っていたか、
殿様は白馬をどう思っていたか、スーホは楽器を弾いたとき、どんな気持ちだったか。
この物語の中から、そういったことが読みとれれば、「ようすや気持ちを思い浮かべて読む」ことに、成功したということです。
|
| 3, |
じゃ、どうすれば成功するのか。
実はとっても簡単です。
君がまずスーホという少年だと思って下さい。いい?。
28ページと29ページの3行目まではこのお話の内容を説明しているところです。そこはモンゴルとか、馬頭琴とか、耳慣れない言葉のチェックだけにしておきましょう。教科書の下の段に「説明」が出ていますから、そこを読んでおきましょう。
君がスーホになった気持ちで読んでいかなければならないのは、29ページの「昔、モンゴルの草原に」と
あるその行からです。
そしてもし「僕がスーホだったら、私がスーホだったら」、そう思いながら読んでみてください。
うまくそう思えたら、不思議にスーホだけでなく、白馬や殿様の気持ちも分かってくると思います。
いい?、スーホになってね、貧しい羊飼いの少年だよ。気持ちがうまくスーホになれたところで、さあ、朗読を始めましょう。
どうしても「なれないなあ、モンゴルの少年なんてよくわからない」という場合は、必殺技があります。
文章にでてくる「スーホ」という名前のところを、全部「僕」、あるいは「わたし」と置き換えて読んでみてください。
え、そんなことしていいの?。いいんです。だってこれはどうしたらこの物語の主人公になれるかっていう、その練習なんだからね。
モンゴルっていう土地のことがわからなかったら、モンゴルを「はぶいて」読んでみましょう。場合によっては「野原」でもいいです。それでも「スーホ」の気持ちは十分分かるはずです。 |
|
|
|
|
4. |
うまくスーホになり切れたでしょうか。「スーホ」は男の子なので、君が女の子の場合は、ちょっと困っちゃったね。殿様に「娘の婿に」と言われてもねえ。
宝塚じゃないんだから。
でもね、主人公になった気持ちで文を読む、これは読書にはとても大切なことだから、ちょっと、難しいお話だな・・と思ったときなど、この手を使うと自然に物語の世界に入れます。覚えておいた方がいいよ。
|