「語るということ」
| 1、 | 「お話の会」をしようっていうページね。 「もちもちの木」というお話を使って、みんなで「お話の会」を開いてみようと言うわけです。 「お話の会」ってどんなことをするかって言うと、誰か一人がみんなにお話の中身がわかるように、文章を読んでいく会です。 しゃべる人を「語り手」といいます。「語る・人」のことだから「語り手」ね。 なんで「読む人・読み手」じゃいけないんだろう?。 「読む」のと「語る」のではちょっと違います。 「大きな声で棒読みでもいいから、書いてある内容をはっきり人に伝えれば、それは読むこと・読み手です。 だけど「語り手」は、書いてある内容の雰囲気や、主人公の気持ちを伝えなきゃいけないのね。 たとえば、「冬の寒い日のことだった」という文章があったとします。 「冬の寒い日のことだった」と普通に読めば、それは「読み手」の読み方。「語り手」はどうするかっていうと、「ふゆのさむーい、日のことだった」と寒そうに読まなければいけないのね。声を潜めた方がいいかもしれません。 「(声を潜めて)冬の寒い日のことだった」。ちょっとお年寄りになってみようか。「(年寄り)冬のさむーい、日のことだった」。こういう工夫をするのが「語り手」です。 *ここは実際のテープの方がわかりやすいかと・・ |
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| 2、 | 前置きが長くなりました。 教科書に戻りましょう。この「もちもちの木」という物語を語るには、いろいろ工夫をしなければなりません。 そこで、1、「読み方をくふうしよう」ということになります。 「小宮さんのグループの話し合い」のところも読んでおきましょう。どんなことに工夫をしたか、その例が書いてあります。 ではいよいよ「語り手になる」準備をしましょう。 これから「もちもちの木」の朗読が流れます(テープでは)。 教科書をみながら聞いてみてください。そしてどこか自分が一番気に入ったところ、それをまず決めて下さい。だって、全部一人で語るのは大変だからね。 どこか一カ所、分量で言えば2ページ分ぐらい、選んでください。どこを「語るかは」貴方の自由です。 そうそう、「語り手」になるにはどうしたらいいか、もう一言付け加えておきましょう。 簡単に言えば、できるだけ大仰に、できるだけ極端に変化を付けてみてください。 「大きな声を出してみたり、ゆっくり読んでみたり、声を潜めてみたり、もうすこしやり過ぎじゃないのかなあと思うぐらいやってみてください。 意外と聞く方にはそれがちょうどよいぐらいに聞こえます。 「もちもちの木」には、「霜月」とか「せっちん」とか、古い言葉が出てきますが大体のことは教科書の下の段に「意味」が書いてありますから、そこで確かめてみてください。 |
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| 3、 | さあ、どこか自分が「面白いな、ここなら「語れ」そうだな」・・っていう箇所、見つかったかな。 見つかったら、あとは貴方の考え方次第です。 いろいろ「読み方」を工夫してみましょう。 びっくりさせるところは、大きな声で、夜の静かなときは声を低くして・・・工夫にはいろいろあります。 私がしたように「さむい」としか書いてないんだけど「さむーい」とのばす方法も、「語り手」の場合はオーケーです。 「おじいさん」「豆太」、それに「じさまの医者」、それぞれ声をちょっとかえることも大切かな。 教科書には登場人物は3人ってあるけど、もう一人「語り手」も登場人物の大事な一人だと思ってください。 会話になっていない文、つまり普通の文は、ぜーんぶ、「語り手」がしゃべっている部分です。 だからそこも「ちょっとおじいさん」になったりすると、うまくできると思います。 あとは恥ずかしがらずに、大げさにね。 |