小説の部屋

お気楽少女 ある日のトモリちゃん


2002/8/27 脱稿    

お気楽少女 ある日のトモリちゃん

                           タリカス
   

その1

第1章 朝の通学路

 東京都の西川区立松波第四中学校に通う友利未央は中学1年生である。西川区立松波第四中学校は閑静な住宅街にある中学校である。5月上旬のある日の友利未央は西川区立松波第四中学校の紺のイートンジャケット、凹型ベスト・プリーツスカートと白い丸襟ブラウス、足元は白い靴下という制服姿で二階の部屋から玄関に降り白いスニーカーをはいた。この中学生らしい大変かわいい制服はまるで友利未央のためにデザインしたのではないかと思うくらいによく似合っていた。友利未央は紺のイートンジャケットの胸に[友利未央]の名札と1年2組のクラス章を付け、スカート丈は規定の膝下5cmを守り、肩骨に届くようなカラスの濡れ羽色の髪をゴム二つ束ねにして輝くようなオーラを発している。友利未央は茶髪にしてスカートを短くし自分の魅力を損ねている松波第四中学校のマゴギャルたちとは一線を画していた。
 友利未央は幅3mの狭い道に面した一戸建てのドアを開け
「行ってきまぁーす」
と言って学校に向かう。表札に[友利]と書いてあり庭にさおが出ていてそこに母が洗濯物を干している。庭で柴犬のポチも尻尾を振って友利未央を見送っている。友利未央は自宅を出て住宅街の道を学校に向かい途中の角で待ち合わせたクラスメイトの長谷川茜と楽しげにおしゃべりをしながら登校する。お友達の長谷川茜もセミロングの髪がきれいなまじめそうな子である。長谷川茜が友利未央を「トモリちゃん」と呼んでいて友利未央のあだ名はトモリちゃんと分かる。友利未央たちのはいている白いスニーカーがいかにも区立中学生らしく肩にかけている学校指定で取っ手の長いMATSUNAMI 4と書かれた大きなスポーツバッグには何が入っているんだろうか。友利未央は学校で決められた黒いゴムで二つに束ねた長い髪と西川区立松波第四中学校のスカートを揺らしながら歩いている。友利未央と長谷川茜は昨日見たテレビや宿題やったかなどを話題にしていた。
「ねぇ茜ちゃん、数学の宿題やった?」
「やったぁ」
「負の数の計算って時々プラスだかマイナスだかわかんなくならない?」
「なるなるぅ」
「6問あったけれど半分はあやしいわぁ」
「こっちは全部だめそう」
と二人は笑った。
「そういやトモリちゃん、昨日の歌BAN見た?」
「見たぁ。Q.T.5かっこよかったよねぇ」
「うん、あたしは5人の中でRYOが好き。トモリちゃんは?」
「へぇ、茜ちゃんはRYOが好きなんだ。あたしはKENが好き」
「来月出るニューシングルのためにおこづいためなきゃ」
「あたし今月プリ撮り過ぎてお金もうない」
「トモリちゃん、そんな撮ったの?」
「うん、こないだ6枚撮った」
「そりゃお金なくなるわね」
「買いたい服もあるし」
「どんな服?」
「ピンクのパーカー」
「あっそれかわいいかも。トモリちゃんに似合いそう」
「そうでしょう。だからすごく欲しいの。あとデニムのミニスカートも欲しいし」
「Q.T.5のニューシングル買うためにがまんしなきゃ」
「そうよねぇ。がまん、がまん」
「トモリちゃん、好きな人いるの?」
と長谷川茜が不意に尋ねた。友利未央は本当は同じクラスの男子が好きなんだけど
「いないよぉ」
と答えた。
「そう、あたし好きな人いるんだぁ。でね、どうやって告白るか考えているの」
と長谷川茜が言うと友利未央は
「茜ちゃん、えーっ、誰?、だれ?!」
と友利未央は目を輝かせて長谷川茜に尋ねた。
「ううん、やっぱ聞かなかったことにして」
と長谷川茜が話をそらそうとする。
「茜ちゃん、だれにも言わないからあたしにだけ誰が好きかこっそり教えて」
「えーっ、トモリちゃんおしゃべりだからダメ」
「あたしおしゃべりじゃないよぉ」
と友利未央は口をとがらせてみせた。長谷川茜はしかつめ顔で
「トモリちゃん、ここだけの話だからね」
と長谷川茜が念を押す。友利未央は
「うん。絶対に内緒」
と答える。
「じつはね」
「うん」
「あたしが好きなのは」
「うん」
「トモリちゃん」
「へっ?!」
と驚く友利未央。
「もぉまじめに聞いて損したわぁ」
と友利未央は長谷川茜の肩をはたいた。
「トモリちゃん、今井さんているでしょ」
「うん」
「今度小村井に告白(コク)るんだって」
「えーっ」
「よく同じクラスの男子に告白れるよねぇ」
と長谷川茜が言うのを聞いて同じクラスの男子に思いを寄せる友利未央はギクっとした。
「もしフラれたらあと10か月同じクラスで過ごさなきゃいけないのにどうするのかねぇ」
と長谷川茜に言われて同じ事を考えていた友利未央も返事に困った。
「でもいいなぁ、告白る勇気があって。あたし絶対ダメだわぁ」
「あたしも。好きだけど告白れないのってつらいよねぇ」
「あれっ、トモリちゃんは好きな人いないんじゃなかったっけ?」
と長谷川茜に言われて友利未央は「しまったぁ」という顔をした。長谷川茜は友利未央の左腕をつつきながら
「誰なのよ。トモリちゃんの好きな人って」
と長谷川茜はニヤニヤしながら言う。友利未央は真っ赤になってうつむき何もしゃべらない。
「同じクラスの男子よね」
「ちっ、違うもん。同じクラスの男子じゃないもん」
と大あわてで否定するが長谷川茜は
「ふーん、でも好きな人がいることは認めるわけね」
と言われ友利未央は「あっ」と思った。
「もしかして上級生?」
と言われ友利未央はぶんぶんと首を横に振った。
「なるほど、1年生の他のクラスにトモリちゃんの好きな男子がいるわけだ」
長谷川茜の巧みな話術に乗せられ友利未央はどんどんドツボにはまっていく。
「まぁ、いいわ。トモリちゃんの好きな人はいずれきっちりと調べちゃうから。あたしがその人とくっつけてあげようか?」
「いーです、茜ちゃんが間に入るとロクなことないから」
「そんなことないよ。恋のキューピットの茜ちゃんにオマカセ」
と二人は恋バナをしながら歩いてゆく。
 いくつかの角を曲がり友利未央たちはやがて松波第四中学校前に続く広い通りに出た。朝の時間だけに勤め人やゴミ出しをする主婦などが路上に出ている。友利未央たちは真っ直ぐに歩道を学校に向かう。その通りを歩く松波第四中学校の生徒の中には男女で手をつないだラブラブの中学生カップルやカバンから鏡を取り出して前髪を直しながら歩いている女子生徒、学校指定のスポーツバッグに好きなアイドルの名前を落書きしてある子もいるし中学生といっても友利未央のようなまじめそうな子からマゴギャルまでいかないが茶髪にしてスカートを短めに切っている子までいろいろいる。同じ制服を着た多くの女子中学生が道を歩いているが友利未央が一番かわいいのは誰の目にも明らかだろう。松波第四中学校では学年ごとに昇降口を分けているので複数ありそれぞれが別の階段につながっていた。友利未央たちは松波第四中学校の南門から入り1年生の昇降口に消えていった。

 松波第四中学校は正門と給食室に業者が搬入する時に使う給食室通用門が敷地の東側に、2,3年生のいる校舎に面した北門が北側に、プールと体育館にはさまれた西門が西側に、1年生昇降口に面した南門が南側にある。このうち西門は主にプールや体育館を休日に地域住民に開放するときに使用され授業のある日に生徒が登校に使用することはなく、生徒たちは南門か北門から校内に入りそれぞれの学年の昇降口へ校内を歩いていく形になっている。南北いずれも生徒の登下校時間帯は開いているがその他の時間は防犯上の理由で閉じられている。松波第四中学校の敷地の西・東・北側は道路に面しておりこのうち西・北側は幅2mくらいの生活道路で正門のある東側が片側1車線の広い通りに面している。南側は民家に接していて民家の間に南門への道が割り込む形になっている。松波第四中学校の各門にはI小学校の児童殺傷事件の後遺症で門扉に「ご用の方は必ず職員室にお寄り下さい」と書いてあるが有刺鉄線が巻いてあるわけでもないから「やなこった」と乗り越えるのは簡単だ。I小学校の児童殺傷事件以来西川区立中学校では学校内の警備を各校強化しているらしいがハードが伴っていなくては簡単に侵入でき何の役にも立たない。松波第四中学校は閑静な住宅地にあり古い家に交じり今風の3階建ての新しい住宅が建ち並び松波第四中学校の生徒もその子女であるケースが多い。古い家もあるがたたずまいから察するに古くからの住人でなさそうだ。建て売り住宅なのか色違いの同じデザインの家が建ち並んでいる。建築に制限でもあるのかマンションは松波第四中学校のすぐ近くには少ない。松波第四中学校の校舎3階からは新西川駅近くのマンション群や首都高速西川線の高架が遠くに見える。松波第四中学校から少し離れた道を1時間に1−2本都バスが走っており松波第四中学校入口のバス停がある。ここには松波第四中学校園芸部が育てたフラワーポッドが置いてあり季節の花々がバス待ちの人々目を楽しませていて放課後園芸部員が花の水やりに毎日水の入ったジョーロを持って手入れに来ていた。月に何回か松波第四中学校では総合的な学習の一環として地域清掃を行っておりその際はこのバス停やバス通りを白丸首シャツと紺のハーフパンツに身を包んだ松波第四中学校生がゴミを拾って歩く。その量は中学生たちが驚くほどにのぼり、学校に帰って地域清掃の時感じたことを生徒たちに書かせている。生徒たちは感想文に
「地域清掃のおり、地域の人々から『がんばってるね』と声をかけられてうれしかった」
「なんで大人は道にゴミを捨てるのか」
と書いていた。松波第四中学校の地域清掃に対して地元の町内会から松波第四中学校へ感謝状が送られ新聞の地方版や地域のミニコミ紙にも載ったことがあり感謝状贈呈シーンの写真とミニコミ紙の記事、生徒たちがゴミを拾う写真が学校玄関付近に来校者の目に付くようこれ見よがしに貼ってある。
 後日道徳の時間に地域清掃を振り返ってこの時に書いた感想文を元にやってみてどう感じたかなどを話し、班ごとに拾い集めたゴミの量を集計して黒板に班長が書いて集計表を完成させる。こうして具体的な数値にして清掃の成果を改めて振り返ると中学生たちも拾ったごみの数がいかに多いかが理解できる。
そして担任は場所によってゴミの量と種類が異なることを発見させ捨てる人の気持ちを考えさせる指導を行っている。

第2章 密室の中で

 今日は少し蒸し暑い日なので冷房の設備がまったくない松波第四中学校の教室の窓や引き戸が全開になっていて生徒たちもダレ気味だ。5月になり校内が蒸し暑いので女子生徒の1/3はイートンジャケットを脱いで凹型ベストのみになっている。1年2組の1時間目の英語、2時間目の国語が終り次は体育なので男子は隣の1組に移動し1組の女子が2組の教室に着替えにくる。女子生徒たちが入り終えるとそれまでずっと全開だった1年2組の引き戸が固く閉ざされ窓にはカーテンがすべて引かれた。松波第四中学校の教室の引き戸は曇りガラスになっていて廊下から中で着替えている女子の姿が見えないようになっている。教室前方の黒板には先程まで行われていた国語の板書がまだ残っており、その両側にある棚には道徳と美術の教材が積み重ねてある。廊下寄りの壁は掲示板になっていて学年通信、保健室だより、給食献立表のほか運動会のプログラム、班のメンバー表、各係の分担のほか、クラス各自の「私の目標」というB5の紙が一人づつ貼ってあり

     クラブをがんばる
     苦手な数学をがんばる
     遅刻をしない
     休まない
     クラスのみんなと仲良くする

などと書いてある。保健室だよりには、まもなく夏服の時季を迎えYシャツやブラウスの下に肌着を着ていない生徒がいるようだがYシャツやブラウスは吸湿性が悪いので衛生のためと肌着を着たほうが衣服内温度も低くなるのでYシャツやブラウスの下に肌着を着るように、と書いてある。各自の足元にMATSUNAMI 4と書いてある学校指定の大きめスポーツバッグが置いてありかがんで床に置いたカバンの中から体操着を出す女子生徒のしぐさが美しい。生徒たちは学校指定の白いスニーカータイプの上履きを履いていて松波第四中学校では名札の校章の色と上履きの白スニーカーのライン色はリンクしていて今年度は
 中学1年生:青
 中学2年生:赤
 中学3年生:緑
となっている。
 男子がいなくなり引き戸も閉められたので女子生徒たちは机の上に置いたスポーツバッグから体操着を取り出し着替え始めた。制服のままでいる友利未央は後ろの席の長谷川茜に
「トモリちゃんは着替えないの?」
と声を掛けられた。友利未央は今日の体育を見学するので
「あたし今日見学だから」
「トモリちゃん、今日アレなの」
「うん、そう」
「わかったわ」
と話した。友利未央は生理の事をアレと言う時恥ずかしそうな表情を見せた。長谷川茜はイートンジャケットを脱いでイスの背にかけスカートの下にハーフパンツをはいてからスカートのファスナーを開いて脱いだ。長谷川茜は脱いだスカートをたたんで机の上に置いて左肩のスナップを外し左脇のファスナーを開き凹型ベストも脱ぐ。ブラウス1枚になった長谷川茜はブラウスの下にピンクのかわいいキャミソールを着ているのが透けて見えた。
「茜ちゃんはブラウスの下にピンクのキャミ着てんだ」
「うん、ベスト着てるからわかんないし」
こういう場合普通は白を着るものだが松波第四中学校の夏服は凹型ベストを着ているからブラウスのみの夏服の中学校と違いブラウスの中に何を着ていても凹型ベストを脱がない限りわからないのだ。
「そういや、そうだけど」
「あーあ、あたしもトモリちゃんみたいに見学しちゃおうかなぁ。今日は体育バスケでしょ。なんかウザくない?」
と茜はコギャルのような口調で言う。
「そうよねぇ、シュート全然入んないしあたしもイヤ。だから今日は見学でラッキー」
「バスケって結構疲れるし」
「でもみんなでやると結構盛り上がるじゃん」
「でもその後社会だよ。歴史なんて聞いたら給食前だし寝ちゃうよ」
「確かに」
「そういや1組の山田がトモリちゃんの事好きらしいよ」
「ウソー!」
と友利未央が大きな声を出したからそばで着替えていた1組の鈴木梨香がスカートを脱ぐ手を止めて
「そういえば山田が友利さんのことを好きだって男子が話しているのを聞いたよ」
友利未央は思わず
「やだーっ!」
「どうやって告白(コク)るか考えているらしいよ」
茜が
「山田に告白られたらトモリちゃんどうすんの」
とニヤニヤしながら聞いてくる。
「えーっ、あたし山田ってタイプじゃない」
と言えば梨香は
「なんかあいつキモいよね」
「うん、なんかキモい」
と茜がうなづく。梨香は
「あいつって家で戦艦大和やガンダムのプラモデルとか作ってそうじゃない?」
「言えてる言えてる。きれいに色まで塗って棚に飾ってニヤけているタイプだよねぇ」
「えーっ、あいつってオタクなのぉー」
「告白(コク)られたらどうやって断ろうか」
「困るよねぇ、眼中ない男子に告白られるのって」
「下手に断ると山田ってストーカーしそうだしねぇ」
と梨香が言うと友利未央は
「やだぁ、どうしよう」
と深刻そうな顔で言う。
「でもまだ告白られたわけじゃないし」
「でも、あたしの事山田が変な目で見ているのかと思うと耐えらんないよぉ」
茜が
「毎晩トモリちゃんの事考えながら変なことしてたりしてね」
「イヤぁー」
「それってあるかも。どうせなら山田に『友利さんが山田のこと好きだって言ってたよ』って伝えてあげようか」
と梨香が言う。
「やーっ、そんなことしたら明日からあたし学校来ないからねっ」
茜はニヤニヤしながら
「いっそのこと山田とつき合っちゃえば」
「それだけは絶対イヤーッ!」
「今日の放課後下駄箱にラブレターが入っているかもよ」
「えーっ、あたし今日は下駄箱行かないで上履きで帰る」
と山田の片思いにすっかり友利未央は引いてしまった。
 他のクラスメイトを見ると着替えの時同性にブラジャーを見られないためなのか、白い丸襟ブラウスの中にだぶだぶの白いTシャツを着て登校し体育で着替えるときにその中でもそもそ着替える女子生徒が見られた。この子はブラジャーの上に直接白丸首シャツを着るので中に着ているキャミソールで防護している子とは事情が異なる。白いブラウスの下にブラジャーしかしていない子はブラウスをはおっただけの状態になり周りの女子生徒に下着姿を見られないように白丸首シャツを素早く着ていた。ホックでとめるタイプのほかにかぶりタイプのスポーツブラをしている子もいる。気が利いた女子生徒は家から体育の白丸首シャツをブラウスの下に着て登校しブラウスを脱ぐだけにしてあった。しかし長谷川茜はあまりそういう事にかまわない性格なので周りを気にする事なくブラウスを脱いで友利未央の目の前でピンクのキャミソール姿になると何事もなかったかのようにそれも脱ぎ1/2カップの白いブラジャーを友利未央の目にさらすと体育の白丸首シャツを着て着替えを完了した。1年2組の教室には女子生徒しか居ないから長谷川茜のように大胆な方法で着替える生徒もいる。中学1年生たちは茶髪ってる子はいても中学3年生のように制服を着くずす子は少なくまだまだスカートも長い。教室を見渡すと女子生徒の白丸首シャツの背にキャミソールやブラジャーが透けて見える。女子生徒の前に回ると発育途上の乳房が白丸首シャツを突き上げる胸のふくらみが目にまぶしい。つい2ヶ月前までランドセルをしょっていた中学1年生たちはまだまだ子供であるが、中学校に入って2か月たち精神的に大人になりつつある段階なので、こういう格好をさせるとこの年頃特有のエロスが漂う。
 長谷川茜は着替えが終わると友利未央に
「トモリちゃんお待たせ。体育館行こうか」
「うん、行こう」
と声をかける。
「なんで体育館あんなに遠いんだろうね」
「なんでかねぇ」
とボヤきながらまだ着替えている子の下着姿が廊下を通る男子に見られないよう茜は引き戸を細く開けて廊下の様子を見てから素早く友利未央と廊下に出て見学の友利未央は制服姿のまま長谷川茜と体育館に向かった。松波第四中学校の体育館は1年2組からは2,3年生の教室がある校舎を抜け渡り廊下を通って行かねばならないので早めに行かないとチャイムが鳴るまでに着けないのだ。(つづく)


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