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2006年2月

2月26日(日) スリーピー?
僕は休日でも早く起きるし、昼寝もしない。なぜならば、残り人生短いうえにやりたいことと楽しみが多くてグーグー寝ているヒマなんかないから。それでも疲れている日の食後にはソファでうつらうつらすることもあって、そんな時には必ず広告会社時代のことを思い出す。とにかく終電まで働いたりドンケツ校了間際には徹夜も辞さずの忙しい会社で、それでも時間をやりくりして皆で誘い合って飲みに行くのだが、宴が始まって30分もすると寝不足のためにテーブルに突っ伏して居眠りをする人が出始め、宴会終了間際にはほとんどの人が寝ていて終電を逃して半泣きで会社に戻って仕事したりした。徹夜明けに、他の社員が出勤する前に歯磨きしようと歯ブラシをくわえたままカーカー寝ている人もいたし、トレスコープという大きな作図機械のテーブルにもたれて寝ている思い切り短いスカートはいた女性社員を発見して、みんなで「見えるかな(何が見えるか僕にはわからなかったが)?」と後ろから眺めていたり。仮眠室がわりに使っていた会議室は「幽霊が出る」と噂になり、怖いから事務所の机の上で新聞にくるまって寝て、腰を痛めたりした。あの頃はどこででも何時間でも寝られたものだが、歳をとると寝られなくなるのは、寝るのも疲れるからなんだね。

2月22日(水) 再び音楽ネタで
非常に集中力の乏しい僕だが、中途半端に集中すると頭の中に音楽が流れる。それも途切れることなくずーっと。良く流れるのは、洋楽でもジャズでもなくてなぜか演歌で、「北の漁場」とか「兄弟船」とかが頭の中でガンガン鳴っている。僕の若きサラリーマン時代は、接待の二次会はうらぶれたスナックに行き、8トラックのカセットテープが音源のカラオケで歌を唄った。当然、民謡か演歌しか選択の余地はなく、隣り合った明らかにその筋の怖そうなオジサンが「よぉニィさん、演歌ってのはこう唄うもんだよ」と見本を見せてくれ、それを真似してコブシ効かせて唄うと「ニィさん上手いなぁ」と言われて仲良くなり、帰り際にいただいた名刺を見たら当時の会社の近所のマル暴対策課の刑事さんだったりした。僕の好きな演歌は前述のような男が主人公のものだが、当時の取引先のエライ方は、北に逃げた男を恨むでもなくじっと堪え忍んでいつまでも待つ女…なんていう歌を裏声も美しく、まるでヨーデルのように歌い上げていた。その歌声が頭の中に流れちゃうと、ちょっと仕事に支障をきたすんだな、これが。

2月17日(金) ジャズファンには反応してほしい
昔持っていたレコードは一部(CD化されてないとか品切れとか)を除いてなんとかほぼ全部CDで買い揃えた。そのうち、HOW'S EVERYTHING(渡辺貞夫ライブイン武道館)はCD化されたものの、一番聴きたかったMZURIという曲がカットされていて、完全版の発売を心待ちにしたまま「無理だろな」と諦めていたが、たまたまのぞいたamazonで完全版が発売されていることを知り、即座にオーダー。バリバリと包装を破いて聴いてみたら、MZURIは収録されていたものの、なんと肝心のジェフ・ミロノフのギターソロがカットされている…。あれをカットするなら1曲まるごと未収録のままでいいじゃないか、ドンッ!と机叩いて怒ってみたが、まぁこれは例えるならば、海老の天ぷらだと思って口に入れたら太い衣の中身がなくて尻尾だけついていた…というようなものなんですよ奥さん、いや奥さんじゃなくてもいいけど。そういうマニアライクな話はおいといて、渡辺貞夫さんの音楽は、とてもわかりやすい美しいメロディなので、ジャズのくくりにこだわらずに、広く皆さんに聴いて欲しいもんだ。

2月12日(日) 何が面白いんだか 
毎日たくさんのメールがやってくるが、さちこさんとめぐみさんと真美さんから毎日30〜35通もメールが送られてくるようになった。スパム・メールだけど(笑)。まぁ、こんなのは気にしないが、昨年11月には不思議なメールがやって来た。それは、二重三重のフィルタを通過し通常の受信箱に入ってきたし、後にも先にもこれ一通だけだったのでスパムじゃないらしい。タイトルは「私の研究にご協力いただけませんか?」というもので、僕の名前を知らないので当てずっぽうらしいのは「さちこさん」からのメールと同じだが、内容は実名・メールアドレス入りで、医学部女子学生であることを明かしたうえで、「決して肉欲的な意味でのお願いではありません」とは書いてあるものの、文面を総合すると極めて真面目で淡々と男性側は肉欲的になっちゃうかもしれない男女の秘め事を医学的に時間軸の変化に伴う記録・実践・体験をしたい、ということが書いてあった。しかし、研究のためとはいえ、不特定の他人によくもまぁこんなメール送れるもんだな、と思いましたね。まぁ、いたずらかもしれないけど。

2月7日(火) ふと思ったことU
すでに話せなくなった元英語使いとしては、中途半端な、あるいは妙な所だけ外国語、というのが気になる。たとえば、ミュージシャンなどのインタビューで「僕は○○さんをリスペクトしてます」なんてのがあるでしょ?なんで「尊敬」だけ英語なのか、そこのところが面白い。リスペクトを覚えたら、reverence(深い尊敬を表す)を覚えたり、respectを修飾するのはveryじゃなくてdeepであるってことを覚えると英語知識も深まるし広がるのにね。よく僕が聞かれるのは「どうしたら英語上達する?」ってことだけど、とにかく英語に慣れて英語に触れ続けることが大事…と答えるんだけど、僕は大好きなSteely Danの歌詞を理解したくて英語を続けたってところかな。チャン・ドンゴンとコミュニケートしたくてハングルを覚えるというのがきっかけならば、上達はかなり早いと思うんだけどな。で、今はリスニング(聞く)とリーディング(読む)はまだ少し苦じゃないが、スピーキング(話す)・ライティング(書く)ができないから、漢字を読めるけど書けない、っていうのと同じかな。だから、今は日本語でこうしてどうでもいいことをデスクライブしつつ、シュートしたピクチャーをリリースし、リスペクトするコンパニオンのHPを日々ピープしてるのだ。

2月6日(月) ふと思ったこと
銀座の裏町を歩いていると、前から「ハッ」とするくらいの美しい女性が歩いてきた。よく見ると、この人は大きなヤカンを持っていて、すれ違いざまに「フフフ〜ン♪」と鼻歌が聞こえ、とても楽しそうだった。運動会の帰りかな。その後食事を済ませて、カフェに入ると、前に並んでいた妙齢の女性のスカートの裾から盛大にレースの下着が出ていた。最近は「見せる下着」というのがあることを知ったので、ヘタに注意したら「どこ見てんのよっ!」と言われかねないので黙っていたが、下着は本来見えちゃいけないものだから、「下着的上着」と言うべきだな。裾から盛大に出るのは、僕の世代の呼称では「シミーズ(chemise:英or仏)」なんだが、今はそう呼ばないのかな。こういうことを話すと、英語と縁のない友人諸氏には「ふぅん」と言われ、英語使いには「そんな単語覚える前に他の英単語覚えれば?」という顔をされるが、どうも書きたいことが他に出てきたので話は続く。

2月2日(木) 「ほぅ!」と「ケッ!」
JR東日本の「We want Snow」というキャンペーンのCMに出てくる、華麗にスキーをするダチョウがずっと気になっている。ホンモノのダチョウが素直にスキーをするとは思えないが、さりとて人間が中に入ったヌイグルミだとするとヒザなどの動きが人間のものじゃないし、CGだとするとかなりのデキだと思う。よくできたCGには「ほぅ」と思うが、昨今のハリウッド制作モノはCGがチャチ過ぎてまったく見る気がおきない。僕は活字派+SFファンだから、CGはもとより原作をほんの少し変えられただけも腹立たしく、ブレードランナーの原作者でもあるフィリップ・K・ディックの名作短編「マイノリティ・リポート」の映画化(映画ファンにこそ、この原作を読んで欲しいと思う)では、主人公がトム・クルーズというだけで「お前らなぁ…」と思った。なぜならば、原作の主人公は引退間近の警察責任者だったからで、その物語の一番のキモを変えちゃったらなんにもならないのだ。すでにアイデアが枯渇(Shall We Dance?のリメイクで明らかだね)したハリウッドは、僕の愛する「エンダのゲーム」を映画化しようとしているらしいが、10億人を超えるといわれるSFファンを結集して、それを阻止しようと思っている。ハリウッドのことだから、チャチなCGであの素晴らしいSF世界を映像化するだろうし、「マイノリティ〜」のようにキモを変えてしまうだろうから。



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