「感じたままを書く?」
| 1, | 教科書に「どきどきしたり、わくわくしたり、『あれっ』と思ったり。私たちの心は、いろいろな感じ方をします」とあります。 その感じたことを、短い言葉を使って書けば、それは「詩」になります・・・ということです。 うーん、「感じたことを書く?」ってどういうことかわかる?。そうだね、ちょっとわかりにくいから、例を引いて、説明してみましょう。 四四ページに「滴の首飾り」という詩が載っています。 雨あがりの蜘蛛の巣。 雨の滴が、 ころころと、たくさんついて 首飾りのようだ。 壊れないように、そっと息を吹きかけてみた。 「フーッ」。 しずくが綱渡りした。 こういう詩です。普段はそういう言い方はしないけど、でも、あれ、おもしろいなってところあるでしょ? |
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| 2, | たとえば、「蜘蛛の巣が首飾りのようにみえた」とか、「しずくがつなわたりした」ってところね。 次の四五ページの詩も見てみましょう。 「お風呂の中から」では、「お風呂の中から、ぽちゃん、ぽちゃん。小さい音が聞こえてきた」というところがあります。 ふたから滴が落ちる音ね。その音が「自分に何か話しかけている」ように聞こえたのね。そういう詩です。 下の段を見てみましょう。「電波」という詩です。 屋根の上に立っているアンテナが、なんだか鹿の角 のようにみえたのね。 だからどこかにアンテナがないかなあという電波がいたら、間違って鹿の角をアンテナだと思うかもしれない。そういう詩です。 今、教科書に載っている三つの詩を例に出してみました。 なんか共通しているとこ、あったでしょ? |
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| 3、 | そうそう、三つとも何かを見て、それが「あ、なんかみたいだな」と思ったのね。 蜘蛛の巣が首飾りに見えた。ふたから落ちる滴が人間みたいにしゃべってるように聞こえた。 それに、鹿の角はアンテナみたいだ。 さあ、今度は君の番です。何かを見て、それがなにかほかの物にみえるかどうか、発見してみましょう。 そして、それをそのまま文にします。 ただ、点や丸の位置では、それを打たずに、必ず行を変えてください。 |
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| 4 | そうねえ、もうちょっと例を出しましょうか。 たとえば夜、部屋の電気を消します。何が見えますか?。 なにもみえない?。 そんなことないでしょ?。 デジタル時計の表示とか、テレビの補助ランプとか、小さく光っているもの、何かあるでしょ?。 そうしたら、そこから何かを想像してみてください。 「僕の部屋に、小さな町がある。小さく光る町がある」とか、そうやって「詩」を作っていくの。 「なにかみたいだな」と思ったら、「何かみたいだ」と書かずに、「なにかだ」と「みたい」という言葉を省くともっと「詩」らしくなります。 「詩」は難しいものじゃありません。 どちらかというと、詩を書こうとして緊張するから、詩が作りにくいのね。 むしろ、詩は「何かをほかの物にたとえるものだ」、そう思ってください。 そうすれば、いっぱいあるでしょ、そういうもの |
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| 5 | ぼくの鼻には二つの穴がある この穴はまるで宇宙のブラックホールだ ねばねばのエイリアンもいる。 ははは、あんまり、いい例とは言えないけどね。 じゃ、気楽に、何かをほかの物に例えて書いてみてね。 約束事はたった一つ、点や丸の位置がきたら、必ず改行すること。じゃ、やってみてね。 |