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教科書四四ページになります。「ちいちゃんのかげおくり」のページです。あけてみましょう。
この物語は五〇年以上前にあった戦争の頃のお話です。だから「出征」とか、「しょういだん」とか、耳慣れない言葉がでてきます。そういった言葉に関しては、教科書の下の段に「解説」がのっていますから、ひとつひとつ確かめながらよんでください。
あ、それからもうひとつ、確かめながらよんでほしいことがあります。
それは挿し絵です。どの挿し絵が文章のどの部分を書いたものか、それを確かめながら読み進んでください。
それともうひとつ、なんだ、どんどん増えていくなあ。ごめん。これが最後。
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この文章にはたくさん会話文がでてきます。
「かぎ」でくくられている部分ね。だれかがしゃべった言葉。
その前後に、この部分がどういうふうに語られたのか、さけんだのか、つぶやいたのか、それとも、おこってしゃべったのか、泣いてしゃべったのか。そういうことがわかるように書かれている部分があります。
それを確かめてください。
たとえば、四五ページ、最初の行です。
帰り道、青い空を見上げたお父さんが、つぶやきました。
「かげおくりのよくできそうな空だなあ」・・・・・・・なんていう部分のことね。
このカギかっこでくくられた部分は、お父さんがつぶやいたんだな、ってことがわかります。ほかにもたくさんでてきますから、カギかっこと、その前後に注意してよんでください。
なんでそんなことするかっていうと、・・・あ、その話は後回しにしましょう。
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挿し絵の話なんだけどね、
最初の絵は色が付いてないよね。それからずうっとモノクロの絵がつづいて、五七ページ、ここで初めて挿し絵に色が付きます。背景がきれいな黄色です。
そのページ以降にでてくる挿し絵は全部カラーです。これはどうして?。
あえて答えは言いません。ここはあなたに考えてほしいの。文章と照らし合わせて考えると、答えは見つかると思うんだけどな。
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今度は作文の練習です。
詩の勉強のところで「しゃべるように書く」なんて言いましたけど、ここでの作文は会話文、人の言葉をそのまま書くこと、しゃべったままに書くことがメインテーマです。
会話文はカギかっこで前後をくくるのね。
しゃべったままをそのまま書きます。
ただし、どういうふうにしゃべったか、「ちいちゃんのかげおくり」にでてきたように、ただ○○といいました、ではなくて、明るい声で言ったとか、声を高くあげたとか、そういうふうに、しゃべった様子を上手につけて書いてください。
これはとても難しい作業です。
作文だけでも大変なのに、会話文を交えて書くのは、とっても大変です。
でも、失敗して元々ぐらいの気持ちで挑戦してみてください。
題材は何でもいいです。会話しているところを書くんだから、どうやったって家族とか友達の話になるかもね。
ただ、作文がうまくできなくてもここでは落ち込む必要はないのよ。会話文をうまく取り入れる文章、それはとても難しいですから、ここは只の練習だと思って、お母さんが「○○」と言った・・・とするところを、できるだけ、つぶやいたとか、怒って言ったとか、そういう様子を付け加える練習です。
気楽にやってみてね。
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そう思って気楽にやってみてね・・・・と、お姉さんはやさしく言った。
「人の気も知らないで」と僕はぼそっと言った。
「そんなこと言われたって、すぐには出来ないよなあ」と、今度はお父さんが同情したように言った。
だけど本当は「がんばれ・俺の息子なら出来る」と言いたいのだと、僕は察した。
僕は寂しく言った、
「じゃあ、しょようがない、書いてみるよ」。
「がんばってね、おいしい晩ご飯作るから」、お母さんの声が弾んだ。
僕はますます気持ちが重くなった。
まあ、こんな具合ね。
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