[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」



カフェ

 シアトルには素晴らしいカフェがたくさんあります。僕がもっぱら通っていたのは、Pineストリート沿いのBauhausというカフェ。ここはシアトル大学と僕の通っていたSCCC(学校の稿を参照)二つに近いということもあって、学生や教授がわんさか。通り沿いには骨董屋やアートの店が多いことから、スノッブな人々も多いように感じました。一階は禁煙で、吹き抜けの二階は珍しく喫煙可。一階には思い切り難しそうな蔵書が壁一面にあり、レポ−トを書く学生が参考書にしていたようだし、二階は薄暗くて音楽ガンガンで煙草の煙モクモク。たまに聞こえてくるスラングに耳を澄ませ、どこから来たの?と聞いてくる学生に愛想よく答えてると1時間くらいはすぐに経ちますし、流れている曲が自分の好みならおしまいまで聴いてることもよし。コーヒー一杯で何時間居ようと誰も何も言いませんから、夏休みの一時期、ここで音楽聴いたり手紙書いたり本読んだりで、連日朝10時から夕方4時までいたこともあります。冬は寒いだけでなく、気が狂いそうなほど毎日雨が降り続きますから暖かい室内で暖かいコーヒーを、夏は快晴の空の下、外のテーブルで日焼けしつつ冷たいコーヒー飲んでボーッとしましょう。

 我が国の喫茶店との相違は、コーヒーが安いこと。ブリュード・コーヒー…つまり普通のコーヒーは巨大なマグになみなみ入って一杯80セント(約100円)程度、ラテやカプチーノでも2ドル前後です。基本的に飲食や生活必需品は安い、というのがシアトルのみならずアメリカの現実ですから、これ以上高かったら誰もコーヒー飲まないでしょう。カフェにはサンドイッチやビスケットはありますが、思いっ切り美味いか思いっ切り不味いかどちらかですね。Bauhausのパンやビスケットは美味かったですよ。たまに前日の作り置きらしい固いシナモンロールがありましたけど、「コーヒーに浸して食えばいいか」って、僕の方がアメリカ人化してましたからまぁOK。

 一概に言えないのですが、カフェでは、カフェラテ・カプチーノ・アメリカーノ・カフェモカ等々を楽しむことが出来ます。ドリンクのバリエーションはほぼ日本と変わりませんが、能書き垂れの多いシアトルでは「ホイップ多め」とか「ミルクをノンファット(無脂肪)に」や「いいや、ミルクではなく豆乳に」などの注文が細かくできます。また、それに応えることができなければ、一人前のバリスタではない、と考えられているようです。ヌルいと思えばそう言えばいいし、泡がミルキーじゃない、という理由で作り直せ、と言った人を見たこともあります。うまくないからってあっさり帰っちゃいけないんです。客が店を育てるってこともあるんですね。

 我が国では皆無の、街角のラテ・スタンド…つまり、「コーヒー屋台」もシアトルにはあります。大きなチェーン店から独立した人や独学でコーヒー職人になった人がやってるケースが多いようですが、さすがに「職人」ですから多少値段は高めですがコーヒーはウマい。スタスタ街歩きをして渇いたノドには嬉しいもの。何度も通って顔見知りになれば名前も味の好みも憶えてもらえ、何も言わずに金さえだせば美味しいコーヒーが飲めます。まぁ旅行者には無理ですが…。

 余談ながら、僕がカフェで学んだことは、「くしゃみをすると、Bless youと言われる」こと。God bless youの略ですが、ブレッシュくらいに聞こえます。知らない学生さんに聞いたら、「くしゃみは悪魔のいたずらで起こるもので、だから神の加護を」と祈ってあげるそうです。だから、くしゃみをしてBless youと言われたら、Thanks! と返したいものです。


さて、落ち着いたら 大騒ぎ しよう

SEATTLE に戻る