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「思う・・・そして考える」

 教科書の六九ページです。
上の段の「言葉の学習」を読んでみましょう。

「2」の中には、「思う」と「考える」という、よく似た言葉が出てきます・・・とあります。

「思う」と「考える」
たしかに改めて考えると、え、どこが違うの?・・・ですよねえ。
じゃ、問題の「2」のところを開いてみましょう。教科書の五二ページです。

そこで最初に「思う」が出てくるのが、最後の行です。
「ふふん、村に何かあるんだな」と思いました。

「考える」が最初に出てくるところは、五三ページの「こんなことを考えながらやってきますと」・・というところです。

さあ、「思う」と「考える」がどうちがうか、わかる?。
同じページの九行目に『「ああ、葬式だ」と、ごんは思いました』とあって、そこでは「思う」が使われています。

五六ページです。
五行目では『「ははん、死んだのは、兵十のおっかあだ」。ごんはそう思いながら』とあって、そのすぐ次の行では、「その晩、ごんは穴の中で考えました」。そこでは「考える」が使われています。

さあ、もうわかったかなあ?。
この文章の中では、「思う」は何かを見てすぐに答えを出す場合、「考える」は見たことにすぐ反応するのではなく、それを繰り返し思い返すときに使われています。

これは作者が特別にこの二つの言葉を区別して使っているからで、普通は、「思う」は心に浮かんだことをそのまま言う場合、「考える」は時間をかけて、知恵を絞って答えを導き出す場合に使われます。
3、 この「ごんぎつね」の中ではほかにも、よく似ているけど、使い分けている言葉として「知らん」と「わからん」が出てきます。

教科書で言うと六二ページね。

「しらない」は全然知識がなくて答えが見つからない場合、「わからない」はいくら考えても答えが見つからない場合に使います。

こういうことは、なんかめんどうだなって思わずに、どちらかっていうと「言葉っておもしろいな」って感じてくれると嬉しいんだけどな。
そうそう、大事なこと忘れてた。

なぜ「2」の部分は朝、昼、晩に分かれて書かれているのか。
その答えは「考える」にありました。
「考える」には時間がかかります。
朝見たもの、昼見たもの、それをよーく考えて、晩になってもゴンは考えてたのね。
そういうことでした。

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