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| 31 December,2004 (Fri)
紅白歌合戦 |
知り合いの方のお宅で、午後3時半から紅白歌合戦を、日本とオンタイムで見る。その後8時からビデオでもう一度見る。やはりマツケンサンバUに圧倒される。
午前3時にまたTVで紅白が流れ始めたので、帰路に着く。
就職してから1度も紅白を見ていなかったのに、コッチに来てから各年度ごとの紅白をドミのビデオで何回も見て、歌っている。日本の年収めは紅白にあり、という気になってる。
紅白も見たし、充実した1年でした。よいよい。
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| 30 December,2004 (Thu)
仕事収め |
今日で今年一年の仕事は終わり。明日から「ジャパニーズ・イード」と称し、4日まで一緒の病院で働くミチコと共に休みをとった。
そんな浮き足立った状態でICUに行くと、呼吸器がピーピー言っている。のたうち回る患者と鳴り続ける呼吸器。何事?と1人あわてているのに、側にいる女医も同僚も全く関知せず。急いで着替えて患者の状態を見ると、気管チューブの先が痰等でつまっているらしい。まさに気道閉鎖の状態で、このままじゃ窒息してしまう。だから呼吸器も鳴っているんだし、患者ものたうち回っている。急いで麻酔科の医師を呼び、チューブの入れ替えをしてもらおうとする。
が、来たのは匹敵のモウロクじじい医師。肺の音を聞いて、「チューブはつまっていない」と言う。「チューブは抜かない。」と言い張る医師に、必死に訴え、「抜くだけ抜いてみて、新しいのを入れれば何の問題もないじゃない、このままじゃ死んじゃうよ!」ととにかく抜かせる。と、患者も苦しさから逃れ、自発呼吸を大きくスパースパーしている。新しいチューブを入れることなく、しばらく様子を見ることに。
と、じじい医師は、「チューブは何日かおきに交換しないといけなんだ。今回のように詰まってしまうからね。」と婦人科女医に説明している。説明できるようなことしてないじゃん。抜いただけジャン。ムカムカするも、患者の人工呼吸器がはずれたことがとってもうれしいので、ヨシとする。
しかし、モウロク医師はICUを出るときに「この患者に胃管チューブを入れろ。」と女医に言い放って出て行った。女医はシニアの医師に言われたものだからあわてて入れようとする。チョット待ったー!
気管チューブを入れているときは必要だったけど、抜いて呼吸が安定してきている今、必要性はない。明日からにでも食べられるようになるんだから・・。それを女医に言うと、「じゃ、やめようっと」という。この女医も何を考えているのかわからない・・。先ほど自分の患者が気管チューブを抜いている時だって、ナースステーションにいて、こっちを見向きもしなかった。患者に関心がない者が「患者を診ている」気分にならないでもらいたい。
後でモウロク医師が来て、「胃管チューブはどうした?」というから、「この患者に必要ないじゃん」と言うと、ムムッとして出て行った。勝ったね。
同僚はそんな私たちの戦いをハラハラしながら見ている。私の意見に賛同してくれ、時に通訳をしてくれるけど、モウロクじじいに反抗的な意見は自分では言わない。言わないとココの医療は変わっていかないので、私の2年は何だったのだろう・・となってしまう。発言を恐れるな!ま、無理かな・・
今日は、ツッツー兄が日本へ帰る日。滞在中全くお会いできなかったので、ご挨拶をしにアーリー邸へ行く。皆でカレーうどんを食べて、兄らを見送る。
その後、餅つき組みに交わり、餅を食べる。う〜ん、お腹いっぱい。暴飲暴食が危険な頃だわ
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| 28 December,2004 (Tue)
ケンカ |
朝、クロワッサンを食べていく。そんなにおいしくなかった。やはり、ドンクには負けるよ・・
仕事に行くと、呼吸器の患者がいた。婦人科の患者で、14歳。子供を産んだ。すごい。
けど、呼吸器と自分の呼吸が合わなくてゲッホゲッフォしている。呼吸器の設定を見ると、明らかにおかしい。これじゃ、患者がかわいそうだわ・・ 試しに同僚と相談していじくらせてもらう。と、患者はようやく眠った。今の彼女に休息は大切。麻酔科の医師に相談すると、「これじゃ、回数が低くてダメだ。こうだ!」とまた患者の自発呼吸をなくし、異常な呼吸回数設定にする。「なぜ自発はダメなの?」と聞くと、「自発なんかないじゃないか」と言った。
はえ?今自分で肺の音聞いていたじゃないかー!呼吸器と自発呼吸の違いもわからないのかー!呼吸器にも出てるだろうがー!それで麻酔科トップだっていうから笑っちゃう。何度このモウロクじじいの医師に患者を殺されたか、殺されかかったか・・。下っ端の医師も私の意見をわかっているのに、モウロクじじいの後ろに隠れて私に応援を送っている。お前が言えー!
そんな怒りもあり、今度こそは死なせたくないこともあり、大喧嘩。ま、結局医者が勝つんだけど、今までは誰も応援してくれなかったけど、今回もケンカ中はしてくれなかったけど、終わったあとに「君に賛同するよ」と何人かが言ってくれたので、心は晴れやか、ではない。やはり、患者が死なない方向に持っていこうよ、皆さん。
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| 27 December,2004 (Mon)
クロワッサン |
本日、二日ぶりに仕事に行くと、患者は誰もいないのだが、すさまじいICUの汚さ。なぜこんなことに?この2日間、誰も掃除をしなかったのか・・ なぜツバが床に・・ 炭が床に・・ 血だらけで惨劇状態で、とにかく掃除。休日は結構急患が多く、忙しいもの。2日間中2人死亡。 確率的には高いぞ。
帰る途中、通勤路がデモで封鎖されていたので、ドミトリー近くの新しいパン屋さんへ行く。そのパン屋のクロワッサンを先日1口食べたのだが、おいしかったのだ。こっちのクロワッサンは、形はクロワッサンだけど、バターロールの味にバターロールの硬さ。サクサクふわふわ感がない。 が、この新しいパン屋のクロワッサンはサクサク感があり、今までパキスタンで食べた中ではかなりいける。
先日、「おいしかったよ」とミズキちゃんに言ったら、彼女は「でもね、ドンク(DONQだったかな)のクロワッサンを食べてみてください、ほんとにおいしいんだから」と言う。そりゃ、そんなステキなパン屋があったらここまで来ないよ。
パキスタンのパンと日本のパンなんて、誰も比較しちゃ〜いないのさ・・。ミズキちゃん、わかってよ。
ドンクのクロワッサンには及びもしないパキスタン最高峰のクロワッサンを3個買って帰る。
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| 26 December,2004 (Sun)
休肝日 |
ここ連日の飲みっぷり食べっぷりを休ませる為、昼過ぎまで寝て、夕方からまた寝て、夜中起きてしまう。フっと本にハマってしまい、朝5時就寝。ん?これでいいのか、お肌の調子・・
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| 25 December,2004 (Sat)
クリパ! |
朝帰ってきて、眠る。昼ごろ電話で起き、ちょろっと二日酔いでシビれて、夕方よりクリスマスパーティー参加。焼肉大放出で、美味しいクリスマス!食べた後は、歌えや踊れや。はい、今日も朝まででした。
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| 24 December,2004 (Fri)
クリスマスイヴ |
仕事に行くと、呼吸器の患者が1人いた。が、血圧も低いし、心電図上も波形がおかしい。急性心筋梗塞で倒れたらしい。
そんな中、もう1人呼吸器要請の電話が入ったが、あいにく埋まっているので断る。これが第二内科女医マダムの耳でも入ったら、即刻呼吸器を切られ、今の患者は死亡し、新たな患者が入ってきてしまうだろう。オソルベシ。
新たな患者は他の病院に転送になった。手術中の事故らしい。え、また?噂だから明確ではないが、女の子の開腹手術中、頚部を圧迫しすぎて低酸素脳症による心停止までいったらしい。そこに至るまでなぜ気がつかない・・。頚部圧迫は点滴を抜いた後の止血目的らしいが、定かではない。オソルベシ。
どうも、こうゆうことしか書いていないが、良くなって退院する患者も大勢いる、たぶん。
今日はクリスマスイヴ。久しぶりに大使館でテニスをして、アーリー邸で5人の隊員でパーティー。後にナルミも参加し、酔いつぶれた。雑魚寝で、朝帰り。う〜ん、ステキなクリスマス。
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| 23 December,2004 (Thu)
JICA忘年会 |
今日は、患者もいなく、掃除をして、ゆっくり過ごす。同僚は、義兄の入院関係で忙しく病院中を歩き回っていた。久しぶりのマルマル1日患者がいない日だった。
今日は、JICA事務所で安全対策協議会があり、その後歓迎会兼忘年会を行った。こんな機会ももうないだろう、とすっかり帰国モード。今日、任期中のすべての生活費を銀行から引き落としてきた。まだ銀行とのバトルは残っているが、そこもまた、シミジミとしてしまい、帰国モード。うーん、しかしまだ報告書を出していない・・。早く書かないと、どんどんやることが溜まっていってしまう・・。
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| 22 December,2004 (Wed)
結婚直前の強行結婚 |
今日仕事に行き、ここ4,5日休みを取っていた同僚と久しぶりに会う。休みはどうだったか?と聞くと、「最悪」と答える。何なに?と聞いてみる。
同僚の旦那の兄弟、義弟がラホールで結婚する為、木曜日にラホールへ行った。夜中に着いてみれば、新郎となろう義弟と知らない女が義父に叩かれていた。義弟は、彼の従妹と結婚する予定であったのに、前日に他の女と婚姻届を出していた。叩かれていたのはその女。
なので、新婦をはじめ、親戚一同ラホール(バスで4,5時間)へ行ったのに、結婚式は中止になった。これは、一大事。と、義弟の不貞に対して、義兄が心臓に負担がかかり、心筋梗塞を起こす。こちらにトンボ帰りして、即入院。私の病院、CCU(心臓疾患集中治療室、ミチコ勤務)に入った。
その後、同僚は休暇を利用して、義兄の入院介護をしたらしい。なので、せっかくの休暇をぜんぜん寝ていなくて、子供との時間も持てなかったと言う。
そして、その不貞を働いた義弟は、すでに離婚届の1回目のサインをしたらしい。
こちらの離婚は、3回旦那から離婚を女性に言い渡したら、それで成立。ただ、その際サインする離婚届の日付は、3回とも別の日でなければいけないらしい。
どちらの花嫁(1人は候補)も、今回のことで心に傷ができたね〜と話し合う。このゴタゴタで離婚を1回言い渡された花嫁と、結婚直前に花婿に逃げられた花嫁。ああ、なんでそんな強行な手段にでたのだろう・・。「卒業」じゃあるまいし、前から話し合っておけばいいのに・・。
今日は、イロイロ考えさせられた日だった。
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| 21 December,2004 (Tue)
催涙ガス |
今日、仕事に行くと、スズメがICUにいた。清潔区域のICUにすずめ?あり得ない・・ 皆で追い出しにかかるも、すずめも徐々に疲れてきて、床とか歩いている。そんななか、ICUの前を通った掃除のおじさんが、「おれがやる」といってシーツを振り回し、蛍光灯をガッシャーンと割って、ナースステーションを暗くさせた。おじさん、すぐに退散。蛍光灯の処理をしている間に、すずめは出て行った。
仕事中、JICAより連絡があり、「エアポートで催涙ガスが撒かれるほどのデモがあったようなので、近寄らないで下さい。」とのこと。空港の隣に位置するこの病院。これ以上近づけない。
仕事の帰り道、今まで見たこともないほどの機動隊と警察官が道を埋めていた。何事?途中の道は閉鎖されているし、今日は何かあったんだろうな〜。任期中で最大の機動隊数だった。 にしても、催涙ガス、怖いな・・。
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| 19 December,2004 (Sun)
クリパ? |
今日は、昼間より大使館の方のお宅にて忘年会をする。その方は年末年始を日本で迎えるため、早々にこの会を開いてくれた。公邸料理人の方の料理をご馳走になったりして、お酒も入りかなりいい気分。
そんな中、ある中華料理屋のクリパがあるというので参加。が、クリスマスパーティではなく、ニューイヤーパーティだった。あれ?宣伝と違う。。
そこでは、白酒(パイチュー?)というお酒を頂く。かなり強く、これまたいい気分になってしまう。
その会がお開きになり、また大使館の方のお宅へ舞い戻り。歌えや踊れやの騒ぎになり、久しぶりに「シビレ仲間」にも会い、ご機嫌で帰宅。最後に残ったのは、酔い踊る皆の汚い写真だった。
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| 18 December,2004 (Sat)
歓迎会 |
今日仕事に行くと、昨日直ったばかりの人工呼吸器が使われている。使用しているのは、50歳女性で心疾患があったため突然の心停止で他の病院から運ばれてきていた。うーん、人工呼吸器、快調。よしよし。
今日は新隊員歓迎会。パキスタン料理で宴をする。あと3ヵ月ですが、よろしくお願いします。風邪気味なので、2次会はパスして早々に帰宅。寝る。
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| 17 December,2004 (Fri)
適当な・・ |
今日は、人工呼吸器を直す日。昨日、外科の医者からカンパしてもらい、修理費として100ルピー(約200円)集まった。といっても1人の医師から。
そのお金で、ICUを取り仕切る麻酔科の医師が(彼が100ルピーぐらい出せば早い話)、フューズを買ってきて、古いやつと入れなおした。すると、直った。修理費、30ルピー。
修理屋の見積もりでは17万円。60円ですんだぜ〜。修理屋もホント当てにならない・・
そして、そのフューズ交換だけど、3種類のアンペア違いを2個変えるんだけど、買ってきたアンペアが違っていた。なのに、繋げちゃってるよ・・ そうゆうので適当だからすぐ壊れちゃうんだよ・・
文句を言っても聞き入れてもらえず、そのまま試運転ゴー。動いた。直った。
ま、動いたから、いいか。って、よくないよ・・
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| 16 December,2004 (Thu)
あれよあれよ |
本日、満床。が、あれよあれよという間に1人になった。皆、状態が良くなったので病棟に移るのでいいことなのだが、少なくなればなったで、さみしい。
ま、3台中3台故障している人工呼吸器の修理に専念できるというもの。といっても私がするわけではないが、口は出せる。医師が来て、ドライバーで開けるところを鍵で無理やり開けようとするので、それじゃ今後使えなくなり、また故障のもとだと言う。それは口出すところだろう。まあったく先のことを考えない人たちだ・・。
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| 15 December,2004 (Wed)
4床+1ストレッチャー |
本日の患者数3名。昨日の重症患者が1人死亡していた。と、今日も入室要請があり。婦人科と外科。2人も入れないので、耳鼻科の軽症患者を病棟に移そうとするも、耳鼻科なんて普段来ないから、「まだ安静が必要だ」なんて臆病耳鼻科医師は、その患者を重症扱いする。そうこう言っているうちに、患者が来てしまい、ベット4床に対して、患者5人。1人、ストレッチャーの硬い寝心地悪いところにいる。耳鼻科よ、出て行ってくれ・・
今日の夕飯は、餃子。餃子の皮を日本から直送で持ってきてもらう機会があり、私の手作り餃子50個完成。にんにくタップリの私好みの味となり、かなり美味しい。いい嫁になりそうだ。
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| 14 December,2004 (Tue)
あれよあれよ |
昨日、帰る時には患者がいなくなっていたのに、本日仕事に行くと、2人の患者がいて、あれよあれよと言う間に満床になった。忙しくて片時も座るときがない。そんな時、600床を抱える我が病院唯一の人工呼吸器が壊れた。うがー!
手で人工呼吸をしながら、他の病院への搬送手続きをして、すぐに搬送。バッタバッタのすさまじさ。
最後に入室した患者のことなんて、皆、目もかけていない。おいおい、この人血圧50なんですけど〜 死んじゃいますよ〜
とにかく忙しかった。
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| 12 December,2004 (Sun)
忘年会 |
朝、二日酔いで起きる。寝不足のはずなのに、気持ち悪さで目が覚め、そのまま出かける。
本日は、ジャパニーズ・フィルム・フェスティバル?だか何だかで、日本映画をパキスタンの人々に見てもらう企画がある日。二日酔いを押して、見に行く。
映画は、「たそがれ清兵衛」英語題「The Twilight SAMURAI」。英語字幕だから、宮沢りえが、「うれしゅうございますぅ」なんていう言葉を、「I'm very happy」なんて書いてある。味気ない・・。
その後は、日本人会大忘年会。今回は、会員だけのヤツ。大人だけのお酒ありの楽しい会だった。ただ、二日酔いなので、迎え酒となり、ビールをコップに3杯ぐらいで酔っ払う。
今年こそは、と狙った福引は、エアロビクス1ヶ月無料券。まだまだ運動してもいいらしい。よし、頑張ろうっと。
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| 10 December,2004 (Fri)
骨 |
本日の仕事後、バスに乗って帰る途中、フっと前に座っている女性を見る。彼女は、白衣を着ているので医学生だろう。こっちの医者や医学生はなぜか外でも白衣を着ている。特に女性。病院の菌や、外界の菌などを撒き散らさないでほしいものだ。
で、その医学生の彼女が、半透明のビニール袋にニョキニョキと2本の大腿骨を入れて、抱えていた。大腿骨頚部などしっかりしている、人骨と言われれば人骨のような骨。たぶん、たぶん、牛とかのなのだろうけど、そんな物をビニールから突き出して持ち歩かないでほしいものだ・・。 パキスタン、面白いぞ・・。
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| 8 December,2004 (Wed)
そんな医療事故が・・ |
昨日と打って変わり、本日は病棟が落ち着いている。世間話や雑務をこなす。
その世間話のなかに、私の健康診断の休暇中に起こった医療事故の患者の話になった。
28歳女性。3日前に出産。3人目の子を無事に産んで、出血が多くて貧血気味だったので輸血をした。医師がまず輸血を10滴患者に滴下して、様子を見る。と、体に異変が生じたのでステロイドなどを打って対処した。その後、また輸血再開。即死亡。 うおおおおぉい!何のためのはじめの10滴だ?ステロイドはなぜ打った?なぜ異変のあった血液を再注入するーーーーーーーー?
その心拍停止状態でICUに運ばれてきたらしいが、心臓マッサージして心拍再開、人工呼吸器をつけるも、1日後に亡くなった。この恐ろしい医療ミスはあってよいものか?新米看護学生とかではなく、医師免許をもった医者の仕業。輸血だから、輸血する予定の血と患者の血の相性を最初に輸血部で確認しているはずだから、輸血部にも問題あり。けど、異変に気づいて、それでも続行はないでしょう・・
パキスタン医療、これでいいのか!!!? よかない〜
が、いいこともあった。私の前の同僚、タリバンの妻ナシームが今月から隣の眼科病棟スタッフとして復活し、本日夫婦連名で私に誕生日プレゼントをくれた。涙がでるほどにうれしかった。
ナシームは、結婚誓約書にサインして夫婦となったあとに、子宮外妊娠で開腹手術となった。その際の処置不手際で人工呼吸器までつながり、左半身麻痺が今でも少し残っている。 こちらでは、いくら結婚誓約書にサインして法律上夫婦でも、結婚の儀式がしっかり終えるまで夫婦の契りを結んではいけない。しかしナシームは結んでしまった。そして彼女は周りのスタッフから「死んじゃえばいい」なんて言われていたのだが、治ってしまって、公然の夫婦となってしまえばもう誰にも何も言わせない。 送り迎えをタリバン夫にしてもらい、仲良く暮らしている。彼女らの恋から約2年でようやく幸せな時が訪れたのではないだろうか・・ めでてーめでてー
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| 7 December,2004 (Tue)
エゴ |
4日ぶりに仕事に行く。と、左足切断の患者は健在。消毒の時だけオラウータンのような声を出していたのが、さかりのついたネコになっている。ヨシ、良くなっている。 そうなのか・・・?
そして、もう1人整形外科の患者で左大腿骨骨折の患者。この人は、全身状態が良いので、手術まで何も心配することナシ。
あと1人、17歳男子で、37%熱傷(ヤケド)患者がいた。診た瞬間、危ないと思えるほど呼吸も、血圧も状態も悪かった。見る間に血圧が下がり、呼吸が止まり、心臓も停止した。なのに!医者が、人工呼吸だけ始めた。なぜ? 心臓マッサージは?と指摘すると、「もう彼は亡くなっているんだから必要ない」と言う。え、じゃあ、人工呼吸も必要ない・・。 そのうち、「アトロピン、アドレナリン打って!」と言ってくる。は? 心拍の再開は望んでいないんでしょ? 打つなら心臓マッサージしなよ! その旨を伝えると、人工呼吸は家族の為にする、心臓マッサージは患者の為にしない、薬は家族の為に打つと言い放つ。うおおおおおーい、なんじゃその理由は!? 薬はないから家族から買ってきてもらうんだぞ?知っているのかー!緊急薬品を配分してもらえないICUと知ってのことかー! 患者の、家族の、誰のためになるのだ?医者の為だろうが・・・ 医者がこれだけ頑張りました、っていう証拠がほしいがために薬や人工呼吸をして、熱傷のある胸に触りたくないから心臓マッサージをしないで、麻酔科の医師を待って死亡確認して、死亡が確認されたら、「薬はもういらない」と言い出す。
何ナノ? 自分で死亡確認も出来ないくせに、簡単な事だけして、面倒くさいことはしないで、患者のことは考えず、自分のことだけで処置を決める・・・。あー、やってられない・・ そのあとの患者の家族の嘆きようはすごかった・・ 17歳だから前途もあり、30名ほどの親戚一同が集まったのか、ICUにあふれるほどの人がドットおしよせて、泣く、泣く、泣く・・・ 私も思わずこぼれてしまうほど、悲しい現場となった。 患者の生命維持に対して何が出来たわけじゃないけど、誠意ってものが感じられないココの医療に腹が立つ・・。
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| 6 December,2004 (Mon)
一粒 |
今朝、ノンビリ起きて、テニスに行く。あら、平日なのに、なあ〜んてステキな朝なのでしょう。 昨日の腹下しも治り、朝から爽快な気分。久しぶりのクラブテニスもガンガン走りまくる。 と、帰ってきて、お風呂に湯を溜めてノンビリ入って、健康診断の結果を聞きに行く。
そう、今日は公休で健康診断結果を聞きに行く日。ああ、なんてすばらしい。
結果は、すべて正常。当ったり前だ!と思いながら家に帰り、パキスタン製ビールを空ける。およ、唇に異変が・・・
一粒のヘルペスができており、さっそく、薬を飲み、軟膏を口につける。コレを怠れば、巨大なヘルペスに唇がおかされる。ああ、おそろしや・・・
とにかく、ヘルペスが出来たら、キスができないので早めに寝る。あれ、相手がいないのだから、関係ないのだ・・・ 寝る。
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| 5 December,2004 (Sun)
一転 |
昨夜、かなり幸せな気分で眠ったのだが、夜中からお腹の調子がおかしくなり、幸せから一転して、トイレとベットの往復で忙しくなった。今日予定されていたメディカルキャンプもシブシブ休む。何も食べず、1日ベットで過ごす。あら?なぜだ?
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| 4 December,2004 (Sat)
隊員総会&誕生日 |
3時間睡眠で半年に一度の隊員総会へ。白熱した議論の為か全く眠気もなく、無事総会終了。これで最後かと思うと少しさみしい・・かな?
バトミントンを終えて、ドミトリーで「カレーを食べちゃって、残り少ない」と言われている中、ドミに到着するとろうそくの明かりだけが点いていて、皆が歌で迎えてくれた。私の27歳の誕生日を、同期をはじめとして多くの人に祝ってもらった。あまりのウレシさに、ウルウル。最近涙腺弱いんだから・・
カレーとビーフシチューを皆で食べ、ケーキカットして、紅白ビデオでカラオケる。
家に帰ると、メールとステキなプレゼントが届いており、今年は最高の誕生日だった。感激で1人号泣。ほんとにありがとうございました。
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| 3 December,2004 (Fri)
最後の健康診断 |
今朝は、ゆっくり起きても良いのだが、緊張して早く起きてしまう。今日は、パキスタン国内最後の健康診断。前回2回とも検便採取のため、自分の便を手づかみしているので、今度こそは!と意気込んで見る。
まず、尿だけ摂り、その後裸でインターネット。そうするとなぜか快便。本屋に行くと便が出たくなる心理と一緒だろう。 玄人たちから教わった方法で無事採取成功。便器の隣にペーパーを敷いて、そこにするというもの。確かに確実だ。 が、今日になって気がついたが、以前ランブル鞭毛虫をお腹の中に飼った時に、薬を飲んでいなかったので、今回もいる可能性あり。すっかり共存生活が気に入っていたので忘れていた。あれあれ、今回もランブル出ちゃうよ、と思い、思わず少なめに便提出。さてさて、結果はどうなるかな・・
その後、恒例のフレンチクラブでランチをする。が、半年楽しみにしていたワインがなかった。フランス人のセレブたちは持ち込みでワインを飲んでいた。ああ、楽しみにしていたのにな・・ ビールをあおる。
久しぶりに大使館テニスへ行き、がっちり運動した後は、JICAで懇親会。日本からお客様が来ているので、どんな夕飯が出てくるのかと思いきや、カレーがなくてローチィーだけがある5品のビュッフェ。普段パキスタン料理を食べていないJICA職員が頼んだに違いない・・ パキスタン料理で美味しいものは、カレーです。ってか、カレーがないと始まらないでしょ
夜、飲み直し。運動会の反省などなど話しているうちに午前様。お、私の誕生日、と言うことでちゃっかり祝いの乾杯をしてもらう。ありがとうございます。
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| 1 December,2004 (Wed)
師走 |
今日から師走。だからか、今朝からグっと冷え込む。冬の到来だな〜
仕事に行くと、以前ICUスタッフでタリバンの嫁になったナシームが来た。薬のせいで太ったという彼女。終始涙目で話していた。結婚式直前で手術を受け、人工呼吸器までつけて、左半身麻痺と視力低下になり、死亡説まで流れた彼女。今はダンナとその家族とで4人で病院の近くに住むようになったという。明日から眼科病棟で働き始めるとのこと。まだ左手にシビレが残っているみたいだけど、大丈夫だと言う。ああ、また一緒に働けるのか、と思うと本当にうれしい。頑張れ、ナシーム。
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