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●「オンを数えよう」

20ページ、上の方に声を出して読もう、それから下の方に「じんとするようなうれしい一行が、きらりと入ってるね」とあります。
そんなことを気にしながら、このページの詩を読んでみましょう。「金子みすず」
という人の作品です。

「わたしと小鳥とすずと」。ざっと読んでみてどうかなあ。
なんかへんな感じというか、不思議な感じがしませんか。なんか、同じ調子だもんね。

じゃ、ちょっとここでこの文のオンの数を調べてみましょう。
「オンの数の調べ方」2年生でやったけど、おぼえてるかな。

1行目「わたしが両手を広げても」は「わたしが」で4つのオンです。「両手を広げても」は「リョウテヲヒロゲテモ」で、9オン。全部で足すと13オンです。

次の行、「お空は」で4オン。「ちっともとべないが」は「チツトモトベナイガ」で9オン。全部足すと13オン、ほらね、ちょっと秘密がわかってきたかな。


2、 「飛べる小鳥は」は7オン。「わたしのように」は7オン。足して14オン。
次の「じべたを」が4オン、「はやくははしれない」は9オン。13オンに戻りました。

そうなんです。一行一行、オンの数をあわせてるのね。

一年生の時の「あかるいあさひだ、あいうえお」を思い出して。あれも同じオンの数にそろえてあるの。ということは、この詩もリズムを取りながら読めるってことね。

つまりそうやってオンの数を合わせていくと、自然とリズムが生まれる文章ができあがります。これは日本語の面白い特徴の一つです。

3、
さあ、ここで最初の質問に戻りましょう。
「じんとするようなうれしい一行が、詩の中に、きらりと入ってるね」さあ、それはどれだと思いますか?。

実はね、はっきり言ってこれは個人個人、違う答えがでてきてもいいと思うの。詩って自由に感じればいい物なので、君が「ああ、ここ、おもしろいなあ」と思えば、それも正解。

ただし模範解答という物が何にでもあります。わたしだったら、最後の方のあそこだと思うんだけど・・・・まあ、これがヒント。探してみてね。

大体この詩は「大人になった人が子供の頃を思い出して、ああ、そういうこともあるな、ぼくはすっかり忘れていたよ」って思いにふける詩だと思うの。
子供の真っ最中である君には、あんまり関係ないのよね。
だけどこの教科書を作った人は「子供の頃、そうは考えなかったから、今の子供にはもっとそういうことを考えてほしい」って願いを込めてるわけね。子供にとってはちょっと迷惑なんですけども。
だからこの詩は、君たちの場合は「僕は僕らしくあればいいんだ」って詩だ・・・というふうに受け取ったらいいと思います。
この詩の本当の意味は大人になって分かればいいんだからね。
 

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