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「ごんぎつね・気持ちを追っていく」

 今度は新美南吉の「ごんぎつね」です。読み始める前に、どこを注意すればいいか、ちょっとチェックしておきましょう。
教科書の六八ぺーをあけてください。

上の段の中頃です。「次のところに気をつけて、詳しく読みましょう」とあります。
ちょっと読んでみるね。

「1」で、ごんは、いたずらをして、ウナギを持ってきてしまいます。このいたずらは、その後のごんと兵十の気持ちにどんな影響を与えたでしょうか。

うーん、なんか難しいこといってるなあ。
そこはちょっとトバシね。次です。

「2」には、一日の出来事が書かれています。
朝、昼、晩と分けて描いてあるのは、どうしてでしょうか。
そうか、「二」の部分ね。じゃ、そこはちょっと注意してよんで見よう。どこから「朝」で、どこから「夜」かね。

下の段です。
「3」には、ごんが、「うちの中へ鰯を投げ込んだ」り、「物置の方へ回って、その入り口に栗をおいて帰った」りしたことが描かれています。
置き場所や置き方が変わったのは、どうしてでしょうか。
まあ、ここは読んでみたらわかるかもしれないね。

さあ、このぐらいにしておきましょうか。
あんまりチェック箇所が多いと、せっかくの話がつまらなくなってしまうからね。

教科書にどうしてこういうことが書かれているかというと、実はみんな、
登場人物がどう思っているか、
そのとき、キツネはどう思っていたか、
猟師の兵十はどう思っていたか、
そういうことを考えながらよんでください・・ってことなのね。
3、 物語を読むときは、その主人公の気持ちになって読むこと。それが基本です。

「ごんぎつね」にはきつねのゴンと、猟師の兵十がでてきます。
この二人の気持ちを「ここではどうかな、ここではどうかな」と確かめながらよんで下さい。

そうすれば、今よんだ教科書のチェック箇所、全部答えがわかってきます。

ほんとかな?。じゃ、やってみよう。

そうそう、わかりにくかったら「必殺技」。文章の中の「ごん」という部分を「わたし」とか「僕」とかに置き換えて、読んでみましょう。そうすると、少しはわかりやすくなるかな?。
これは著作権違反・ごめんなさい! このお話には続きがあります。
兵十はゴンの気持ちがすっかりわかり、あわててゴンの傷の手当てをして上げました。
ゴンは元気になって、それからは、兵十とゴンは助け合って暮らしたと言うことです。おしまい・・・なんてね。

さて、あなたはゴンや兵十の気持ち、なぜゴンは栗を届けたのか、なぜ兵十はゴンを銃で撃ったのか、そういったことわかったかな?。

ゴンは、自分のしたこと、兵十にすまないことをしたなあというお詫びの印に栗を持っていったんだけど、でも、それが神様の仕業になったんじゃあ、すまないと思っている自分の気持ちが兵十に届かないと思ったのね。

それで、家の中まで入っていったんだけど、そこを兵十に打たれちゃったわけね。

普通の生活でもそういうことってあるよね。
「よいことをしよう、手伝おう」って思ってやっんだけど、うまくいかなくて、かえって壊しちゃったとか。「助けてあげよう」と思ったのに。「手出さないで」と怒られちゃったり。

まあ、人との関係ってなかなか難しいわけね。だーれも悪いわけじゃないのにね。
で、この新美南吉って言う人は、出てくる人でてくる人、みんないい人なんだけど、でも、うまくお互いに理解できなくて、ちょっと辛い目に遭う、そういう物語を多く書いている人です。目にする機会があったらほかの作品も読んでみてください。

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