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Pelargonium triste (L)L'Herit.
[ syn. millefoliatum,filipendulifolium,daucifolium]

普通名:Night Scented Pelargonium,"Kaneeltjie","Rooiwortel"
産地:南アフリカ・ケープ半島南西部・西部:冬季降雨地帯
Section:Polyactium
蒔き時:秋
主な生育期:冬
休眠:有



Chiltern seedsから購入した種から育てた苗のうち、タイプの違うものが育ってきましたので記録を分けました。 最初に開花したものは仮に1号とし、後から育ってきたものを2号とします。"Pelargoniums of Southern Africa"を見るかぎりでは、2号が本物のトリステ,1号の方はP.anethifoliumの間違いという可能性もあると思います。(04.02.26記)


・P.triste1号

97/11/13,外種皮のまま3粒播種(用土不明)、発芽率良好(3/3)
97/?? ,春以降、戸外で管理
99/04?,初開花。縁が黄色で暗紅色のなんともシブイ花です。

tristeの花
99/08, 再び開花。花は夜の間だけアリッサムのような甘い香りを放ち、昼間は花びらは開いているものの香りは全くしません。
しばらく静観したけれど結実しない(虫が受粉している様子が無い)ので、綿棒で自家受粉させましたが、数粒しか結実しませんでした。(花の写真をクリックするとアップの写真が出ます)
( 99/08/04 撮影)

99/11/15, 夏の猛暑以降、葉数がどんどん減ってかなり弱っている様子。鉢の置き場所を変えて様子を見ることにしました。
99/11/17, とうとう葉が全部枯れてしまったため、根元をそっと掘ってみると直径3cm程度のサツマイモ形のイモがいくつか出来ているのを確認しました。食用にも利用されるとのことですが、年数を経るともっと肥大するものなんでしょうか?

tristeの根1
(99/12/08撮影)
tristeの根2
 

99/12/08,その後変化は無く、やはり休眠に突入したモヨウです。昨年冬は葉数は減ったものの休眠までは行かなかったのでかなり不安です。イモを掘り上げて、少し切り離してポット3つに植えましたが休眠から覚めるのはいつになるのでしょう? 植え付けたポットは試しに1つだけ戸外に置き、2つは室内の窓際に置きました。

tristeの新芽
(00/01/27撮影)
tristeの新芽2
(00/02/07撮影)
tristeの新芽
(00/04/01撮影)          

00/01/26,暮れに植え付けたポットのうち、室内組の1つから小さな新芽が出ているのを発見!(^o^) なんとか無事休眠から醒めてくれたようです。もう二度と目を醒まさないのではないかと心配していたのですが、これでひと安心です。後ろの方に写ってる枯れ木のような部分が去年の茎です。

00/02/07,新芽が伸びて、見憶えのあるニンジンの葉のような形になってきました。根元からもう一本、葉が伸び始めています。

00/03/31,戸外に置いていたポットに新芽が出てきました。(^o^) 無事に越冬できた......と思ったのも束の間、先日の暴風雨の際外に出しっぱなしだったため、腐ってしまいました。うぇーん。(T◇T)

00/04/01,室内組のポットのその後の姿です。順調に葉数が増えています。
00/06/09,順調に育っていた株ですが、カゼでダウンしている間に水切れさせてしまい、葉がすっかり枯れてしまいました。(T◇T) 大ショック。


室内で越冬した残り1つのポットは目覚めないまま枯れてしまったのだと思ったので、ポットを片づけようとひっくり返してみたら、発根はしていないもののイモ自体に水気もありまだ生きているようです。もうしばらくこのまま様子を見ることにしました。

triste4
(00/09/29撮影)
triste5
(00/11/02撮影)

00/09/21,休眠中のイモの先に、小さな緑の新芽が見えています。今度はうまく育ってくれると良いのですが...。
00/09/29,新芽がびよーーんと伸びてきました。本格的にお目覚めのようです。(^^)
00/11/02,葉が広がってきました。
01/04/16,順調に葉数が増えてきています。

tristeの蕾1
(02/03/14撮影)
tristeの蕾2
(02/03/27撮影)
tristeの蕾3
(02/04/11撮影)

02/03/14,ベランダで越冬した株の新芽部分が、ちょっと気になります。もしかして蕾〜?
02/03/27,やっぱり蕾でした。99年の夏以来です。久しぶりー!(^o^)
02/04/11,花茎が伸びてきました。

tristeの蕾4
(02/04/21撮影)
tristeの蕾5
 
tristeの蕾6
(02/04/25撮影)
tristeの蕾7
(02/04/27撮影)

02/04/21,花茎がながーーーく伸びています。蕾の先から花弁がほんの少し覗いていますので、開花間近だと思います。
02/04/25,花弁の色が見えてます。まだかなまだかな〜。
02/04/27,ここ数日、夜になると様子をチェックしてるのですがまだ咲きません。今日こそ咲くか!?

tristeの花2
(02/04/29夜撮影)
tristeの花3
(02/04/30昼撮影)
tristeの花4
(02/04/30夜撮影)
tristeの花5
(02/05/01昼撮影)

02/04/29,昨夜まで開花は見られませんでしたが、今夜やっと開花しました。久しぶりの香りです。(*^^*)
02/04/30,昨夜開いていた花は、朝になると閉じていました。前回は確か昼間も開きっぱなしだと記憶していましたが。咲き始めは開閉するのでしょうか?

tristeの花6
(02/05/01夜撮影)
tristeの花7
(02/05/02昼撮影)
tristeの実1
(02/05/09撮影)
tristeの実2
(02/06/06撮影)


02/05/01,やはり咲き始めは開閉するようです。前回の開花に比べると色が薄いような気がします。
02/05/02,昼間でも開きっぱなしになりました。
02/05/09,放っておいても結実しないので、手で受粉させたものが結実しはじめました。
02/06/06,実が熟してきました。

tristeの実2
(03/05/21撮影)

03/05/21,やっとタネが旅立つ瞬間を撮影成功。毎年結実率が低く、なかなかこの姿を撮影することができませんでした。開花中の強風のせいなのか、今年はいつになく実っています。



・P.triste2号

tristeの種

triste6
(00/12/28撮影)
triste7
(01/01/21撮影)
tristeの根4
(01/04/16撮影)
tristeの根
 

00/12/14,タネが入手できたので、再度種まきすることにしました。種皮の一部に傷を付け7時間吸水させた後,播種。用土=軽石+ピートモス+パーライト。室温18℃前後
00/12/26,1本目発芽。
01/01/21,本葉2枚になりました。
01/04/16,本葉2〜3枚。植え替えの時に根を確認したところ、根が太り始めていました。 triste10
(01/07/14撮影)

01/07/14,暮れにタネ蒔きした苗のその後の姿です。もう1本あった苗は葉がすっかり枯れてしまったのでポットを片付けようとしたら、 太り始めたちーっちゃい根が残っていたので、ポットに戻しました。
01/10/09,7月にポットに植えた小さい根から新芽が出てきました。


triste12
(04/01/07撮影)
triste12の葉
 
triste2号の蕾1
(04/02/26撮影)
triste2号の蕾2
(04/03/11撮影)

04/01/07,00年の暮れに追加で蒔いた苗が大きくなってきましたが、育つにつれて1号と葉の感じが変わってきました。こちらの方は葉が白っぽく産毛も多いです。1号の葉は全くの無香ですがこちらはほこりっぽいような香りがあります。どちらも同じChiltern seeds産ですが花はどうなるでしょうか??
04/02/26,株の中心部に蕾のようなものを発見。
04/03/11,やはり蕾でした。それらしい形になりつつあります。

triste2号の蕾3
(04/03/27撮影)
triste2号の蕾4
(04/03/31撮影)
triste2号の花1
(04/04/01撮影)
triste2号の花2
(04/04/03撮影)

04/03/27,花柄はあまり伸びてませんが、蕾は大きくなってきました。
04/03/31,ついに花弁が。クリーム色です。
04/04/01,とうとう初開花です。クリーム色で下弁だけにうっすらと赤いラインが入ってます。なぜか花弁は4枚。日中は香りませんでしたが、夜になったらしっかり香ってました。
1号よりもフローラルな(花に”フローラル”って当たり前なんだけど)ふんわりとした香り。
04/04/02,夜になって2輪目が開花。今度は花弁がちゃんと5枚あります。写真は夜が明けてから撮影。花は日中も開きっぱなしです。

triste2号の花3
(04/04/22撮影)

04/04/22,引き続き開花中。今年は花数が少ないのではと思っていましたが、思っていたよりも花数が多いです。

MEMO:----------------------------------------------
この種はヨーロッパに最初に持ち込まれたペラルゴニウムだと言われているそうで、ペラルゴの歴史を調べようとするとたいがい登場する名前です。(1632年にジョン・トラデスカントによりイギリスへ持ち込まれたと言われている)

ケープ南西内部に自生しており、日陰でも耐えるとか?
花は夜間のみ香りを発しますが、葉は無香。
花色は、黄色い縁どりのある黒っぽい花から黄色い花までバリエーションがあるそうで、自生地ではごく狭い範囲でいろいろな花色が見られるそうです。 以前はその違いによりそれぞれを別種として扱った時期もあったようですが、現在では同種とみなされるようです。
P.rapaceum
やこの種の肥大する根はジャガイモのように食用にされるそうです。ジャガイモのように...とはどんな調理法なんでしょう?茹でて食べるとは聞いたことがありますが。どなたか詳しいレシピをご存知の方いらっしゃいませんか?(^o^)

またこの種の根には収斂効果があり、根の煎じ液は下痢や赤痢の薬に用いられるそうです。


・これまで育ててみた感じでは、この種は塊根性のペラルゴにしては割合多湿に強く育て易い方だと思いますが、台風等の大量の雨に晒すと腐ってしまいますので注意が必要です。


triste=暗色の
filipendulifolium=シモツケソウ属(Filipendula)のような葉の
millefoliatum=多くの葉をもつ
daucifolium=ニンジン(Daucus)のような葉の


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