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ベランダ堆肥作り

○2005年11月現在、堆肥作りは行っておりません○

○「堆肥」とは、わら・草・家畜糞尿などの廃物を積み重ね、発酵させて作る肥料です。落ち葉利用の「腐葉土」や、牛糞・鶏糞を完熟させたものが有名ですが、数メートルの高さに原料と発酵促進材を交互に積み上げて、十分に発酵させて作る堆肥は、個人が素手で作るには規模が大きすぎて無理だと思われますので、僕はキッチンから出る生ゴミをバケツに積み上げて堆肥を作ってみました。

○材料は、野菜クズやコーヒー・茶の出がらし等々(肉や魚の残滓は除きます)・土・発酵材になる米ぬかや鶏糞・消毒用の消石灰と底に穴の開いた容器、を用意します。底から水分(液肥)が染み出すことがありますから、皿の上に容器を乗せるといいでしょう。

○右図のように、まずゴミから出てくる水分を吸収させるために鉢底に土を入れ、その上に生ゴミ・土と米ぬかを混ぜたもの・生ゴミ…と積み重ねていきます。生ゴミは水分を十分に切ってから投入します。およそ、手でギュッと握ってもポタポタ水が出ないくらいが目安です。大きなゴミは分解しにくいですから、細かく刻んで投入します。ハエなどがたかりますから、ふたの代わりにガーゼをかけて、ふたはピッタリせずに空気が流通するよう隙間をあけておきます。

○腐敗臭が強く感じられたら石灰を表面に蒔いておきます。コーヒーの出がらしは消臭剤としても堆肥の原料としても良質ですから、表面にまくといいですね(分解しにくい成分も含んでるそうです)。こうして、土・ゴミ・ぬかの順で容器がいっぱいになるまで積み込んだら、しばし熟成に入ります。春・秋なら1ヶ月ほど寝かせれば、ゴミは形を失い、立派に堆肥になると思います。冬なら3ヶ月ほどかかります。夏はそっくり腐ったりしますので、僕は堆肥作りを行いません。

○途中、底からかき混ぜるか、スペースがあればシートの上にあけて、中身をかき混ぜます。未発酵の部分に空気を入れてさらに発酵を進めるためです。再度容器に戻し、熟成を進め、ゴミが形を失って、匂いをかぐといい土の匂いがすれば出来上がりです。

○僕は、大型の鉢に、上記のように土・ゴミ・土…の順で鉢一杯になるまで積み重ねて、しばらく置いて、熟成したと思われる頃に一度切り返し(中身を下から上へ、上から下へかき混ぜる)を行いました。水分が不足していると思ったら木酢液の100倍溶液を散布、ショウジョウバエが発生したり異臭がしたら消石灰を散布しました。発酵材に鶏糞を使うとかなり臭くなりますが、ぬかの場合は少し酸っぱい匂いがするだけです。発酵が進むと酸っぱい匂いが強くなり、完熟するととてもいい土の匂いがします。

○本によると「発酵開始でかなり発熱(50〜60℃)する」と書いてありましたが、積み込む量が少ないことと、僕が堆肥作りをした時期が冬だったために、ほのかに暖かい程度でほとんど発熱しませんでした。温度を上げて雑草の種や微生物を殺す意味もあるようですが、僕の作った堆肥は発熱しなかったので、しばしばキノコが生えてきます(笑)。

○ゴミの上に重ねた土に白カビが生える場合がありますが、これは中で微生物が活発に活動し始めた証拠だそうで、気にしないでいいでしょう。青カビの場合は「腐敗」しているので、表面のカビを取り除き、消石灰をかけましょう。

○出来上がった堆肥を水に溶いたものに種まきして「発芽検査」をしてOKなら堆肥として利用できます。この堆肥は元肥として使用できますが、果菜類などには化成肥料と併用するほうがいいようです。完熟していない堆肥はガスなどが発生して植物に悪影響を与えますから、安全策を取るなら空きプランターの土に1〜2ヶ月埋めて追熟してから利用するか、この堆肥にさらに鶏糞や米ぬかを混ぜて再度発酵させてから土に混ぜて、種まきや苗を植えるといいでしょう。

○庭があるご家庭なら、庭の隅に穴を掘ってゴミを直接埋めてしまうのもいいみたいですよ。コンポストという容器を土に埋めて、ゴミ・土・ゴミ…と積み重ね、フタまで一杯になったらコンポストをスポッと抜いて、積み上がったものを混ぜて数ヶ月熟成させたら良い堆肥になるそうです。

○早春の「生ゴミ堆肥プロジェクト」でできた堆肥は、今年の春夏シーズンのナスに元肥として使用しました。昨年は化成肥料のみで生育させて、まずまずの成績でしたが、今年は初期の伸びはよかったのですが、開花・結実期に風に当たったり、液肥との併用のマッチングが悪かったようで、そこそこの出来でした。

○秋には再度、生ゴミ堆肥プロジェクトを再開する予定です。

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