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「文章を読むコツ」

4年生最初の勉強は、「本とであう、友達と出会う」です。
本って読んだことある?。あるよねえ、絵本じゃないよ。漫画でもない。文章が絵よりも多く載っているもの・・・苦手だなあ、だって面倒だものねえ。わたしもそう思う。

だけど本はちょっと面倒だけど、中身がわかれば、そんなにつまらないものじゃないです。中身がわからないから、全然面白くないってことじゃないかな。

「本を読む」には、ちょっとコツがあります。どんなコツかというと、一つ目はできるだけ声に出して読むこと、声に出して読むと、不思議に話の内容がわかるときがあります。声を出すと脳が刺激されるんだね。だから頭もよく働くというわけです。

二つ目は頭の中でテレビを見ている見たいに、場面を想像すること。読むながら、場面、場面を想像するんです。
たとえばここで読むところは「がおーっ」というある動物園での話ですが、じゃ、どんな動物園なんだろう。どんな動物がいるのかな、読みながら、いろいろ頭の中で想像していくわけね。

何にもないと何も想像できないなあ・・・そういう場合は挿し絵を先に見ておきましょう。教科書の5ページから19ページにかけて、ライオンなどの挿し絵が載っています。それを想像の手がかりにしてください。
じゃ、これからこの物語を読んでいきましょう。
面白かったねえ。動物園に来るお客さんに申し訳ないと言うことで、声をからしてしまったライオンも面白いし、黒ヒョウもなんかかっこいい。「今日だけだぜ」っていうところなんか、黒ヒョウもいい人なんだなあ・・・あ、人じゃなかった、動物だった。

そうそう、言葉をしゃべらないものにも自由に物をしゃべらせることができる・・それも本の面白いところね。

最初のおさらいです。本を読むにはコツがあります。なんだったっけ・
一つ目は声に出して読むこと。二つ目は場面を頭の中でよく想像すること。
もう一つあります。それは長いお話は、ちょっとずつ短い場面に分けてみること。それが三つ目です。
じゃその三つ目、「ガオーッ」を実際に短い場面に分けてみましょう。教科書の4ページからはじめます。

3、 「ガオーッ」4ページです。
最初の書き出しは、「朝の光が木の葉に反射して」とあります。3行先に「もうすぐ開園時間です」とありますから、まだ動物園はしまっています。
指で文章をなぞっていきましょう。声が出ないライオンがでてきます。

5ページのおしまいの方で、黒ヒョウがでてきます。ライオンと黒ヒョウが話し合いをはじめます。

6ページに進みましょう。ライオンと黒ヒョウがいろんなことをしゃべっています。ライオンが声をからしているのを、黒ヒョウはちょっと馬鹿にしているみたいです。

7ページへ進みます。二匹の話し合いはまだつづいています。8ページも9ページも黒ヒョウとライオンの話し合いです。ライオンはアフリカ育ちだって自慢しているみたいです。

10ページに進みます。6行目に「確かに昨日は大変だったのです」という文がでてきます。
あれ!、おかしいぞ。さっきまで朝の動物園でライオンと黒ヒョウがおしゃべりしていたのに、突然昨日の話になってしまいました。

そう、そこが話の変わり目、10ページの5行目までは、「朝の動物園での話」、6行目からは「昨日の話」になります。こういう風にお話の場面が変わるところを、「お話の区切り」といいます。このお話の区切りをもっと簡単に見つける方法があります。
それは字が前の行に比べて一字下がっているところ、そこが「区切り」の「目安」になります。「段落」なんていったりするんだけどね。
「文章の仕組み」については、「段落とつなぎ
というmp3ファイル(音声ファイル)があります。
聞いてね。
学校ではこの「お話の区切り」をかなり細かくやるはずです。この「ガオーッ」を5つに分けて、それぞれに「小見出し」をつけましょう・・・・なんてことをやります。

でもここではそんなに「どこでわかれるんだっけ」って一生懸命にならなくてもいいです。「話の区切り・段落」については、後になってもっとていねいにやることになるからです。それにこういうことは徐々に慣れていけばいいからね。

そんなことより、ここではせっかく面白い話なんですから、お話の中身を楽しむようにしましょう。
本を読むコツの話に戻ります。一つ目は声に出すこと、二つ目は想像すること、三つ目はお話を短く分けること。

じゃ、ここで一つ目に声に出すことをやってみましょう。だけど、その前にちょっと考えてみてください。
このライオンと黒ヒョウは友達なんでしょうか、それとも仲が悪いんでしょうか。さあ、どっちだろう。

ライオンはいい人だと思うけど(あ、また人にしちゃった)、黒ヒョウはどうなんだろうねえ。
前の方ではずいぶんライオンのこと言ってますよね。「ばかばかしい」とか、「そんなサービスすることはない」とか、後ろの方でも「今日だけだぜ」なんて言ってます。
だけどね、わたしはね、明日になってまだライオンの声が出ないとするとね、そしたら黒ヒョウはキット「いいかげんにしろよな」とか言いながら、又お客さんにサービスするような気がします。
ということで、わたしはこの黒ヒョウとライオンは友達じゃないかもしれないけど、仲間って感じでつながっているんじゃないかと思います。
ちょうど君たちのクラスと同じだよね。先生は友達!って言うかもしれないけど、そんなこと言ったって「やな奴」はいます。
でもまあ、一緒のクラスだからなあ、性格や趣味は違うけど、まあいいかあ・・・って感じあるでしょ?。
ライオンも黒ヒョウもきっとそんな感じなのね。そうやって自分と同じ環境・・・というか、自分だったらどうするかな・・って、想像することが「本を読むコツ」の二つ目、「想像すること」です。

じゃ、あれこれ想像しながら「ガオーッ」をもう一回読んでみましょう。ライオンはちょっと年寄り、黒ヒョウはすこーし、冷たい感じ・・・・なんて思いながら声に出すと、ずっとこのお話が面白くなってきます。

最後に一言、「本の読み方」に上手下手はありません。君らしく、らくに読めればそれが君の読み方です。むりやり声を出さずに、友達としゃべる普段の声で読んでみてください。
教科書22ページは「想像する」練習をやってみましょう・・・ということです。上の段位動物園の絵がでています。
檻があってトラがいて、ライオンがいて・・・そういう絵を見ながら「ガオーッ」にならって動物園のお話を考えてみよう・・・と言ってるんだけど、はっきり言って、そんなことは無理です。

ただね、絵を見て、ふーん、このライオンは強うそうだなとか、お弁当には何がいいかな、誰と動物園へ行こうかな・・なんて、あれこれ想像することは結構楽しいです。それはちょっとやってみてください。
この練習は、君が将来文をかくとき、それから人の話し合いをするとき、自分の意見をはっきり言うとき、いろんな場合にいい訓練にあります。
10分でもいいから、ページの絵を見て、想像してみてください。「つまんねえ動物園だな
」って思ったらそれでもいいよ。じゃどんな風にしたら面白いかを考えればいいのね。

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