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住まい2

 僕が暮らした家にまつわる細かい点を。
 僕が暮らしていたのは、ダウンタウンからバスで10分ほど、ワシントン湖の「浮き橋」に近い築90年の木造(2×4)の一軒家でした。1階に30畳前後の広いリビングと12畳大のキッチン、バスルーム、そしてベッドルームが3つ。ここを男性3人が占拠。地下には女性が居住で、2つのベッドルームと2つのバスルーム、6畳大のリビングがありましたが、ここは自転車置き場と倉庫代わりに使ってました。屋根裏もあって、そこも倉庫にしてました。
 地下は2人で2つのバスルームでしたから良いのですが、僕ら1階の男性は3人で1つのバスルーム。幸い、Timが18時前・僕が21時・Brentが23時、という棲み分けができていたので問題ありませんでしたね。キッチンは5人で1つでしたが、こちらも皆が少しずつ時間をずらして利用していたので、キッチン大混雑ということはありませんでした。男女一人ずつがヴェジタリアン(菜食主義者)でしたから、僕の作った食事に反応したのは雑食のTim。彼は日本滞在経験もあり、日本食が大好物。僕がカレーなんか作ってると、「う〜ん、カリー!」と言って部屋を飛び出してきたりも。カツ丼・チャーハン・ラーメン他なんでもOK。作りすぎた時はいつも「Tim!」と呼んでました。
 僕は最初、屋根裏に上がる階段脇の三畳大の小部屋に住んでました。家賃は1ヶ月250ドル+共益費25ドルの275ドル。10ヶ月後、広い部屋に移ってからの家賃は300ドル+25ドル。敷金に相当する1ヶ月分のセーフティ・デポジットを払ってましたが、最後の月の家賃に充当してもらいました。家主が近所に住んでましたので、家賃は小切手を机の引き出しに入れておいて集金に来てもらってました。
 余談ながら、我が国で小切手を使うのは主に企業ですが、シアトルでは個人が日常的に小切手を使います。今はデビットカード(銀行のキャッシュカードがクレジットカードのように使える)が普及したので使用頻度は下がりましたが、銀行口座自動引落しというものがないシアトルでは、今でも小切手を郵送します。

 「住まい」の稿でも書きましたが、基本的に他のルームメイトの生活には一切干渉せず、しかしながら困ってる奴がいれば助けてやる、というのが暮らしのお約束です。例えば、僕がTimにご飯をごちそうすると、TimがRoseをグリーンレイクまで車で送っていき、RoseがPattyの汚れ物を洗い、PattyがBrentに野菜をあげて、Brentが僕の宿題を手伝ってくれる…という互助体制もありました。
 僕は日本で一人暮らしの経験がありませんでしたから、シアトルで住居を選ぶに際しては、多人数が一つ屋根の下にいることと家賃が安いことでシェアハウスに決めました。シェアパートメントですと、もし女性がルームメイトになると気を遣うだろうなぁ…という心配がありましたが、シェアハウスの経験からすると大丈夫でしょう。たまたま一緒にいるルームメイトの性別が「女性」というだけで。性別よりもむしろ大切なのは、相性じゃないでしょうかね。相性が良ければ男女の別は関係ないと思います。

 末尾ながら家の探し方ですが、@不動産エージェントに頼む、Aフリーペーパ(無料配布の情報誌)で探す、Bスーパー等の掲示板を見る、C口コミに頼る、という方法があります。@は物件豊富なものの手数料を取られますし、Aは不動産エージェントが出稿している場合と個人がルームメイトを募集している場合があります。個人の場合、直接会って話をしてから確かめる必要があります。Bは完全に個人ベースです。数はそう多くありません。Cは居住期間が長くなると自然発生的に物件の情報が耳に入るようになります。転出する人が誰かに「俺出るけど誰か入居する奴いない?」と聞く場合もあります。また、外を歩いてると「部屋貸します」の看板があるので、電話してみるのもいいでしょう。



住まいが決まったら 食べ物モロモロ を心配してみる
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