Windows 2000 DHCP Server

for 216 Windows 2000 Network Infrastructure


DHCP Serverの概要

基本的にはクライアントにIPアドレスを動的に割り当てるサーバです。
その他にもデフォルトゲートウェイやDNSサーバのアドレスなど、様々なオプション設定を割り当てることができます。
DHCPサーバの操作は下記のようにDHCP管理ツールか、MMCでDHCPスナップインを使います。


DHCPサーバーのオプション種類

Windows 2000のDHCPサーバーには、以下の定義済みオプションがあります。

  1. サーバーオプション:DHCPサーバーのすべてのスコープとクライアントに適用または継承される
  2. スコープオプション:スコープ範囲のクライアントにだけ適用される
  3. クライアントオプション:指定されたアドレス予約を使って構成(MACアドレスと予約IPアドレスを関連付ける)されたそれぞれのDHCPクライアント(予約クライアント)にのみ適用
  4. クライアントオプション:上記1〜3の各オプション毎の[詳細設定]内で、さらにベンダクラスとユーザークラスで種類を限定したオプションを構成できます。

デフォルトで用意されているベンダクラス(ベンダごとに利用可能オプションが異なる)
DHCP標準オプション
Micorsoft Windows 2000オプション
Microsoft Windows 98オプション
Microsoft オプション

デフォルトで用意されているユーザークラス
デフォルトのユーザークラス
デフォルトのBOOPクラス
デフォルトのルーティングとリモートアクセスクラス

上記1〜3の各オプションは1から順に適用されていきます。複数のオプションに同じ項目で異なる設定がある場合は、あとから適用されるオプションが優先されます。
クライアント側に手動で設定されている項目については、これらのオプションよりクライアント側の設定が優先されます。


Active Directoryの承認

Active Directoryに不正なDHCPサーバが存在することを避けるために、DHCPサーバはActive Directoryの承認を得るように構成することができます。
ドメインコントローラーやメンバーサーバにDHCPサービスがインストールされている場合は、Active Directoryからの承認を得ることができます。
あるDHCPサーバがActive Directoryから承認を得ると、承認を得ていないサーバにインストールされたDHCPサービスは停止します。
ただしWindows2000スタンドアロンサーバ、Windows NTやサードパーティのDHCPサーバはActive Directoryから承認を受けることはできず、承認されなくてもDHCPサービスを起動してしまうので注意が必要です。


DHCPサーバーが登録するDNSリソースレコード

Windows 2000のDHCPサーバが動的に更新できるDNSリソースレコードは、
どのクライアントにIPアドレスをリースするかによって異なります。
もちろんDNSサーバに動的更新可能な前方参照ゾーンと逆引き参照ゾーンが構成されている必要があります。

Windows 95クライアントにリースする場合
DHCPサーバはクライアントのAレコードとPTRレコードを登録/更新します。
(「動的更新をサポートしないDNSクライアントの更新を有効にする」をチェックする必要があります)

Windows 2000クライアントにリースする場合
DHCPサーバはクライアントのPTRレコードを登録/更新します。
AレコードはWindows 2000クライアントが直接DNSサーバへ登録/更新します。

以下のDHCPサーバのプロパティ−DNSタブで設定します。


Windows2000 DHCPの圧縮/復元と修復

Windows2000のDHCPサーバにはDBを自動的に圧縮する機能があります。
コマンドプロンプトから圧縮を行うには、jetpackコマンドを使い以下のようなステップを踏みます。

  1. C:\WINNT\system32\dhcp> へ移動します。
  2. net stop dhcp コマンドでDHCPサービスを停止させます。
  3. jetpack dhcp.mdb <ファイル名.mdb> 
  4. net start dhcp コマンドでDHCPサービスを開始します。


DHCPのデータベースを手動で修復する場合の手順

net stop dhcpserver
move %SystemRoot%\system32\Dhcp\*.* C:\wk
del %SystemRoot%\system32\Dhcp\dhcp.mdb
copy %SystemRoot%\system32\Dhcp\backup\jet\new\dhcp.mdb %SystemRoot%\system32\Dhcp\dhcp.mdb
net start dhcpserver


Windows NT からWindows2000 DHCPへのアップグレード

Windows2000 DHCPサーバにアップグレードできるのは、Win NT 3.51以降です。
アップグレードにはjetconv.exe(edb500.dllが必要)を使います。Win NT 3.51のDHCP用のアップグレードツールとしてupg351db.exeが用意されています。

ただしjetconv.exeはコマンドプロンプトから直接実行することはできず、通常のWindows 2000のインストールではコンピュータにコピーされないため、expandプログラムを使ってCD-ROMのI386フォルダから%systemroot%\system32に解凍コピーし、拡張子をDL_からDLLに変更します。



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