[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」


  ●「長い文章を読む」

 4月の最初の勉強は、「本に親しもう」ということになっています。「本」、読んでるかな? 
 本はねぇ、よみだすとはまるんだなぁ、実際に止まらなくなります。次から次へと。
ところが、読まないと、これがまた、別に不都合があるわけじゃないし、それはそれですんでしまう。

ただ、これだけはねぇ、言えるんだけど、一回や二回は、「ああ、もっと本読んでおけばよかった」って思うときがきっとあります。これは誰でもあります。私もありました。「じゃ、そのとき、読めばいいじゃないか」。
ウン、それでもいいです。ただ、そのときが来たときのために、ある程度、文章には慣れておいた方がいい・・・そのための準備に、せめて教科書に載っている文章は、ざっとでも読んでおこう・・・ということです。本が読みたくなるとき、君にも絶対来るんだぞ・・・。
 さあ、じゃ教科書の4ページを開いてみましょう。「やどかり探検隊」です。

「わ、どこまであるんだ、これ。なっがーい」。びっくりしてる? それとも「もっと長いの読んだことあるモン」て、涼しい顔してるかな? どっちだろうねぇ、君は。

 さて、この「やどかり探検隊」という物語は、「沖縄」の海が舞台です。それだけにちょっと聞き慣れないその地方独特の生き物や食べ物が出てきます。分からない言葉がでてきたら、教科書の下の段の解説を探してみて下さい。モンパとかギンポとか、私だって初めて聞いた名前が出てきます。
 それだけでもちょっと面白い物語なんだけど、更に面白いのは、少年二人が初めて無人島でキャンプする話なんだよね。
なんか、すごいよねぇ。「無人島でキャンプ」なんて大冒険だよね。君はそういうこと、したことあるかな? 無人島をいろいろ探検するって、ちょっと面白そうだよね。で、そういう話だから、タイトルは「○○探検隊」、じゃ、最初についている「やどかり」っていうのはなんだろう。たぶん、ヤドカリがでてくるんだよね。じゃ、どこで、どんな風に出てくるのか、それを気にしながら読み出してみよう。
 はっきり言って、長いです。ゆうに10分越えちゃいます。正直I言って 一度に全部読むのは無理かもしれません。疲れたら途中でお休みして下さい。ひょっとすると、お話が面白くなって、最後まで読めるかもしれないけど、これは、長い文章を「読む」練習ですから、気楽にやっていきましょう。


3、  この「やどかり探検隊」を書いた作者の椎名誠さんは、もうけっこうなおじさんだけど、「たき火」が好きな人で、今でも定期的に人を集めては、河原なんかで「たき火」したりしている人です。
物語の中でもたき火するところ出てきたでしょ。そういう楽しい人が書いた文章だから、ちょっと普通はそうは書かないよね、っていう文章が出てきます。気が付いた?

 例えば、6ページです。4行目。「7月の沖縄の太陽は真っ白な砂浜のあちこちで、爆発しているみたいに光っている」。沖縄は南の島だから、日本の中でもっとも暑い地域の一つです。だからもう太陽が爆発しているみたいにあついんですね。そういう気分を「太陽があちこちで爆発している」って書いたんですね。

 8ページ、4行目を見て下さい。
 うまくて、うまくて、わらいいたくなるようなソーミン・チャンプルーを作ってやるからな」。これも面白いよね。笑いたくなるチャンプルーって、どんな味がするんだろう。
 こういう風に、普通は使わない言葉通しを結びつけると、とっても面白い言い方になることがあります。
「ヤドカリ探検隊」では、「太陽が砂浜で爆発する」とか「笑いたくなるほどおいしい」っていう言い回しね。

 じゃ、ちょっと私もやってみよう。「涙が出るほどからい」・・・じゃ普通だから、「頭が波打つほどからい」っていうのはどうかな。うーん、今一つですねぇ。評判が悪い。じゃあ・・・「悲しくなる風」・・・前よりましかなぁ。7テン。
 思いもかけない言葉を結びつける、これは「言葉を増やす」いい練習になります。ちょっとあなたもやってみて下さい。こういうのは、私なんかより、あなたの方が得意かもしれないな。

 今度は教科書の16ページを開いて下さい。

 後ろの方に「朗読しよう」とあります。ちょっと初めの部分を読んでみるね。

 「朗読するときには、自分が読みとった文章の内容が、聞く人によく分かるように読むことが大切です。」

 うーん、そうか、でもなんだか難しいねぇ。自分が読みとった文章をよく分かるように読む・・・ってどういうことでしょう。具体的な例として、「ヤドカリ探検隊」の書き出しの部分を使って、もう少し説明があります。17ページの後半から少し読んでみましょう。

 最初の文に出てくる「浩と守」は作品の主な登場人物、また、二つ目の文の「無人島」は作品の舞台となる場所なので、聞く人によく分かるように、はっきりと読む必要があります。三つ目の文では、初めて出る「勇三おじさん」を印象づけるように読みます。

 なるほど、そういうことですか。つまり、人の名前や、場所などは、注意してゆっくり読もう・・・ということなのね。
 それから最後の一行、「内容を読みとり、大事な言葉に気を付けて朗読しましょう」とあります。そりゃそうですね、それはわかるんだけど、でも、どれが大事な言葉か分からないから、困るんじゃない。ねぇ。

5,  じゃ、ここで「どれが大事な言葉か、わかんない」という人にも、朗読が上手に出来る方法を教えてあげましょう。

簡単です。二つあります。まず、人の名前や地名ははっきりと読むこと。それはさっきも出てきたよね。

じゃ、二つ目。二文字以上の漢字(つまり「熟語」)が出てきたら、そこはゆっくりと丁寧に読む。それだけです。それならできるでしょ。だいたい、大事な言葉だから「漢字」でかいてあったり、「カタカナ」になったりしているんだなあ、そう思って読めば大丈夫です。
「内容を読みとる」なんて堅苦しく考えずに、「漢字」や「人の名前」、それに「カタカナ」に気を付けて、そこはゆっくり読めば、あなたはもう「朗読の達人」です。何度かそうやって読んでいると、自然と内容も分かってきます。「朗読」が苦手だったら、まずそうやってみてください。
 で、お願い。そんなことを考えながら、「ヤドカリ探検隊」をもう一回、少しずつでもいいですから、最初から最後まで、読んでみて下さい。

「名前や場所、それに二文字以上の漢字、熟語がキーワードです。やってみて下さい。
「上手な朗読の仕方」はわかったけど、でてきたその肝腎の「漢字」が読めない? あーら、それは大変。しっかり漢字の読み方や書取も、やっておかないとね。

to index