シーズン’03 解禁釣行 2003,03,1〜2
  鍋

まあ予報は一週間前から出てたんだけどね。
 解禁しましたね。雨だけど。
でも、もう去年から決めてて盛り上がっちゃってたんだから、しょうがないじゃん。もうだれも止められないのよ。行くしかないのよ。2週間前に鍋もデポしてきたし。あーきついよー、寒いよー・・・。。
 ということで、基本的には楽だけどちょっと油断して落ちると死んじゃう林道三時間と、落ちても死なないけどかなりきつい下り山道30分を経て、雨中行軍訓練の前半が終了したとき、テン場で迎えたのはますますドシャ降りの雨でした。
 そもそも山の中に野営するのは山屋さんじゃない限り普通はとても暖かくなってからでしょう。第一、夏でも山んなかは寒いときがあるし、雨が降りゃあ寒いに決まってるのよ。そこを行っちゃうのが我々のアホがアホである所以、いわゆる筋金入りのアホなのよ。ふん。
3月の雨はやっぱり寒いのだ。  align=


寒くても、ビールは飲むのだ。


 と言うわけで、やってきました南アルプス解禁釣行。"忍者"寸又さんが大切にしているホームグラウンドでの初めての解禁です。寸又さん自身も、泊まりで解禁を迎えるのは初めてということで、例年以上に気合いが入っている。しかし、さすがに四時間近く雨の中を歩いてくると、身も心も冷え切ってしまう。早いところ釣りをして、お魚の顔を見たらさっさと焼酎のお湯割りを飲みたいのです。みんなでテン場到着の儀式をすませ、尻に根が生えないうちに釣りに出発。みなそれぞれ好きな場所に竿を出すも、寒さで体は震え、エサを付ける指先もままならない。えーいとにかく早く釣れてくれ。そうしないとますます強くなる雨の中で本当に死んじまうじゃないか。
 それに、なんか妙に食いもシブイね。あたりが小さくて、食いが浅い。何のためにこんなに奥まで来てるのだ。釣りが下手だから、すれてないお魚ちゃんに相手になってもらいたいのに、なんで釣れないのよ〜・・・!!
 なんてほぼ逆ギレ状態で竿を出し続けると、ようやく6寸程度のヤマトちゃんがかかりました。「あー、君は命の恩人だ。ホントーにありがとう。」とお礼を言って流れにお帰りいただき、「1尾釣れました、顔が見れたんでテン場に返ります。」とそのさんに伝え、全く協調性もなにもなくスタコラと一人テン場に戻ってさっさと着替えてしまいました。このとき、乾いた服ってなんてありがたいものだろう、ああワタシは今まで了見違いをしていた、いつも洗濯してアイロンを掛けてくれる妻に心から感謝をしなければ・・。などともうろうとしながら思ったものでした。


釣りはしてみるが・・・  align=


さすがは、
「元祖・やるじゃないか!!」


雨はだんだん強くなる・・・。
 ひとりテン場で人心地つき、焼酎の熱湯割りをグビグビやって体を中から暖めていると、しばらくして皆が戻ってきました。豪傑揃いではありますが、さすがに皆マイッチャッタナーという顔はかくせません。一足早く帰って来ちゃった後ろめたさもあり、皆に少しづつお湯割りを分けてあげながら、「早く着替えた方が良いですよ、カゼ引いちゃいますよ」などとまことに人ごとのように声を掛けると、それでも「ああ生き返った」と言ってくれたので、「そうでしょう一足先に準備をしといたのよ」と恩着せがましく言い放つ。
 さあ、宴会宴会。もう呑むしかやること無いのよ。早いとこ宴会始めるべー。時計を見るとまだ13:00前。「10時間は飲めるぜぇー!!」などとヤケクソになりつつ、それでも結構しっかり調達してきた各自の料理の準備が始まる。

雨のテン場


まずはこれ、お好み焼きはソースが決め手。
もちろん、「おたふく」ですよ。
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何のためのデポか。そう、この瞬間です。


最高級の神戸牛だよ。いくら??
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これこれ・・・


シャブシャブっと・・・・  align=


あ〜ん・・・


かはぁ〜っ!!  align=


で、この表情。


でも水はどんどん増えるのよね〜・・・  align=


悪夢が三度・・・・
 みんなそれぞれ楽しく宴会を過ごしていても、やはり心のどこかある不安。
そう、「雨マン」と一緒に渓にいる、という拭いがたい不安です。「なーに1時間くらいで止むでしょう」と何の根拠もなく言い放つ私ですが、言っている本人も決してそんなことは思っていません。誰かがそんなことを言わないと、やってられないのです。
 唯一の免罪符は「酒」。まあ街場よりはちょっとはマシだくらいの感じで、この魔法の飲み物によって今更ジタバタしてもしようがないこの状況をなんとか乗り切ろうと精神的にギリギリのラインを維持していた、というのが本音でしょうか・・。明るいうちから飲んでいれば、暗くなったらベロンベロン、それでも各自が暗黙のうちに「イザ」と言うときの体制をとりつつ、普段は会議の一つでもやっている時間に就寝です。
 ふと目を覚ますと午後九時半、いつか聞いたあの不気味な音。そう、アレです。タープをたたく
「○%&$△#=#×”!%’&$#”!!」
 表現しようのない単純で冷酷ではずむような楽しそうな音です。昨年の南ア大井上流、東北荒川源流、朝日の源流と、ご丁寧に行くとこすべてで体験させていただいた「山の天気は何とやら」実地テストの、いよいよ本番か?と思えるひどい降り、稲光つきときたもんだ。寝床のナベちゃんもさすがに起き出し、ヘッドランプで川面を照らしていました。
 「鰯の頭」とかなんとか言いますが、こうなったらさすがの私もかなり不安になってきて、真剣にテルテルボーズを作ってテントにくくりつけました。その後も降り続き、1時間ばかりたったでしょうか、ピタッと雨が止んだのです。


バカなが隊は温泉で待つ!!
 翌日はうってかわって信じられない青空。早速たき火を起こし、まっちゃん特製のスタミナ丼と豚汁でガッツリ腹ごしらえし、あとは毎度おなじみ「温泉ー!!」「生ーっ!!!!」の大退渓大会です。下流に入っているバカなが隊のみなさんを追いつつ、温泉で合流、隊長の盗撮攻撃にあいながらこの二日間がなんだったのかを深く振り返りながら温泉でグニャグニャになったのでした。


いーい湯だなー♪。


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