[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック



外食雑記A

お店2

 シアトルは海辺の街ですから、シーフードは豊富です。ウォーターフロントにある「アイバース」はクラムチャウダーで有名ですし、Jack's Fishの向かいにあるLowell'sも各種シーフードが豊富。シアトル雑記1でも登場したパイクプレイス・マーケットは各種食品満載の市場ですが、大きな魚屋さんが大きな魚(笑)を売ってますし、鮭一匹注文すると「ハイヨッ!」と店頭から店の奥に鮭を放り投げるのを見ることができます。お土産にはスモークサーモンが最適です。

 小食の僕が初めてのお店で常に心配したのは「量が多いんだろうなぁ…」ということですが、意外に普通です。お店によっては巨大な皿に大盛りの料理が出ますが、そういう場合はDoggy bag(持ち帰り容器)を貰って持ち帰ります。ダウンタウンから離れるほど、量が多くなって値段も安くなるような気がしますが、そこんところはトーキョーも同じですね。カフェラテの同じSカップなら一割増しってところでしょうか。コーラの巨大さはよくいわれることですが、たしかにグランデ(Lより大きい)サイズを頼むと、一升瓶抱えてるみたいでオカシイですね。

 僕が通っていたマレー・サテ・ハットというマレー料理店は、マレーはもちろん、シンガポール・ベトナム・タイ・中華も網羅したアジア全般料理屋さんでした。初めて行った時はメニューも見ずにサテ(焼き鳥)ご飯食べて美味しかったので、次はメニューをじっくり見てみると「Hainamese chicken rice海南鶏飯」の文字を発見。中国の海南島の料理の一つで、鶏丸ごと茹でてそのスープでご飯炊いて、ご飯とほぐした鶏肉を皿に一緒に盛ってある料理です。鶏肉に生姜醤油つけて食べるのですが、さっぱりしていてとても美味しい。ご飯には鶏のエキスが染み込んでますから、栄養満点です。アジア系の店員さんに「あなた中国人?海南島から来たの?」と聞かれて、「日本人だけど」と答えると、「日本人もお米食べるの?」と聞かれました(笑)。

 シアトルで和食といえばチャイナタウンのはずれにある「たこ八」を愛してました。ここは、ご飯もの・麺類・定食全部揃いますから、まるで北千住(東京)の定食屋に入っちゃったみたいでなごみます。ちょっと夜はコワめの場所にあるものの、よく注意すれば大丈夫でしょう。ここは日本語ももちろん通じますし味も日本とほぼ変わりません。オバサンが「チップ置いていきなさいよっ!」と若者を指導している風景もステキです。よく、日本から来た友人各位がアメリカ料理に飽きた頃連れて行って、「日本と同じでしょ?」と確認してました。もう一軒、たこ八の近所にフォート・セント・ジョージというレストランがあります。ここはインテリアが日本の喫茶店みたいで豚生姜焼き定食なんかが食べられます。もちろん日本語OK。

 シアトル雑記@で書いたアジア・エクスプレスの親父は、顔も声も僕が渡米前にお世話になったシダさんという方にそっくりで密かに「シダさん」と呼んでましたが、ある日面と向かって「シダさんお茶」と日本語で言うと「イヤァップ」と返事してお茶持ってきてくれたので大笑いしました。英語で「僕が何と言ったかわかった?」と聞くと、「日本人が食後に注文するのは茶だろ?」とさすがアジア系の察しの良さを見せてくれました。シダさんは「ご飯少なく」と言っても大盛りにしてきたり、「辛いぞぉ〜」と持ってきたモンゴリアン・ビーフが全然辛くなかったり、テイクアウトで頼んだのに皿に盛ってきたり。どうやら調理を担当する奥さんとのコミュニケートがうまくいってないか、シダさんのボケのようでした(笑)。

 モンゴリアン・ビーフで思い出しましたが、学校の隣に、店名忘れましたが…モンゴリアン・バーベキューのお店がありました。サラダバーみたいに各種肉・野菜・麺が並んでいて、それを好きなように皿に盛り、タレ(自分で調合もできる)をかけて焼き係のオジサンの所にもってゆくと、直径1.5mほどの巨大な鉄板でそれを焼いてくれます。焼くとカサが減るので、オジサンは「もっと持ってきなよ」と教えてくれます。ハワイのインターナショナル・マーケットプレイスの中にも同じような店があったのですが今はどうか知りません。シアトルのお店はおよそ10ドル前後で思い切り食べることができますから、大食いの人にはうれしいお店です。ただし、味付けに失敗すると泣きますね。

 今思い出したのですが、シアトルで「ケンタッキーフライドチキン」には一度も行かなかったですね。学校のそばにひっそり淋しげにケンタくんはあったのですが、日本で食べても同じだろうと思い行きませんでした。なぜか日本であまり縁のなかったマクドナルドは、Secret Records君が「日本で売ってないケイジャン・チキン・マック美味いっすよ」というのでトライしてみると、けっこう美味かったのですね。ですから、ケンタッキーも日本では売ってないメニューがあったのかもしれず、それは惜しいことをしました。

 今や日本全国400店舗を超えるスターバックスはシアトルが本拠ですから、ほぼ毎日楽しんでました。ウォーターフロントにある創業本店(ここはテイクアウトのみ、どうやら売却決定らしいです)にもよく行きましたねぇ。シアトルズ・ベストコーヒーもタリーズも制覇。街角にあるどんな小さなカフェやスタンドも見逃さずに味見を続け、学校のあるブロードウェイのスタンド(屋台、ですね)が一番美味しいと判明、日参しました。三度目に「カードに名前書いておけば10杯目に1杯タダになるよ」と言われてメンバーになりました。行くたびに「ヒマな時にスピーキング・パートナー務めてやるからさ」「今話してくれてるじゃん」という会話があって、常連の客がいると「こいつと話してやってくれよ」と紹介してくれました。帰国までの約2ヶ月間で飲んだカフェ・モカ38杯。最後のタダ分まで残り2杯をクリアできそうもなかったので、「帰国するんだよぉ」と言うと「いつまでもカードとっておくよ」と言ってくれた、とてもいいヤツでした。ニューヨークと違って人々はとても親切で、その感覚はハワイに近いものがあります。シアトルのほうがいくぶん洗練されてますけどね。

 僕はここでお店紹介というより、人物紹介をしようと思いました。全然紹介しきれてませんが、もし皆さんがシアトルに訪れた時、僕と同じように親切で暖かい人々に出会えることができると信じています。



シアトル に戻る